First Sound Story
2009年7月1日 VOCALOID-CD
ここ数日のボカロCDレビューもラストです。
結局4日連続とか無謀極まりなかったってことですね、はい。
だがしかし、やると決めたからには最後までやるぜ!
ということで、最後の1枚はコレ♪
1. Birth
2. Voice
3. メランコリー
4. Tears In Blue
5. Dear
6. Gratitude
作者様ホームページ[19’s Sound Factory]はコチラ。全楽曲MP3も落とせます。
【http://19soundfactory.web.fc2.com/】
初音ミクwiki[First Sound Story]はコチラ
【http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/941.html】
心に沁み入る心地よいギターサウンドで紡ぐ物語
最高のスイーツを、あなたに
これは、6つの曲で語られる1人の少女の物語。
1人の少女が生まれ、声をあげ、やがて恋ををして・・・
そんな物語を軽快なギターが奏で、初音ミクが歌います。
では今回も一応全曲紹介しちゃいます。
ただ、今回に限っては全部合わさって1つみたいなイメージなので、
1つ1つの曲に対するコメントがどこまで意味があるのかは疑問です。
なので、タイトルの意味に焦点を当てて考えてみたいと思う。
元英語科の大学生の本気をちょっと出しますw
○全曲超簡易感想○
1.Birth
Birth=誕生
こう捉えるのが一般的だとは思うし、この曲のメッセージとも一致するとも思う。
しかし、Birthという単語の意味は実はこれだけじゃない。英英辞典で意味を調べてみた。
ここでは2の意味が大事ではないかと思う。
誕生、つまり生まれた命はそこから何をするのだろうか。
何かをする、つまりそれは「そこから何かが始まる」ということ。
つまり、この曲はただ単に生まれたことのみを歌っているのではない。
生まれて始まった少女の行動、ひいては少女の「世界の始まり」を歌ったのではないか。
「誕生」 この言葉の奥にあるもう1つの意味が分かると、
この曲の歌詞が表現しているものがより理解しやすくなるのではないだろうか。
その意味を日本語だけで知ることももちろん出来るのだろうけど、
英語本来の意味を知ることができればその助けにはなると思う。
2.Voice
Voice=声
この星に生まれた少女はやがて声をあげる。言葉に出来ない思いを、声をあげて歌う。
自分の想いを、好きだと言う気持ちを、包み隠さず正直に。ストレートに。
それだけストレートな唄なのだから、この曲に深読みは必要ない。そう感じました。
これぞまさに最高の「スイーツ」である。
3.メランコリー
メランコリー=melancholy=憂鬱
一般的にはそうだろうし、この曲の解釈とも一致するとも思う。
が、もう少しこの「melancholy:憂鬱」の正体を探ってみたい。
birth同様英英辞典で調べてみた。
そう、「憂鬱」の原因は「悲しみ」なのである。
つまりこれは悲しみを歌った曲だとも考えられる。
しかもそれはそれは深い悲しみである。
「メランコリー」を機械的に「憂鬱」としていては分からない世界があるように思う。
だからこそ、作者である19さんもサビの部分で「メランコリーなこの気持ち」
とやや遠まわしな表現をしたのではないだろうか。
もちろん語感的な問題もあったんだろうけどね。
「憂鬱」と一言で片付けるにはあまりに深い想いを
「メランコリー」に込めたのではないだろうか。
だからこそ、この曲だけはタイトルをカタカナにしたのかな、とも思う。
そんな解釈の仕方もあるんじゃないかと思う。深読みしすぎかな?
余談だけど「涼宮ハルヒの憂鬱」の英題は"The melancholy of Haruhi Suzumiya" だったり。
いや、「憂鬱」なんて言葉を使う1番身近なものだろうと思ったのでつい・・・w
4.Tears In Blue
Tear=涙 Blue=青 ドストレートに訳せば「青い涙」か。
個人的には1番解釈に悩むのがこの曲。
と言うのも、この曲は1番歌詞意識せずに聴ける曲だったからなぁ。
メロディだけで見ればこの曲が1番好きだったりするし。
今回改めて歌詞を読んで見たところ、Blueが表しているのは「空」なのでしょう。
「君の涙は青く澄んだ空の色に変わるよ」とあるし。
で、青を空だと考えると、涙も別のものに喩えてみたくなります。
自分的には、ここでのTearは雨なのかなぁと。「空から落ちる涙」と考えると、ね。
そう考えるとこの曲は「君の心の中に降る雨を、私が取り除いてあげるよ」的な歌なのかと。
曲中の「君」を大事に想う気持ちをそういう風に表現してみた。
という考え方も出来るんじゃないかなぁと。
あぁもう、書いてる自分が言うのも何なんだけどなんというスイーツ(笑)
あえて深読みしてみたけど、正直深く考えないほうがいいと思うw
5.Dear
Dear=愛しい
ここではあえてこう書いたけど、もっと一般的なDearの用法があります。
それは手紙の書き出しの決まり文句。これについてはもう、そのままかと。
答えは1つ。愛しい「君」への手紙、つまりはラブレター。
そういう歌なんだなと思います。実にストレート。
6.Gratitude
Gratitude=感謝の気持ち
なんというか、この曲もそのままなんだよね。まさに、Gratitudeを歌った曲。
歌詞にもある「ありがとう」がまさにこの曲を象徴する言葉かと。
これはもう、これ以上の解釈のしようはない気がするんだ。
○まとめ○
音楽で綴られる短編小説のような1枚です。
CDとして続けて再生することで、改めてその物語を意識できるのではないでしょうか。
実際、僕はこのCDを手にするまで6曲通して聴いたことはほとんどありませんでした。
(Walkmanに入れてランダム再生することがほとんどなので・・・)
また、ブックレットも少ないページながらこの物語を上手く演出していると思います。
