信じられないような出来事が現実のものとなりました。
自称それなりのミク廃としては避けては通れない話題です。

EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク

がオリコン週間アルバムランキングで1位を取りやがりました。
当然初音ミク関係のCDによるオリコン1位など史上初。


まぁデイリーで初登場から3日連続1位だった時点で予想はできたけどね。
日曜日にはアニメイト分の加算もあったわけだし。
ちなみにこれまではデイリーだと「supercell」「Re:package」の2位、
週刊では「supercell」「初音ミク ベスト~impacts~」の4位が最高位でした。


この史上初の快挙に当然ボーカロイド界隈ではかなり盛り上がっている模様。
が、自分はこのVocalogenesisというアルバムに魅力を感じられなかったこともあり、
かなり冷めた見方をしてしまっています。
(それでも眠い目を擦って珍しくその日のうちに日記を書いてる時点で以下略)

冒頭に信じられない出来事と書きましたが、
それは単に「ボーカロイドのCDが1位を取った」ことだけでなく、
「この程度の収録曲のCDが1位になっちゃったこと」も含まれます。
むしろ後者の方がどちらかというとメインです。

話は逸れるけど自分がこのアルバムに魅力を感じられなかった理由は主に2つあります。
1つは前にも書いたけど、これだけは外せない!という曲が1曲もなかった」こと。
個々の楽曲単体で見れば相応に良いと思える曲もあるのですが、
どれも別にニコニコで聴くなりPiaproとかで落とせれば十分って感じでした。
「番凪」や「nostalgic」「erase or zero」などはCDで聴いてみたいとも思ったけど、
「この曲のためだけにCDを買ってもいい」とまでは残念ながら思えませんでした。
暴走Longとかレンverの「右肩の蝶」はどうも肌に合わなかったってのもあるし。
あと「しねばいいのに」は死ねばいいのにと思う。
付け加えるなら、
単に再生数がある程度多くてまだ一般流通で出ていない曲を集めただけ。
という印象もどうしても拭い切れませんでした。
とは言えこれは完全に個人の好みの問題だし仕方ない。問題なのは2つ目の理由。

2つ目の、より決定的だった理由は「悪質な収録曲の重複」です。
「リグレットメッセージ」と「パラジクロロベンゼン」がSTARDOM3と、
「ローリンガール」がsupernova2とそれぞれ収録が被っています。
(多少アレンジの違い等はあるらしいですが)
収録曲が被ること自体は別にあっちゃいけないとは思いません。
実際過去には複数のCDに収録されている曲もたくさんあります。
が、今回のケースは同じEXIT TUNESのボーカロイドをメインとしたオムニバスCDで、
しかも割と近い時期(発売日の差が3ヶ月未満)に出ているCD同士での重複。
コンピレーションアルバムと個人名義のアルバムとで収録が重なるとか、
初音ミクベストと他のコンピCDで収録が重なるのとは次元が違います。

また、これらに加え「右肩の蝶」のバージョン違いも1曲あることを考えると、
実質完全に初収録の曲は15曲しかありません。
「19曲収録という豪華な内容」という謳い文句の記事は多数ありますが、
上記のように考えるとそこまで豪華には思えないのが正直なところです。
15曲として考えると、これまでのボカロCDと比べても特別多くはないからね。
曲数を水増しして豪華に見せようとしている気がしてなりません。
あえて「悪質」などとキツい書き方をしたけど、
実際ここまで商魂見え見えな収録曲の重複は過去に例がありません。


他にも、今作のような無駄に豪華な購入者特典も正直どうかと思うのですが、
それは別にボカロ以外のCDでも普通にやってることなので深くは言及しないでおきます。
ただ、ここ最近特に特典で釣ろうという魂胆が露骨になっているのは嫌ですね。
(STARDOM3のデPたんフィギュアとかクリスマスコンピの雪ミクねんどろいどとかetc)
昔(といってもまだ1年半前頃のボカロCD初期)はここまで酷くなかったと思うんだけどなぁ。


とまぁ、そんな理由から少なくとも自分は買う気0だったVocalogenesis。
正直に言うと何がそんなにウケたのか。その理由が未だによく分かりません。
実際売れたから1位ではなく、他が売れなさすぎて繰り上がりで1位になっただけだし。
というのもこのCD、ボーカロイド初の1位になると同時に、
「週間ランキング1位のCD売り上げ枚数最低記録」
という不名誉な記録まで更新してしまったようで。(19年ぶりの更新とのこと)
ソース:【http://blog.livedoor.jp/ustan777/archives/51701697.html

