フリーゲーム寸評「O to Z」
2011年10月2日 ゲーム
メインPCが壊れる少し前からIEの調子が悪かったのでオフラインで遊ぼうと思い立ち、
以前DLだけプレイしていなかったしてた未プレイのツクール作品で遊んでました。
そんな中でドップリはまってしまったのが今回紹介する「O to Z」という作品。
外付けHDDにもデータが残ってたので修理前にセーブデータだけ移し、
メインPC修理中にサブのちっこいPCで遊んで一気にクリアしました。
この作品は「シミュレーションRPGツクール95」という
ふた周りくらい昔のツールで作られた作品です。
なのでシステムはありきたりだし操作性もイマイチ。
特にメッセージのスキップ機能がないのがS-RPGとしては最高にかったるい。
ただ、その反面低スペックのネットブックでも割とサクサク動いてくれて、
快適にプレイできたのは有難かったです。
とまぁあらすじだけだとこんな重々しい話なんだけども、
実際はこのチャコの天然っぷりを中心に面白おかしく話は展開されていきます。
特に後半はシリアスな展開もあるけど、基本はコメディタッチなストーリーです。
色々考えさせられる展開ではあったけども、
ストーリーに関しての細かい感想はこちらの記事が非常に的確で、
自分の思ったことを見事に語ってくれているので丸投げしますw
【http://burikino.noblog.net/blog/r/11133108.html】
まず面白いと感じたのは主人公のチャコが本当に弱いこと。
たいていS-RPGの主人公というのは主人公限定の特殊能力や必殺技があったり、
イベントで強化されて一気にエースになるなど、とにかく攻略の要になることがほとんど。
しかし、このチャコさんにはそういったものは一切ない!
特にずば抜けたステータスがあるでもなく、固有の必殺技を覚えたりも当然しない。
いわば「剣士A」くらいの扱いな無個性平凡なユニットなのです。
キャラクター紹介や本編の会話のやり取りでも散々弱い弱い言われてるけど、
それがまったくもって真実なのですよ。
そんなユニットを主人公にしてしまう発想がまず面白かったですね。
かと言って主人公だから毎回の戦闘には強制出撃だし、
戦闘をしなければレベルが上がらないので後半は困る。
弱い主人公をいかにして育ててやるかが1つのポイントになります。
-↓ネタバレ↓-
それでいて終盤は空気を読んで戦線離脱するどころか、
まさかのラスボスだったりするというのもなかなか面白い展開でした。
-↑ネタバレ終わり↑-
戦闘に関しては雇う傭兵によって戦い方が変わってくるのも面白いところ。
30名近くの傭兵からパーティに加えるキャラを選んで自軍を編成します。
詳しくは語られないが傭兵1人1人にもこの戦争に参加する動機・背景があり、
それが戦闘前の会話にちらっと見えるのが憎い演出。
特に物語の本筋に関わるわけじゃないけど、
各キャラクターを大事にしているのがよく分かります。
一度戦闘でHPが0になってしまうと主要キャラ以外の傭兵は即死亡の扱いで、
次からは一切登場しなくなってしまうというシビアな面もあります。
緩みがちなストーリーだけど「これは戦争なんだ」というのを思い出させてくれますね。
この辺のシステムは(やったことないけど)「ファイヤーエンブレム」とかに近いのかな?
難易度は、傭兵を使い捨てる感覚でガンガン攻めていけば割と楽に進めるけど、
1人の戦死者も出さずに勝とうとするとなかなか大変で、歯ごたえのある戦いを楽しめます。
とりあえずクリア出来ればいい人にも、やり込みたい人にもどちらも対応できるので、
それぞれのプレイスタイルに合わせたやり方が出来るのでいい感じ。
ただ、難点を1つ挙げるならレベルが20でストップしてしまうこと。
普通に進めていくと、よく使うユニットは2/3くらいの進行度の時点でLv20に達してしまう。
最大レベルになって初めて固有の必殺技を取得するユニットも少なくないので悩むけど、
できれば30くらいまでは育てることが出来ると嬉しかったかも。
他にも粗を探せば正直に言ってしまうといくらでも出てきます。
旧世代のツールなので冒頭に掲げたような操作性の悪さやシステム面の不親切さはあるし、
致命的な誤字なんかも実際のところ少なくありません。
他のゲームだと伝説の武器なことが多い「エクスカリバー」や「グングニル」などが、
終盤では普通に店で買えてしまうのもRPGとしてはどうかと思うし(笑)
ただ、それらを補って余りあるストーリーや世界観の良さは、
ありきたりだけど不思議とその世界に引き込む魅力があります。
戦闘のバランスも絶妙で攻略する楽しみも味わえるし、
旧世代のツクール作品とは思えない面白い作品でした。
せっかくなので前回使わなかった傭兵を使ってもう1回プレイしてみようと思います♪
以前DLだけプレイしていなかったしてた未プレイのツクール作品で遊んでました。
そんな中でドップリはまってしまったのが今回紹介する「O to Z」という作品。
