「けいおん！」を観てみた

昨夜、なかなか眠れなくてふと新聞を見てみたらもうすぐ開始って時間だったものでつい。

ニコニコで祭られてたり、主題歌がオリコンで2位になったり、
ヤマハの音楽教室のＨＰにも出てきたりと何かと話題になっている「けいおん！」です。
話題には上がってるのでそれなりに概要は知っていたのですが、
映像としてはニコニコのＭＡＤくらいしか見たことなかったんですよね。
当然原作も未読。

-概要-
高校に入学して廃部寸前だった軽音楽部に入部した女子４人組がバンドを組んで、
あーだこーだ学園生活を楽しく過ごすお話。
詳しい概要？はwikipediaでも見てね。
wikipedia　けいおん！
【http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%8A%E3%82%93!】

で、どうせ寝れないんだし見てみるかと思っちゃったわけです。

観て率直に思った感想。


『　中　身　が　な　い　』


と言っても別に悪い意味じゃなくてね。
コレだけ書くとファンにケンカを売ってるも同然なんで釈明を。
「中身が無い」を言い換えるなら「あまりにも日常的」とでも言いましょうか。

昨日観たのは夏休みで合宿するお話だったのですが、
海で遊んで楽器の練習して夜はバーベキューして花火して肝試しして寝て。
で、最初と最後に行く前、帰宅後のちょっとしたやりとりがあるだけ。
本当にこれだけなんですよね。
いかにも現実にありそうな夏合宿で、波乱がまったくないんです。

まさに王道ど真ん中を行く合宿の流れを、あるがまま繋げた感じなんですね。
ここまで大きな出来事がないままに話を進まれると逆に新鮮でした。
こういう現実に起こりそうな日常をそのまま描いたものが最近の流行りなんでしょうかね。
原作が４コママンガなのが、アニメを見ててもなんとなくイメージできますね。

それからこの「けいおん！」を観て楽器を始める人が急増しているとか。
昔の「テニプリを見てテニスを始めた」や「ヒカルの碁で囲碁を始めた」
という現象を思い出させますね。

たぶんこういった現象が起こったのも、
「けいおん！」がああいうゆるーい作品だったからこそだと思いますね。
本当に現実にも割とよくありそうな日常的な風景で描かれている作品だからこそ、
観た人も「これ俺（私）も楽器できるんじゃね？」と勘違いする思うんじゃないかと思う。
もちろんそれから本気でハマっていって上手くなる人もいるとは思いますが、
個人的にはそこまではならずに挫折しちゃうなり飽きちゃう人も多いのではと思います。
第１話から４人組がいきなりスーパーバンドだったらきっとそうはならないでしょうね。
同じようにテニプリが第１話から後半のようなもはやテニスじゃない異種格闘技をしていたなら、
きっとテニスを始める中学生あんなにが増加することはなかったと思います（笑）

そんなことをちょっと思った「けいおん！」でした。