宙のまにまに (1)

2009年5月5日アニメ・マンガ

最近色々マンガを読み漁ってることが多いです。
弟の部屋には「これでもか！」ってくらいたくさんのマンガがあり、
いくつか選んで読みまくっています。

その中から、特に良かった作品を、ということでこの「宙のまにまに」です。
家にあった４巻まで読み終わりました。なのでそこまで読んでの感想です。

で、その内容なのですがまずは
「高校生の男女が同じ部活であーだこーだ活動していくラブコメ」です。

と、コレだけ書くとよくあるパターンな学園モノなのですが・・・
上記はあくまでも１つの側面にしか過ぎません。
と言うのも主人公たちが所属している部活は「天文部」なのだから。

ということで部活の主な活動は天体観測なんです。で、むしろそっちがメインになってます。
その星や空の描写がすごく丁寧で、詳しいのですよ。
もちろん「星」をここまでリアルに扱う作品は他には知らないですね。
ストーリーの流れは平時の部活に始まり合宿やら行事各種と学園モノの定番ですが、
そこに天体や星を関連付けるのがとても上手い作品と思いました。

もちろん学園モノらしいラブコメ的な展開も多々あるのですが、
それに頼りすぎてないでしっかり主軸である「星」を読者に魅せているのがいいなぁと思います。
星に関する知識がなくても読めるように適度に詳しい解説もあるしね。
そういう作品が作品として成立するには、
主として扱う題材に関する知識やそれを分かりやすく読者に伝える技法はもちろん、
それぞれのキャラクターの魅力や画力がないとできないのだろうと思います。
そういったものが揃っていてはじめて、その世界に引き込むことができるのだと思います。
この点だけで言えば過去に読んだ作品だと「ヒカルの碁」などと近いように感じました。

ほのぼのとした絵柄や作品全体の雰囲気も自分的にはアタリでした。
良い意味で「ラクに読める」作品です。
あぁ、早く続き買ってきてくれないかなぁ弟よ（←そんなに読みたいなら自分で買えって話ですがｗ）

●余談●
高校の部活で天文部なんて聞いたことないですが、実在している高校もあるのでしょうかね？
まぁ世の中広いしないことはないと思いますが。。。
あと、つくづく自分は「学校生活がメインじゃない学園モノ」が好きなんだなぁと痛感しましたｗ
それから読んだ時はまったく知らなかったのですが、この夏からアニメ化するらしいですね。
見る見ないは別だけども、アニメが黒歴史にはならないで欲しいなぁと思います。