ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこー
2010年2月5日 映画
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは5歳の男の子と魚の女の子のラブコメを観ていたと思ったら
いつのまにか世界を救う話になっていた』
伏線回収だとか急展開だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… (AA略)
ということで?今日の金曜ロードショー「崖の上のポニョ」です。
最初は観る気なんて微塵も無かったのですが、夕飯食べながら垂れ流していたら、
気づくと最後まで居座ってしまったという。
せっかくなので一応感想でも。ただし酷評なので以下閲覧注意。
とりあえずさ、この映画を一言で表すなら「超展開の嵐」
というより、話の全てが超展開で成り立ってると言って差し支えないと思う。
創造力の欠如した自分のような人間には、まったくもって話が理解不能でした。
あれをまともに理解できる、面白いと思える今の子どもって本当にすごいと思うわ。
ツッコミ所満載というか、ツッコまなくても良い部分を探す方が大変なレベル。
なので正直何を書けばいいのか分からないのでとりあえず特に強く思ったことを2つだけ。
まず1つ、世界の滅び云々のくだりはまったく必要ないのでは?
ポニョの行動を世界の存亡に絡ませなくた理由がまったくもって分からない。
ポニョが人間になりたいと思った動機は宗介に会うためだけでしょ。
にも関わらず、その影響で世界の綻びが云々を語られてもねぇ。
別に世界を滅ぼさなくても話は成り立つだろうに。
んで、宗介は魚のポニョも好きだと宣言し、何故かそれだけで世界は救われる。
ポニョ母が「世界は救われた」的なことを言うけど、その程度で救われちゃう世界ってねぇ。
「安っぽい世界だなぁオイ」ってのが正直なところ。
そこで宗介がこれまでに知らなかった事実を突きつけられて、それでも受け入れる。
とかならまだ盛り上がりもしただろうけどねぇ。
宗介はその事実を既に知っていたどころか、
前提条件として最初から魚だと認識してたわけで。
宗介(と視聴者)的には、改めてわざわざ突きつけるまでもない事実なわけで、
それで盛り上がれとかどう考えても無理でしょ。
それともう1つ。結局この映画が何を伝えたかったのか、その意図がまるで見えなかった。
他の作品と比較という形になっちゃうけど、これまでのジブリ作品はみんな何かしら
それに込められた明確なメッセージがあったように思えるんだ。
今回のポニョの場合それが何なのか、
色々考えてはみたもののどれも誰かを説得できるだけの論拠を見いだせなくて。
「信じる者は救われる」とか、「自然の脅威」なのかとか、
「魔法のような人外の力の持つ反動」や「子どもの持つピュアな心」(笑)などなど。
色々思いつくテーマが無くはないけど、どれも微妙にずれている感じがして。
結局のところ自分の中でこの作品が何なのかと言うと、
冒頭に書いたような「5歳児のラブコメ」が1番しっくり来てしまったのです。
でも、普通に考えればジブリがそんなものを作ったとは考えにくいよね。
そうなると、結論としては「テーマが伝わってこない」になってしまうのです。
他にも音楽がほぼ全て例のあの曲のサビの使いまわしで耳障りだったとか、
列挙するならまだ山ほどあるけど、キリがないのでこれくらいでやめときます。
(キャストについては何も言うまい・・・)
と、ここまでボロクソに叩いてきたけど、一応評価できる部分も多少はあるわけで。
まず宗介母の肝っ玉超人っぷりはいつものジブリな感じがして好き。
ポニョに対する順応性が高すぎるのも超人っぷりに磨きがかかってましたねぇw
あと、手書きにこだわった絵柄についてはとてもよかったと思う。
この映画で数少ない、と言うか唯一の評価できるポイントです。
デフォルメされることも多い宗介やポニョなどの登場人物に対し、
妙にリアルな自然の描写とのギャップは非常によかった。
人の世界と自然の世界を上手く対比できている描き分け方だったと思いますね。
擬人化された津波はどう見てもベトベトンにしか見えなかったけどww
とは言えストーリーは結局最初から最後までとにかく怒涛の超展開。
それらにいちいちツッコミを入れるくらいしか楽しみも無かったし、恐らくもう二度と観ないわ。
子どもが観る映画としてはまぁいいのかも知れないけど、
こういう作品を観るには、自分は擦れすぎちゃったなぁと思わずにはいられません。
○余談○
ポニョが「宗介」と呼ぶたびにね、
靴箱を爆破する高校生でとある傭兵組織の軍曹である「宗介」が脳裏をよぎってすごく困ったんだ。
そろそろ最終巻出ないのかなぁ・・・?
