ドラゴンクエスト6 幻の大地
2006年2月8日 ゲーム
Video Game エニックス 1995/12/09 ¥11,970
昨年9月下旬に行われた「ドラクエ8作連続RTA」に影響されて始めて、
暇な時に時にちょくちょく進めてきたこのドラクエ6ですが、
本日ついにクリアしましたあああ
にしても発売日って今から10年以上も前だったんですねぇ。
10年経った今でも普通に楽しめちゃう、これってめちゃくちゃすごいと思いません?
まぁそれは発売当時はまだ小学生だったからってのもあるんだろうけど。
当時の頭ではこの作品のやや複雑なストーリーは理解できてなかったしね。
どっちが現実でどっちが夢の世界なのかで弟とケンカしてたような記憶があります(笑
今こうして改めてやってみると、当時は分からなかったことが色々あって新鮮でした。
10年前と言うとまだ父親もゲームをやってた時代なので、
親の圧力もありあまり自由にはゲームできなかった時代だしねぇ。
僕自身はそれほどやり込むタイプでは(当時は)なかったし。
それでも不思議なことにダンジョンの正解の道や宝箱の位置とかはけっこう覚えてたんだよねw
この作品に関しては発売から間もない頃にプレイしたっきりだったのにねぇ。
と、そんな昔話ばかりしていてもアレなのでこの作品のレビューをしましょう。
事前にAmazonのレビューを見てみたのですが、そこでは賛否両論あるようですねぇ。
自分としては職業に関してはこういう形もアリかな。と思いますね。
確かに究極の域まで育ててしまうと、みんな同じようなキャラになってしまいますが、
今改めて考えるとそこまで育てるには物凄い時間がかかるし。
それ相応の時間を割く必要があるのだから、それくらいのボーナスがあってもいいかと。
ストーリー上のラスボスであるデスタムーアを倒す段階では、
頑張ったって上級職2・3個極めるくらいだろうからね。
ただ、全員が輝く息・ムーンサルト・ハッスルダンスを覚えちゃうと
他に何もいらなくなるのは同意。これは間違いなく作業プレイになるし飽きやすいね。
最終的にキャラクター固有の特技となると、バーバラのマダンテとアモスの変身だけっぽいし。
しかも理論上はマダンテもはぐれの悟りを集めれば全員覚えれるしね。
まぁ実際問題コレをするには何百時間かかるんだって話ですがw
そういう意味ではこれは確実にマイナス要因にはなるね。
ただ、ゲームクリアまでに限った話をすればなんにも問題はないと思います。
でも、ストーリーに関しては残念ながら自分も微妙だと思う点がいくつか。
その中でも1番強く感じたのは
「ムドーを倒した時点で冒険が1度終わってしまっている」
ということ。その時点で「魔王を倒すための旅」は終わってしまうので、
その後のイベントが印象に残らないと思いました。
実際僕も今回プレイする時に、クリアベールやホルストック、フォーン城やペスカニ、
マウントスノー辺りのイベントに関してはほとんど覚えていませんでした。
ただ、フォーン城のイベントはボスはミラルゴで、
こいつがベギラゴンを使ってきて厄介だったとか、
クリアベールで空飛ぶベットが取れるとかの断片的な記憶はありましたw
さらに、最初に魔王とされていたムドーを倒してから、
真の魔王であるデスタムーアの存在が認知されるまでの間が長すぎるんです。
だからその間のそれぞれのイベントが独立したものになってしまい、
それ故に印象が薄くなり記憶に残らないものとなってしまうと感じました。
これら中盤のイベントの数々を結びつける強く印象に残るようなイベントがないんですね。
その結果ムドーを倒した時点でプレイヤーがだれてしまい、
惰性でプレイするような感覚になってしまうのではと感じました。
また、真の敵であるデスタムーアが登場するのが遅いため、
どうしてもデスタムーアも「ぽっと出魔王」な印象が拭えません。
他の作品と比較すると、3ではバラモスを倒してからそれほど経たずにゾーマが出るし、
5なんかではかなり早い段階からミルドラースの名が出てきます。
また、8ではドルマゲスを倒した直後にゼシカがいなくなるという
プレイヤー的にも衝撃の大きい(と少なくとも僕は思う)イベントがあるわけですよ。
それによりラスボスの存在感の強さを出しているんだと思いますが、
こう言ったインパクトを与えるようなイベントが6にはないわけですね。
この点を加味してもやっぱり中盤が弱いという弱点がある気がします。
ちなみにこれは余談になりますが、アモスがちょっと不憫だと思いました。
主人公たちと同じ人間のはずなのに、エンディングでは一切出番がありません。
確かに仲間にするかしないかは選択肢1つで変わってしまうキャラですが、