外付けHDDにもデータが残ってたので修理前にセーブデータだけ移し、
メインPC修理中にサブのちっこいPCで遊んで一気にクリアしました。
この作品は「シミュレーションRPGツクール95」という
ふた周りくらい昔のツールで作られた作品です。
なのでシステムはありきたりだし操作性もイマイチ。
特にメッセージのスキップ機能がないのがS-RPGとしては最高にかったるい。
ただ、その反面低スペックのネットブックでも割とサクサク動いてくれて、
快適にプレイできたのは有難かったです。
~あらすじ~
主人公の「チャコ」は勇者のお供だけど大して強くない平凡な剣士。
しかし勇者はプロローグの時点で敵国の将軍に殺されてしまう。
勇者一行の中で唯一生き延びたチャコは「亡き勇者の遺志を継ぎ」という名目のもと、
本心としては敵将軍への復讐のためだけに戦場へと赴くのだった。
とまぁあらすじだけだとこんな重々しい話なんだけども、
実際はこのチャコの天然っぷりを中心に面白おかしく話は展開されていきます。
特に後半はシリアスな展開もあるけど、基本はコメディタッチなストーリーです。
色々考えさせられる展開ではあったけども、
ストーリーに関しての細かい感想はこちらの記事が非常に的確で、
自分の思ったことを見事に語ってくれているので丸投げしますw
【http://burikino.noblog.net/blog/r/11133108.html】
まず面白いと感じたのは主人公のチャコが本当に弱いこと。
たいていS-RPGの主人公というのは主人公限定の特殊能力や必殺技があったり、
イベントで強化されて一気にエースになるなど、とにかく攻略の要になることがほとんど。
しかし、このチャコさんにはそういったものは一切ない!
特にずば抜けたステータスがあるでもなく、固有の必殺技を覚えたりも当然しない。
いわば「剣士A」くらいの扱いな無個性平凡なユニットなのです。
キャラクター紹介や本編の会話のやり取りでも散々弱い弱い言われてるけど、
それがまったくもって真実なのですよ。
そんなユニットを主人公にしてしまう発想がまず面白かったですね。
かと言って主人公だから毎回の戦闘には強制出撃だし、
戦闘をしなければレベルが上がらないので後半は困る。
弱い主人公をいかにして育ててやるかが1つのポイントになります。
-↓ネタバレ↓-
それでいて終盤は空気を読んで戦線離脱するどころか、
まさかのラスボスだったりするというのもなかなか面白い展開でした。
-↑ネタバレ終わり↑-
戦闘に関しては雇う傭兵によって戦い方が変わってくるのも面白いところ。
30名近くの傭兵からパーティに加えるキャラを選んで自軍を編成します。
詳しくは語られないが傭兵1人1人にもこの戦争に参加する動機・背景があり、
それが戦闘前の会話にちらっと見えるのが憎い演出。
特に物語の本筋に関わるわけじゃないけど、
各キャラクターを大事にしているのがよく分かります。
一度戦闘でHPが0になってしまうと主要キャラ以外の傭兵は即死亡の扱いで、
次からは一切登場しなくなってしまうというシビアな面もあります。
緩みがちなストーリーだけど「これは戦争なんだ」というのを思い出させてくれますね。
この辺のシステムは(やったことないけど)「ファイヤーエンブレム」とかに近いのかな?
難易度は、傭兵を使い捨てる感覚でガンガン攻めていけば割と楽に進めるけど、
1人の戦死者も出さずに勝とうとするとなかなか大変で、歯ごたえのある戦いを楽しめます。
とりあえずクリア出来ればいい人にも、やり込みたい人にもどちらも対応できるので、
それぞれのプレイスタイルに合わせたやり方が出来るのでいい感じ。
ただ、難点を1つ挙げるならレベルが20でストップしてしまうこと。
普通に進めていくと、よく使うユニットは2/3くらいの進行度の時点でLv20に達してしまう。
最大レベルになって初めて固有の必殺技を取得するユニットも少なくないので悩むけど、
できれば30くらいまでは育てることが出来ると嬉しかったかも。
他にも粗を探せば正直に言ってしまうといくらでも出てきます。
旧世代のツールなので冒頭に掲げたような操作性の悪さやシステム面の不親切さはあるし、
致命的な誤字なんかも実際のところ少なくありません。
他のゲームだと伝説の武器なことが多い「エクスカリバー」や「グングニル」などが、
終盤では普通に店で買えてしまうのもRPGとしてはどうかと思うし(笑)
ただ、それらを補って余りあるストーリーや世界観の良さは、
ありきたりだけど不思議とその世界に引き込む魅力があります。
戦闘のバランスも絶妙で攻略する楽しみも味わえるし、
旧世代のツクール作品とは思えない面白い作品でした。
せっかくなので前回使わなかった傭兵を使ってもう1回プレイしてみようと思います♪
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