『おれは5歳の男の子と魚の女の子のラブコメを観ていたと思ったら
いつのまにか世界を救う話になっていた』
伏線回収だとか急展開だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… (AA略)
ということで?今日の金曜ロードショー「崖の上のポニョ」です。
最初は観る気なんて微塵も無かったのですが、夕飯食べながら垂れ流していたら、
気づくと最後まで居座ってしまったという。
せっかくなので一応感想でも。ただし酷評なので以下閲覧注意。
とりあえずさ、この映画を一言で表すなら「超展開の嵐」
というより、話の全てが超展開で成り立ってると言って差し支えないと思う。
創造力の欠如した自分のような人間には、まったくもって話が理解不能でした。
あれをまともに理解できる、面白いと思える今の子どもって本当にすごいと思うわ。
ツッコミ所満載というか、ツッコまなくても良い部分を探す方が大変なレベル。
なので正直何を書けばいいのか分からないのでとりあえず特に強く思ったことを2つだけ。
まず1つ、世界の滅び云々のくだりはまったく必要ないのでは?
ポニョの行動を世界の存亡に絡ませなくた理由がまったくもって分からない。
ポニョが人間になりたいと思った動機は宗介に会うためだけでしょ。
にも関わらず、その影響で世界の綻びが云々を語られてもねぇ。
別に世界を滅ぼさなくても話は成り立つだろうに。
んで、宗介は魚のポニョも好きだと宣言し、何故かそれだけで世界は救われる。
ポニョ母が「世界は救われた」的なことを言うけど、その程度で救われちゃう世界ってねぇ。
「安っぽい世界だなぁオイ」ってのが正直なところ。
そこで宗介がこれまでに知らなかった事実を突きつけられて、それでも受け入れる。
とかならまだ盛り上がりもしただろうけどねぇ。
宗介はその事実を既に知っていたどころか、
前提条件として最初から魚だと認識してたわけで。
宗介(と視聴者)的には、改めてわざわざ突きつけるまでもない事実なわけで、
それで盛り上がれとかどう考えても無理でしょ。
それともう1つ。結局この映画が何を伝えたかったのか、その意図がまるで見えなかった。
他の作品と比較という形になっちゃうけど、これまでのジブリ作品はみんな何かしら
それに込められた明確なメッセージがあったように思えるんだ。
今回のポニョの場合それが何なのか、
色々考えてはみたもののどれも誰かを説得できるだけの論拠を見いだせなくて。
「信じる者は救われる」とか、「自然の脅威」なのかとか、
「魔法のような人外の力の持つ反動」や「子どもの持つピュアな心」(笑)などなど。
色々思いつくテーマが無くはないけど、どれも微妙にずれている感じがして。
結局のところ自分の中でこの作品が何なのかと言うと、
冒頭に書いたような「5歳児のラブコメ」が1番しっくり来てしまったのです。
でも、普通に考えればジブリがそんなものを作ったとは考えにくいよね。
そうなると、結論としては「テーマが伝わってこない」になってしまうのです。
他にも音楽がほぼ全て例のあの曲のサビの使いまわしで耳障りだったとか、
列挙するならまだ山ほどあるけど、キリがないのでこれくらいでやめときます。
(キャストについては何も言うまい・・・)
と、ここまでボロクソに叩いてきたけど、一応評価できる部分も多少はあるわけで。
まず宗介母の肝っ玉超人っぷりはいつものジブリな感じがして好き。
ポニョに対する順応性が高すぎるのも超人っぷりに磨きがかかってましたねぇw
あと、手書きにこだわった絵柄についてはとてもよかったと思う。
この映画で数少ない、と言うか唯一の評価できるポイントです。
デフォルメされることも多い宗介やポニョなどの登場人物に対し、
妙にリアルな自然の描写とのギャップは非常によかった。
人の世界と自然の世界を上手く対比できている描き分け方だったと思いますね。
とは言えストーリーは結局最初から最後までとにかく怒涛の超展開。
それらにいちいちツッコミを入れるくらいしか楽しみも無かったし、恐らくもう二度と観ないわ。
子どもが観る映画としてはまぁいいのかも知れないけど、
こういう作品を観るには、自分は擦れすぎちゃったなぁと思わずにはいられません。
○余談○
ポニョが「宗介」と呼ぶたびにね、
靴箱を爆破する高校生でとある傭兵組織の軍曹である「宗介」が脳裏をよぎってすごく困ったんだ。
そろそろ最終巻出ないのかなぁ・・・?
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