いつ場合のみ天馬でモンストルに寄るなりなんなりしてあげてもよかった気がしますね。
見事なまでに何にもないから扱いが仲間モンスターと一緒なんだと思いましたw
ついでだから仲間モンスターについても触れときましょうか。
彼らに関しては今作では「いてもいなくても良い」存在でしょう。
5では主人公が「モンスター使い」であるという点から、
仲間モンスターも非常に重要でしたが、今回は別にそういうわけでもないし。
むしろ職業の魔物使いがいないと、レンジャーも基本職2つで転職できるし
職業のバランスもスッキリするんじゃないかと思うんだけどなぁ。
ただ、スライム格闘場やドランゴの存在などといった
「モンスターであること」が重要になる場面ってのもいくつかあるし。
まぁそういうわけで、あってもいいのではと思いますね。
仮に仲間モンスターがいないとなると、パーティーの編成が4と同じパターンになるしね。
最大人数が馬車に入る容量で、酒場がないとかそういう点でね。
ちなみにこれまた余談なんだけど、ドランゴとテリーの主従関係に関して。
ドランゴが生き返った後テリーを待っていて、テリーを連れて行くと仲間になるってアレね。
これはのちに発売されたドラクエモンスターズへの伏線といえるでしょう。
DQ6の時点でこのイベントがあったからこそ、
DQMでテリーがモンスターマスターであることにそれほど違和感を感じさせなくして、
それと同時に「モンスターズのようなストーリーが過去にあったから」
と言うのをドランゴがテリーに対して仲間になりたがる理由にできるんですね。
DQ6発売当事にDQMの開発が始まっていたかは知りませんが、
非常に上手い相互効果だと思います。
と、だいたいこんなトコロでしょうか。
なんか否定的な内容が多いような気がするけど、別に嫌いってわけではありません。
ムドーを倒すまでの話に限れば文句なんてほとんどないしね。
むしろ大好きですよドラクエ。大好きであるが故に厳しい評価ってことでしょうかね?(笑
では、これにてドラクエ6レビューを終わらせていただきます。
で、最後に冒頭で少し書いたDQ8作連続RTAの話を今更だけどしようか。
確か9月頃に日記で感想書くみたいなこと言っといて書いてなかったからね。
【http://www.rta.jp/dq1to8/index.html】
(極限攻略研究会さんのDQ1〜8を8作連続タイムアタック)です。
最初にこの企画を見たときはから何かを感じました(笑
所詮ゲームなんだけど、これ物凄いなって。
で、この企画が実行されてた3日間は暇があれば見に行ってました。
当日実況ログを読んでてこの人たち本気でスゲェって思いました。
それと同時に「本当にこんなことできるんだ・・・」って。
この領域まで来るともはや芸術であるとすら感じました。
すべてが洗練されてて、計算されつくしている無駄の無い動き。
ゲームだって、そんな領域に達することができるって思ったんですね。
僕が(そして世の中の大半の人たちが)やっている?遊び?としてのゲームとは、
まったく別の次元なんだなぁ、って思いました。
あれは本当に感動的ですらありました。
よく「ゲームは無意味だ」なんて言う人がいるけど、そんな人には逆に聞きたいね。
「だったら絵や音楽はどうなんだ?」と。
絵なんかは特に分かりやすいと思うんだけど、
専門家が見たら何千万とかの価値がある作品だとしても、
素人が見たらただの落書きにしか見えないなんてこともあると思います。
ゲームだってそれと同じなんだと言いたい。
その作品をやったことがある人から見れば、それは大変素晴らしい技術なんだと思う。
それによって他の人に感動を与えることもできるんです。
それは、上記URLから行ける実況ログを見ればよくわかると思います。
何がどうすごいのかは文字だけでは分かりにくいけど、
それを見てる人の反応は充分伝わると思います。
少なくとも自分は彼らのプレイに感動を覚えたし、そういう人は他にもいるはずです。
そんな感動を与えられるものに、意味のないものなどあるはずないと思うんですね。
と、予想通り話がなんか違う方向になってきたぞ。
まぁこれ以上書いても話が逸れまくるだけだと思うんでこの辺でやめときます。
とにかくそれだけすごいと思ったってことです!w
では、今度こそ今日はこれにて終了。
昨年9月下旬に行われた「ドラクエ8作連続RTA」に影響されて始めて、
暇な時に時にちょくちょく進めてきたこのドラクエ6ですが、
本日ついにクリアしましたあああ
にしても発売日って今から10年以上も前だったんですねぇ。
10年経った今でも普通に楽しめちゃう、これってめちゃくちゃすごいと思いません?
