フリーゲーム寸評:トラベラー改良版
2010年6月24日 ゲーム
不定期に発症する「何か面白いフリーゲームを探したくなる病」が久々に発生しました。
で、今回見つけたのはタンクタウンの「トラベラー」という作品。
RPGツクール2000で作られた2002年発表作品ですが非常に面白かったです。
久しぶりにストーリーで惚れた作品です。2002年発表という古さを感じさせません。
内容を一言で言うなら、
「人の夢の中に入り込み、その夢に巣食う魔物(=夢魔)をやっつける」ゲーム。
夢に巣食い生気を奪われている患者を助ける「神霊治療師」が主人公。
人の夢を扱う作品は多数あれど、ここまで設定をしっかり描けている作品は珍しいですね。
夢の中で得たお金やアイテムは当たり前だけど現実世界には持ち帰れなかったり、
同じ舞台でも現実世界と夢の中では微妙に違っていたりなど、
細かい部分の積み重ねで本当に夢と現実を行き来しているように感じさせてくれます。
システムは基本的にツクールのデフォルトで素材もRTP中心、
BGMもツクール作品をいくつかプレイしていれば何度も耳にする曲も少なくありません。
にも関わらずオリジナリティ溢れるつくりは非常に良かったです。
そのオリジナリティを引き出しているのはやはりまずストーリーの良さ。
話そのものはシンプルでそこまで長くはないものの、夢と現実のギャップを上手く使い、
重要な部分でプレイヤーの裏を突く展開になっていると思います。
また、物語を中心とした作品のためか戦闘はごく最小限に抑えられ、
面倒なレベル上げやお金稼ぎもほとんど必要なく、テンポ良く進められます。
難易度もクリア後のオマケはやや高いものの本編は抑え目で、
クリアするだけなら深く考える必要はありません。
だからこそ余計に次が気になり、昨日今日と2日で一気にクリアしちゃいました。
徹夜とはいかないまでも久々にかなり夜更かしをしてしまいましたね。
世界観や設定、夢と現実を行き来するシステムを上手く使ったストーリーなど、
全体的に非常に面白く感じられた作品でした。
とは言え正直に言ってしまうと、ゲーム内2人目の患者の時点で宿敵のラスボスが登場!
にはかなり唐突な感じがしてしまったのは事実です。
1人目を内容をもっと軽くして、もう1人くらい別の人物の夢に入れたら良かったかなと。
結局街の北側には向かうことなく話が終わってしまったのはちょっと残念でした。
必要ならオマケをもう少し軽めに、あるいは無くしてしまっても良かったので、
本編のストーリーをもっと楽しみたかったですね。
これだけ面白い話ならプレイ時間20時間を超える長編でも喜んでプレイするのに(笑)
タンクタウンの作品は以前「ミーアのグルメ冒険記」をプレイしたことがあったのですが、
これはどうにも自分の好みに合わず途中でやめてしまっていました。
ですがこの「トラベラー」は大当たり。
ツクール作品でここまでストーリーに惚れた作品は本当に久しぶりです。
いくつか隠し要素を取りこぼしてしまっていたので、
そのうち2回目のプレイもしてみようと思っています。
で、今回見つけたのはタンクタウンの「トラベラー」という作品。
RPGツクール2000で作られた2002年発表作品ですが非常に面白かったです。
○作品関連リンク○
製作サイト「タンクタウン」
【http://tanktown.web.infoseek.co.jp/tt/tt_top.htm】
タンクタウン内「トラベラー改良版のページ」
【http://tanktown.web.infoseek.co.jp/tt/trakai.htm】
ベクターのレビュー
【http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/030823/n0308234.html】
久しぶりにストーリーで惚れた作品です。2002年発表という古さを感じさせません。
内容を一言で言うなら、
「人の夢の中に入り込み、その夢に巣食う魔物(=夢魔)をやっつける」ゲーム。
夢に巣食い生気を奪われている患者を助ける「神霊治療師」が主人公。
人の夢を扱う作品は多数あれど、ここまで設定をしっかり描けている作品は珍しいですね。
夢の中で得たお金やアイテムは当たり前だけど現実世界には持ち帰れなかったり、
同じ舞台でも現実世界と夢の中では微妙に違っていたりなど、
細かい部分の積み重ねで本当に夢と現実を行き来しているように感じさせてくれます。
システムは基本的にツクールのデフォルトで素材もRTP中心、
BGMもツクール作品をいくつかプレイしていれば何度も耳にする曲も少なくありません。
にも関わらずオリジナリティ溢れるつくりは非常に良かったです。
そのオリジナリティを引き出しているのはやはりまずストーリーの良さ。
話そのものはシンプルでそこまで長くはないものの、夢と現実のギャップを上手く使い、
重要な部分でプレイヤーの裏を突く展開になっていると思います。
また、物語を中心とした作品のためか戦闘はごく最小限に抑えられ、
面倒なレベル上げやお金稼ぎもほとんど必要なく、テンポ良く進められます。
難易度もクリア後のオマケはやや高いものの本編は抑え目で、
クリアするだけなら深く考える必要はありません。
だからこそ余計に次が気になり、昨日今日と2日で一気にクリアしちゃいました。
徹夜とはいかないまでも久々にかなり夜更かしをしてしまいましたね。
世界観や設定、夢と現実を行き来するシステムを上手く使ったストーリーなど、
全体的に非常に面白く感じられた作品でした。
とは言え正直に言ってしまうと、ゲーム内2人目の患者の時点で宿敵のラスボスが登場!
にはかなり唐突な感じがしてしまったのは事実です。
1人目を内容をもっと軽くして、もう1人くらい別の人物の夢に入れたら良かったかなと。
結局街の北側には向かうことなく話が終わってしまったのはちょっと残念でした。
必要ならオマケをもう少し軽めに、あるいは無くしてしまっても良かったので、
本編のストーリーをもっと楽しみたかったですね。
これだけ面白い話ならプレイ時間20時間を超える長編でも喜んでプレイするのに(笑)
タンクタウンの作品は以前「ミーアのグルメ冒険記」をプレイしたことがあったのですが、
これはどうにも自分の好みに合わず途中でやめてしまっていました。
ですがこの「トラベラー」は大当たり。
ツクール作品でここまでストーリーに惚れた作品は本当に久しぶりです。
いくつか隠し要素を取りこぼしてしまっていたので、
そのうち2回目のプレイもしてみようと思っています。
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