個人的には文句ナシの1枚なのですが、ファンアイテムの域は出ないかな、と。
と言うのも、どの曲もホームページで落とせちゃうからねぇ。
確かにホームページにあるMP3よりは音質も良くキレイになっているけれど、
ホームページのMP3も既に十分聴けるレベルだしね。
ただ、CDとして手元に持っておくことで、手軽にその物語の世界に入れるのは事実。
1つ1つの曲としてではなく、1編の物語として聴くことに重きを置くならば、
間違いなくオススメできる1枚になっているとは思います♪
●オマケ1 毎度恒例のカラオケ配信状況●
Joysoundではまさかのアルバム全曲企画入選し、なんと6曲全部歌えます♪
更にUGAでも"Dear"が絶賛配信中。歌えますよー。
●オマケ2 余談●
一応今回の4枚のアルバムは全曲コメント入れると決めてたんで、無理やり入れてみたけど
正直このアルバムには意味なかったような。。。
ハッキリ言って無理やり深読みしてみた節もけっこうあるし。
というか思いっきりストレートな歌詞なんだからそんなに深く考える意味もなさそうという。
でもまぁ、とりあえず"Birth"には「誕生」だけでなく、
その先にある「始まり」までも意味が含まれるんだよと言いたかった。
それだけは力説できたからとりあえずはヨシ。
ちなみに19’s Sound Factoryの曲が初めてボカランに入ったのもBirthだったしね。
今でこそBirthが1曲目というイメージが浸透してるけど、
実はニコニコに投稿されたのは2曲目のVoiceの方が先だったんですよね。
だがしかし、やると決めたからには最後までやるぜ!
ということで、最後の1枚はコレ♪
●収録曲●
1. Birth
2. Voice
3. メランコリー
4. Tears In Blue
5. Dear
6. Gratitude
作者様ホームページ[19’s Sound Factory]はコチラ。全楽曲MP3も落とせます。
【http://19soundfactory.web.fc2.com/】
初音ミクwiki[First Sound Story]はコチラ
【http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/941.html】
心に沁み入る心地よいギターサウンドで紡ぐ物語
最高のスイーツを、あなたに
これは、6つの曲で語られる1人の少女の物語。
1人の少女が生まれ、声をあげ、やがて恋ををして・・・
そんな物語を軽快なギターが奏で、初音ミクが歌います。
では今回も一応全曲紹介しちゃいます。
ただ、今回に限っては全部合わさって1つみたいなイメージなので、
1つ1つの曲に対するコメントがどこまで意味があるのかは疑問です。
なので、タイトルの意味に焦点を当てて考えてみたいと思う。
元英語科の大学生の本気をちょっと出しますw
○全曲超簡易感想○
1.Birth
Birth=誕生
こう捉えるのが一般的だとは思うし、この曲のメッセージとも一致するとも思う。
しかし、Birthという単語の意味は実はこれだけじゃない。英英辞典で意味を調べてみた。
1. the time when a baby is born; the process of being born
(赤ちゃんが生まれた時、誕生の過程)
2. the beginning of a new situation, idea, place,etc.
(新たな状態、思い、場所などの始まり)
3. a person’s origin or the social position of their family
(1人の人間の起源、あるいはその人の家族の社会的地位)
ここでは2の意味が大事ではないかと思う。
誕生、つまり生まれた命はそこから何をするのだろうか。
何かをする、つまりそれは「そこから何かが始まる」ということ。
つまり、この曲はただ単に生まれたことのみを歌っているのではない。
生まれて始まった少女の行動、ひいては少女の「世界の始まり」を歌ったのではないか。
「誕生」 この言葉の奥にあるもう1つの意味が分かると、
この曲の歌詞が表現しているものがより理解しやすくなるのではないだろうか。
その意味を日本語だけで知ることももちろん出来るのだろうけど、
英語本来の意味を知ることができればその助けにはなると思う。
2.Voice
Voice=声
この星に生まれた少女はやがて声をあげる。言葉に出来ない思いを、声をあげて歌う。
自分の想いを、好きだと言う気持ちを、包み隠さず正直に。ストレートに。
それだけストレートな唄なのだから、この曲に深読みは必要ない。そう感じました。
これぞまさに最高の「スイーツ」である。
3.メランコリー
メランコリー=melancholy=憂鬱
一般的にはそうだろうし、この曲の解釈とも一致するとも思う。
が、もう少しこの「melancholy:憂鬱」の正体を探ってみたい。
birth同様英英辞典で調べてみた。
a deep feeling of sadness that lasts for a long time and often cannnot be explained
(とても長い間続く、多くの場合説明できない深い悲しみ)
そう、「憂鬱」の原因は「悲しみ」なのである。
つまりこれは悲しみを歌った曲だとも考えられる。
しかもそれはそれは深い悲しみである。
「メランコリー」を機械的に「憂鬱」としていては分からない世界があるように思う。
だからこそ、作者である19さんもサビの部分で「メランコリーなこの気持ち」
とやや遠まわしな表現をしたのではないだろうか。
もちろん語感的な問題もあったんだろうけどね。
「憂鬱」と一言で片付けるにはあまりに深い想いを
「メランコリー」に込めたのではないだろうか。
だからこそ、この曲だけはタイトルをカタカナにしたのかな、とも思う。
そんな解釈の仕方もあるんじゃないかと思う。深読みしすぎかな?
