週刊VOCALOIDランキング#179の公開を最後に休止していたぼからん。
それから早2ヶ月半、ついに再開のメドが立ったようです。
そんなわけで公開されたのが本動画、ぼからんSP6であります。
本当に、この日をどんなに待ちわびていたことか。

既に流行の最先端からは離れてしまっている自分でも、
最新曲から往年の名曲まで、新旧入り乱れたランキングはやっぱり楽しみなのです。
毎週追っかけるのが無理でも時たまこういう長い期間のランキングは観たくなるもの。
本来は3月下旬に公開予定だったものだそうで若干ズレはあるものの、
事情が事情なだけにそれをどうこう言うのは野暮というものでしょう。

そんな今回のランキングSPは毎回恒例の5部構成。
ただし今回は第2部だけ分割しているので6動画編成とのことで。
現在は第3部までの4動画が公開されています。

●各動画のURL●
第1部:100位~41位
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14544105

第2部:特別企画 -ボーカロイドオフラインイベント密着ドキュメント-
前編【http://www.nicovideo.jp/watch/sm14544133
後編【http://www.nicovideo.jp/watch/sm14544234

第3部:40位~11位 + キリ番ちゃんねる
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14544332



今回動画を拝見して改めて強く感じたのは、この人やっぱり大物過ぎる。
冗談なしにこの人がボーカロイドのムーブメントに与えた影響は絶大だと思うんだ。

3年以上もの間、毎週ランキングを作りアップし続けてきて、
更に節目の時にはこういう大型企画もずっと作り続けてきてるんだもんね。
これだけやってきたら、そりゃ第2部みたいなドキュメントが創れるわけだよ。
動画の編集技術ももちろんだけど、それ以上にこれだけの映像を集めるための人脈。
ものすごく幅広い人脈があってこそ作れる動画だと言えるでしょう。
きっと好きなだけじゃここまで続けることなんて出来ないと思います。
恐らくただの一般リスナーには知り得ない何かがあるんでしょうね。

特にそれを感じたのは言うまでもなく第2部の動画。
ニコニコユーザーにはランキングにしか興味のない人が多いせいか、
2部の動画だけ妙に再生数が少ないけどさ、
こういう動画こそをもっと多くの人に観て欲しいと思う。

前半がVOC@LOID M@STER(通称ボーマス)後半はVOCALOID FESTA(通称ボカフェス)
これら2つのボーカロイドオンリーの同人即売会の様子を密着取材したものです。
どちらも会場の雰囲気や主催者、出展参加者、一般参加者の声をバランス良く採りあげ、
その上でこういったイベントの魅力をこれでもかと伝えています。
自分は同人にもオフラインイベントにもほとんど興味はなかったんだけど、
そんな自分でさえ魅力的に思え、機会があれば足を運んでみたいと思わせるほどでした。

動画の作りこみ具合も半端じゃなく、とても個人で作ってるとは思えないもの。
ちゃんとナレーションまで入ってるくらいだしね。
尺の調整さえすればそっくりそのまま民放の1時間番組に使える出来の映像ですよアレは。
まぁ、ジャンルがニッチすぎるから実際に使うかどうかになると話は別だけどね。

第2部の話はこれくらいにして、本題のランキングに関しても。
既に毎週目を皿にして良作を探すほどのはまり具合ではなくなっているため、
TOP100の中にも2010年後半から今年にかけての曲を中心に、
まったく知らない曲もちらほら見受けられるランキングではありました。
厳密に数えてはないけど、だいたい1/3くらいは知らない曲だったかなぁ。

その中には意外と良さそうに思える曲もあれば、
自分が嫌う今の風潮に乗っかってると感じてしまう曲もやっぱりあります。
いっぽう昔の曲でも未だに君臨している曲も多々あって。
それらについてあーでもないこーでもないとでもと考えながらランキングを追うのは、
自分にとっては最大級の娯楽なわけですよ。
各楽曲に対する個人的な好み云々はさて置いてもね。

最近はボーカロイドに対する熱も冷めてきてると常々感じていたけども、
なんだかんだで自分はこのカルチャーが好きなんだと思います。
だからこそ某ジャニーズの盗作問題や、某カラオケマスター御一行の無許可ライブ事件などに怒りを覚えるのでしょうね。

ボカロ関係の動画を観たのは久しぶり(3月のぼからん#179以来)だったのですが、
こんなことを感じながら拝見していた次第であります。
もちろん、やれあの曲が何位だっただのと単純に楽しむことも忘れずに、ね。

続きは第4部が5月中公開予定、そして最後の第5部も近いうちには公開されるのでしょう。
過去の流れから考えれば第4部が10~4位+おとなのぼからん、
第5部がTOP3とエンディングという流れでしょうか。
正直に言って今回のTOP10はほとんど予想がつかないです。
残りの2動画も本当に楽しみですね。


最後に、第1部冒頭に掲げられた「みんなの力を、みんなのために」という言葉。
その上にある「がんばろう、日本」という文字。
月並みな一言だとは思うんだけど、実際に被災された方の言葉だと思うと重みが全然違う。

最近やれACのCMで「日本がひとつのチームなんです」だの、
民放各局でCMの合間に「ひとつになろう、ニッポン」だのと名言の大安売りをしてるし、
街を歩けば「絆」だの「地域の底力」だのと書かれた某政党のポスターを山ほど見かける。

でも、そんなもんとは比較にならないほど力のある言葉のように感じました。
やっぱりこういう言葉ってのは上から無理やり言わされるもんじゃないよね。
世間の中から自然に湧きあがってくるからこそ、意味のある言葉ではないでしょうか。
我ながら美化しすぎだとはちょっと思うけども、
そんなことも同時に感じてしまった次第です。


色々と話が飛びすぎたけどもそれだけこのぼからんSP嬉しかったということで、
ひとつご勘弁いただければと思います。
最後の最後になりましたが、ぼからんの人ことsippotan氏には敬意と感謝を込めて、
「おかえりなさい」と言いたい。これからもぼからん、楽しませていただきます。

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