まぁそれは発売当時はまだ小学生だったからってのもあるんだろうけど。
当時の頭ではこの作品のやや複雑なストーリーは理解できてなかったしね。
どっちが現実でどっちが夢の世界なのかで弟とケンカしてたような記憶があります(笑
今こうして改めてやってみると、当時は分からなかったことが色々あって新鮮でした。
10年前と言うとまだ父親もゲームをやってた時代なので、
親の圧力もありあまり自由にはゲームできなかった時代だしねぇ。
僕自身はそれほどやり込むタイプでは(当時は)なかったし。
それでも不思議なことにダンジョンの正解の道や宝箱の位置とかはけっこう覚えてたんだよねw
この作品に関しては発売から間もない頃にプレイしたっきりだったのにねぇ。
と、そんな昔話ばかりしていてもアレなのでこの作品のレビューをしましょう。
事前にAmazonのレビューを見てみたのですが、そこでは賛否両論あるようですねぇ。
自分としては職業に関してはこういう形もアリかな。と思いますね。
確かに究極の域まで育ててしまうと、みんな同じようなキャラになってしまいますが、
今改めて考えるとそこまで育てるには物凄い時間がかかるし。
それ相応の時間を割く必要があるのだから、それくらいのボーナスがあってもいいかと。
ストーリー上のラスボスであるデスタムーアを倒す段階では、
頑張ったって上級職2・3個極めるくらいだろうからね。
ただ、全員が輝く息・ムーンサルト・ハッスルダンスを覚えちゃうと
他に何もいらなくなるのは同意。これは間違いなく作業プレイになるし飽きやすいね。
最終的にキャラクター固有の特技となると、バーバラのマダンテとアモスの変身だけっぽいし。
しかも理論上はマダンテもはぐれの悟りを集めれば全員覚えれるしね。
まぁ実際問題コレをするには何百時間かかるんだって話ですがw
そういう意味ではこれは確実にマイナス要因にはなるね。
ただ、ゲームクリアまでに限った話をすればなんにも問題はないと思います。
でも、ストーリーに関しては残念ながら自分も微妙だと思う点がいくつか。
その中でも1番強く感じたのは
「ムドーを倒した時点で冒険が1度終わってしまっている」
ということ。その時点で「魔王を倒すための旅」は終わってしまうので、
その後のイベントが印象に残らないと思いました。
実際僕も今回プレイする時に、クリアベールやホルストック、フォーン城やペスカニ、
マウントスノー辺りのイベントに関してはほとんど覚えていませんでした。
ただ、フォーン城のイベントはボスはミラルゴで、
こいつがベギラゴンを使ってきて厄介だったとか、
クリアベールで空飛ぶベットが取れるとかの断片的な記憶はありましたw
さらに、最初に魔王とされていたムドーを倒してから、
真の魔王であるデスタムーアの存在が認知されるまでの間が長すぎるんです。
だからその間のそれぞれのイベントが独立したものになってしまい、
それ故に印象が薄くなり記憶に残らないものとなってしまうと感じました。
これら中盤のイベントの数々を結びつける強く印象に残るようなイベントがないんですね。
その結果ムドーを倒した時点でプレイヤーがだれてしまい、
惰性でプレイするような感覚になってしまうのではと感じました。
また、真の敵であるデスタムーアが登場するのが遅いため、
どうしてもデスタムーアも「ぽっと出魔王」な印象が拭えません。
他の作品と比較すると、3ではバラモスを倒してからそれほど経たずにゾーマが出るし、
5なんかではかなり早い段階からミルドラースの名が出てきます。
また、8ではドルマゲスを倒した直後にゼシカがいなくなるという
プレイヤー的にも衝撃の大きい(と少なくとも僕は思う)イベントがあるわけですよ。
それによりラスボスの存在感の強さを出しているんだと思いますが、
こう言ったインパクトを与えるようなイベントが6にはないわけですね。
この点を加味してもやっぱり中盤が弱いという弱点がある気がします。
ちなみにこれは余談になりますが、アモスがちょっと不憫だと思いました。
主人公たちと同じ人間のはずなのに、エンディングでは一切出番がありません。
確かに仲間にするかしないかは選択肢1つで変わってしまうキャラですが、
