砦なき者

2004年5月12日 読書
ISBN:406273964X 文庫 野沢 尚 講談社 2004/02 ¥620

今週からこの本を通学時の電車の中で読んでたのですが昨日読み終わりました。
こういう現実世界が舞台のお話を読んだのは久々だったのですがすごい引き込まれましたね。
自分が通ってた高校の近くが舞台だった話があったから、ってのもあるんだろうけどね。
すごい面白かったです^^

ものすごく大まかにあらすじを説明すると・・・
テレビ局のお話です。
それ以上はちょっと説明しづらいです>_<
まぁ自分の表現力がないだけですが。

TVの裏側とか番組が作られる過程みたいなものがちょっと分かります。
まぁ現実のテレビがあそこまでやってるのかどうかは分からないけどね。
でもそれに近しいものはきっとあるんだろうなぁって思います。
クレームを恐れて保守的な思考で真実を追究しないように仕向ける上層部とそれに逆らってでも真実を追い求める番組チームの考え方の書き方が面白いと思ったかな。
特に局長の保守思考はある意味この作品の中では1番人間的だよなぁって思った。
あと「本当の化け物は大衆の総意」って言葉にはすごい共感を覚えました。

他にも書きたいことはたくさんあるんですがどうも上手く書けそうもないのでこんくらいにしておきます。
こういう感想を書くのってすごい難しいんだなぁ、と痛感。
話すだけなら全然いけると思うんだけどなぁ^^;

とりあえずTVとかマスコミとかに興味がある人は読んでみると面白いと思います。
まぁ興味ない人でも面白いかも知れません。
もうちょい詳しく知りたいとか思った人はとりあえずこの本のバナーかタイトルをクリックしてAmazonのレビュー見るなりぐぐってみるなりしてみてくださいね。
少なくともここよりは有益な情報が入ると思いますよ。

ちなみに、このお話はドラマ化してるらしくそれも原作にけっこう忠実でよかったよ。
と母が言ってました。
ビデオがまだ残ってるようなので今度暇な時に見てみます。
ついでにこの前作にあたる(らしい)「破線のマリス」も読んでみたいなぁ。

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