余談だけど「涼宮ハルヒの憂鬱」の英題は"The melancholy of Haruhi Suzumiya" だったり。
いや、「憂鬱」なんて言葉を使う1番身近なものだろうと思ったのでつい・・・w
4.Tears In Blue
Tear=涙 Blue=青 ドストレートに訳せば「青い涙」か。
個人的には1番解釈に悩むのがこの曲。
と言うのも、この曲は1番歌詞意識せずに聴ける曲だったからなぁ。
メロディだけで見ればこの曲が1番好きだったりするし。
今回改めて歌詞を読んで見たところ、Blueが表しているのは「空」なのでしょう。
「君の涙は青く澄んだ空の色に変わるよ」とあるし。
で、青を空だと考えると、涙も別のものに喩えてみたくなります。
自分的には、ここでのTearは雨なのかなぁと。「空から落ちる涙」と考えると、ね。
そう考えるとこの曲は「君の心の中に降る雨を、私が取り除いてあげるよ」的な歌なのかと。
曲中の「君」を大事に想う気持ちをそういう風に表現してみた。
という考え方も出来るんじゃないかなぁと。
あぁもう、書いてる自分が言うのも何なんだけどなんというスイーツ(笑)
あえて深読みしてみたけど、正直深く考えないほうがいいと思うw
5.Dear
Dear=愛しい
ここではあえてこう書いたけど、もっと一般的なDearの用法があります。
それは手紙の書き出しの決まり文句。これについてはもう、そのままかと。
答えは1つ。愛しい「君」への手紙、つまりはラブレター。
そういう歌なんだなと思います。実にストレート。
6.Gratitude
Gratitude=感謝の気持ち
なんというか、この曲もそのままなんだよね。まさに、Gratitudeを歌った曲。
歌詞にもある「ありがとう」がまさにこの曲を象徴する言葉かと。
これはもう、これ以上の解釈のしようはない気がするんだ。
○まとめ○
音楽で綴られる短編小説のような1枚です。
CDとして続けて再生することで、改めてその物語を意識できるのではないでしょうか。
実際、僕はこのCDを手にするまで6曲通して聴いたことはほとんどありませんでした。
(Walkmanに入れてランダム再生することがほとんどなので・・・)
また、ブックレットも少ないページながらこの物語を上手く演出していると思います。
個人的には文句ナシの1枚なのですが、ファンアイテムの域は出ないかな、と。
と言うのも、どの曲もホームページで落とせちゃうからねぇ。
確かにホームページにあるMP3よりは音質も良くキレイになっているけれど、
ホームページのMP3も既に十分聴けるレベルだしね。
ただ、CDとして手元に持っておくことで、手軽にその物語の世界に入れるのは事実。
1つ1つの曲としてではなく、1編の物語として聴くことに重きを置くならば、
間違いなくオススメできる1枚になっているとは思います♪
●オマケ1 毎度恒例のカラオケ配信状況●
Joysoundではまさかのアルバム全曲企画入選し、なんと6曲全部歌えます♪
更にUGAでも"Dear"が絶賛配信中。歌えますよー。
●オマケ2 余談●
一応今回の4枚のアルバムは全曲コメント入れると決めてたんで、無理やり入れてみたけど
正直このアルバムには意味なかったような。。。
ハッキリ言って無理やり深読みしてみた節もけっこうあるし。
というか思いっきりストレートな歌詞なんだからそんなに深く考える意味もなさそうという。
でもまぁ、とりあえず"Birth"には「誕生」だけでなく、
その先にある「始まり」までも意味が含まれるんだよと言いたかった。
それだけは力説できたからとりあえずはヨシ。
ちなみに19’s Sound Factoryの曲が初めてボカランに入ったのもBirthだったしね。
今でこそBirthが1曲目というイメージが浸透してるけど、
実はニコニコに投稿されたのは2曲目のVoiceの方が先だったんですよね。
幾千の夜を越えて
この地球(ほし)に生まれた
夢に見ていた景色が
今ここにあるよ
私が此処にいること
どうか忘れないで
いつでも傍に居るから
歌い続けるから・・・
Birth / 19’s Sound Factory
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