いつ場合のみ天馬でモンストルに寄るなりなんなりしてあげてもよかった気がしますね。
見事なまでに何にもないから扱いが仲間モンスターと一緒なんだと思いましたw
ついでだから仲間モンスターについても触れときましょうか。
彼らに関しては今作では「いてもいなくても良い」存在でしょう。
5では主人公が「モンスター使い」であるという点から、
仲間モンスターも非常に重要でしたが、今回は別にそういうわけでもないし。
むしろ職業の魔物使いがいないと、レンジャーも基本職2つで転職できるし
職業のバランスもスッキリするんじゃないかと思うんだけどなぁ。
ただ、スライム格闘場やドランゴの存在などといった
「モンスターであること」が重要になる場面ってのもいくつかあるし。
まぁそういうわけで、あってもいいのではと思いますね。
仮に仲間モンスターがいないとなると、パーティーの編成が4と同じパターンになるしね。
最大人数が馬車に入る容量で、酒場がないとかそういう点でね。
ちなみにこれまた余談なんだけど、ドランゴとテリーの主従関係に関して。
ドランゴが生き返った後テリーを待っていて、テリーを連れて行くと仲間になるってアレね。
これはのちに発売されたドラクエモンスターズへの伏線といえるでしょう。
DQ6の時点でこのイベントがあったからこそ、
DQMでテリーがモンスターマスターであることにそれほど違和感を感じさせなくして、
それと同時に「モンスターズのようなストーリーが過去にあったから」
と言うのをドランゴがテリーに対して仲間になりたがる理由にできるんですね。
DQ6発売当事にDQMの開発が始まっていたかは知りませんが、
非常に上手い相互効果だと思います。
と、だいたいこんなトコロでしょうか。
なんか否定的な内容が多いような気がするけど、別に嫌いってわけではありません。
ムドーを倒すまでの話に限れば文句なんてほとんどないしね。
むしろ大好きですよドラクエ。大好きであるが故に厳しい評価ってことでしょうかね?(笑
では、これにてドラクエ6レビューを終わらせていただきます。
で、最後に冒頭で少し書いたDQ8作連続RTAの話を
確か9月頃に日記で感想書くみたいなこと言っといて書いてなかったからね。
【http://www.rta.jp/dq1to8/index.html】
(極限攻略研究会さんのDQ1〜8を8作連続タイムアタック)です。
最初にこの企画を見たときはから何かを感じました(笑
所詮ゲームなんだけど、これ物凄いなって。
で、この企画が実行されてた3日間は暇があれば見に行ってました。
当日実況ログを読んでてこの人たち本気でスゲェって思いました。
それと同時に「本当にこんなことできるんだ・・・」って。
この領域まで来るともはや芸術であるとすら感じました。
すべてが洗練されてて、計算されつくしている無駄の無い動き。
ゲームだって、そんな領域に達することができるって思ったんですね。
僕が(そして世の中の大半の人たちが)やっている?遊び?としてのゲームとは、
まったく別の次元なんだなぁ、って思いました。
あれは本当に感動的ですらありました。
よく「ゲームは無意味だ」なんて言う人がいるけど、そんな人には逆に聞きたいね。
「だったら絵や音楽はどうなんだ?」と。
絵なんかは特に分かりやすいと思うんだけど、
専門家が見たら何千万とかの価値がある作品だとしても、
素人が見たらただの落書きにしか見えないなんてこともあると思います。
ゲームだってそれと同じなんだと言いたい。
その作品をやったことがある人から見れば、それは大変素晴らしい技術なんだと思う。
それによって他の人に感動を与えることもできるんです。
それは、上記URLから行ける実況ログを見ればよくわかると思います。
何がどうすごいのかは文字だけでは分かりにくいけど、
それを見てる人の反応は充分伝わると思います。
少なくとも自分は彼らのプレイに感動を覚えたし、そういう人は他にもいるはずです。
そんな感動を与えられるものに、意味のないものなどあるはずないと思うんですね。
と、
まぁこれ以上書いても話が逸れまくるだけだと思うんでこの辺でやめときます。
とにかくそれだけすごいと思ったってことです!w
では、今度こそ今日はこれにて終了。
コメント