その売り上げ枚数、なんと23153枚 (オリコン調べ)
順位こそ1位を取ったけど、枚数だけなら初動でもっと売れたCDも普通にあるんだよね。
「初音ミクベスト」は2枚とも25000枚、「supercell」は50000枚以上だったとのこと。
それでもボーカロイドのCDとしてはかなり売れている方なのは事実だけどね。
ただ、1位を取れるような枚数ではないってのは比較すると分かるんじゃないだろうか。
(最低記録更新してるくらいだからそりゃそうなんだけど)
あと、色々と勝手が違うしそもそもシングルだし比較対象としては不適切極まりないけど、
少し前に同じくオリコン1位で話題になった「けいおん!!」OP「GO!GO!MANIAC」で敢えて比較w
その売上枚数は83400枚。これでもCD全盛期に比べれば遥かに少ないと言われちゃう数字です。



と、ここまで散々否定的なことを書いてはきたけど、
このボカロ史上初のオリコン1位という快挙に驚いているのもまた事実。
だからこそこうやって長々と文章を考えて日記を書いているわけでw
ただ、上記のようなことを考えると手放しでは喜べないんです。
既にボカロばかりで普通の歌手の歌なんてほぼ聴いてない自分が言うのもおかしいけど、
真面目に日本の音楽業界(というよりCD業界)の未来が心配になってきましたよw
なんつーか・・・日本オワタ?\(^o^)/


それはさて置き次回のCDTVが今からとっても楽しみです^^
初音ミクに、そして世の大半のボーカロイドリスナーに真っ先にケンカを売ったTBSが、
この事態にどう対応してくるのか非常に興味深いです。
Mステのランキング的には出てくるの先週だったよなぁ。見逃したし;w;
どこかに動画でも転がってないだろうか?


参考:Vocalogenesis収録曲一覧

曲名 / 製作者名 feat.使用ボーカロイド名

1. 右肩の蝶 / のりぴー feat.鏡音レン
2. 初音ミクの暴走 -Full ver.- / cosMo@暴走P feat.初音ミク
3. いろは唄 / 銀サク feat.鏡音リン
4. ローリンガール / wowaka(現実逃避P) feat.初音ミク
5. パラジクロロベンゼン / オワタP feat.鏡音レン
6. IMITATION BLACK / SCL Project(natsuP) feat.VanaN’Ice
7. イケ恋歌 / れれれP feat.鏡音レン
8. 番凩 / 仕事してP feat.MEIKO・KAITO
9. 紡唄 -つむぎうた- / DATEKEN feat.鏡音リン・レン
10. リグレットメッセージ / mothy_悪ノP feat.鏡音リン
11. しねばいいのに / どぶウサギ feat.KAITO
12. リア充爆発しろ! / KAZU-k&桃華なゆた feat.初音ミク
13. charActer / azuma feat.初音ミク・巡音ルカ
14. 1/6 -genesis mix- / ぼーかりおどP(noa) feat.初音ミク
15. erase or zero (Vocalogenesis only NewMix) / HzEdge(クリスタルP) feat.鏡音レン・KAITO
16. Nostalogic (single edit) / yuukiss feat.MEIKO
17. DYE / AVTechNO! feat.巡音ルカ
18. Genesis / ジミーサムP feat.初音ミク・巡音ルカ
19. 右肩の蝶 -Ver.3.0.1- / のりぴー feat.鏡音レン(BONUS TRACK)

公式サイト
http://www.vocalogenesis.com/

初音ミクwiki 本CDのページ
http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/9265.html





●オマケ●
もちろんメインはVocalogenesisについてなんだよ?
でもね・・・地味ーに6位にランクインした白石蔵之介「POISON」には吹いたわ。
しかもこのCD、デイリー初日はなんと3位だったんですよ。
その結果、1位:Vocalogenesis、2位:徳永英明、3位:コレ
という徳永さん超涙目なランキングになってたんですよね。

テニプリ相変わらずどんだけつえーんだよと。
っていうか白石お前何処の人だしwwwと思って思わずwikipediaで調べてみちゃったじゃんw
あなた色んな意味で歌出しすぎじゃないですかね四天宝寺の部長さんよ。
何故に「バレンタイン・キッス」とかカバーしてんだしwwwwwww

 おわりw

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