なんか色々重なってしまって書けてなかったけど・・・
いつものように日付は少しいじって少し前の出来事を。
少し前の日記にも書きましたが、
6年来のお付き合いをさせていただいていたお気に入りのレストランが、
3月で閉店することとなりました。
3日に1回以上は通い詰めていたランチの営業が19日(火)に、
美味しいものが食べたいときなどに時々お邪魔していたディナーの営業が22日(金)に、
それぞれ最後の日を迎えることとなりました。
両方通っていた自分としては昼も夜も、どちらにも思い入れが強いです。
ランチもディナーも、最終日にはもちろん顔を出してきました。
写真はそんな最後の日に頂いたお料理たちです。
1枚目が最後に頂いたランチ「牛肉のソテー」
2枚目がディナー「ハンバーグ」、3枚目がデザートです。
ランチ、ディナー共に色々と美味しいお料理を頂いてきましたが、
閉店のお話を聞いた時から、最後に頼むのはハンバーグにしようと心に決めていました。
やっぱり自分にとってはこのお店のはじまりの味だったからね。
そんなわけで以下、もう何度も語ってる気はするけども、ちょっとだけ思い出語り。
当時はバーだったそのお店に初めて足を踏み入れたのはまだ大学生だった頃。
安くて美味しいランチのお店を探し回っていた時のことでした。
「日替わりランチ 500円」と書かれた看板が目に止まっていたものの、
バーという未知なる場所だったこともあり、しばらく入店を躊躇していました。
ある日意を決してその扉を開き、頂いたランチの味は今でもよく覚えています。
「なんで500円でこんなに美味しいハンバーグが出てくるのか」
という計り知れない衝撃は忘れられません。
その後、次第に他のお店にあまり行かなくなり、
バイトの休憩がある日にはほぼ毎回顔を出すようになりました。
いつからかそこでランチをいただき、
食後のドリンクをお供に本を読むのが日課になっていました。
大学を卒業した直後の1年間は空白期間だったけど、
それでも月に1度くらいは美味しいものを食べてストレス発散とばかりに通っていました。
それから年が変わりまた通い詰めるようになった頃には、
すっかり顔なじみになっていて、時々世間話をするようになっていました。
その頃には当時500円だった日替わりランチは580円になり、
当時580円だったパスタランチは生パスタ仕様になって680円となりました。
回数的にはご飯のランチを頂くことが多かったけど、
生パスタを使ったパスタランチも最高です。
近隣や都心にある他のお店の1000円以上するそこらのお店のパスタよりも、
冗談抜きでよっぽど美味しかったんですよ。
ご飯のランチと同様にパスタもソースが日替わりで色々楽しめました。
中でも「ミートソースデミグラス仕立て」が自分的にはドストライクでした。
他にも「ベーコンと黒コショウのクリームソース」が定番だけど安定の味わいだったし、
「生ハムとルッコラのバジルソース」なんてのは、
これまで家で作るパスタでは食べたことのなかったもの。
今までにない味わい方を教えてくれた一品でした。
しばらくして今の場所に移転し、店名も変わりました。
本格的に色々お話したりするようになったのは今の場所になってからでしたね。
移転してからはランチメニューも種類が増えました。
これまでの日替わりランチはAランチとなり、780円のBランチができました。
たまに贅沢したい時にはちょっと奮発してBランチも色々楽しみました。
お店側もBランチが手探りだった頃には「今日のどうでした?」
なんて意見を求められることも何度かありました。
まぁ、当然どれも本当に美味しかったけど、
オムライスのソースにハヤシライスのルーを使った「オムハヤシ」が特にお気に入り。
あとは・・・もう時効だと思うからこれもぶっちゃけちゃおうか。
ある日財布を家に忘れてたことに全く気づかずランチを終えて、
いざお会計という段階で「鞄に財布がない!!」という緊急事態がありました。
「ちょ、これどうすんだよ」と軽くパニック状態だったのですが、
そんな時にも「次に来た時でいいですよ」と快くツケてもらいました。
思えばそれがひとつのキッカケだったように感じます。
それから飲食店の事情だったり近隣の他のお店の話だったり、
そういう比較的込み入った話まで出来るような関係を築いてきました。
夜、仕事帰りにお酒を飲みにお邪魔するようになったのはその後くらいからだったかな。
と言ってもお酒を飲みに行けたのはほんの数回だけどね。
仕事帰りに軽ーく一杯のつもりが、ついつい色々作ってもらったりしてましたw
そしてバーとしての営業を終え、レストランとしてリニューアルされたのが去年の2月。
そこから先のことは改めて語ることでもないかなぁ。
ランチタイムは先に書いたとおり3日に1回以上は通ってて完全に生活の一部だったし、
ディナーでお邪魔したときはほとんどその都度日記に書いてきたしね。
なんて思ったけど書いてなかったことも案外あるんだよなぁ。
まず、料理や店内の写真をうちでプリントしてくれたり、
プライベートな写真や年賀状を作ってくれたりなんて関係になったのは
レストランになる少し前くらいからでしたね。
うちの店長も割りと気に入って通うようになったのはレストランになってからだし。
あとトマト嫌いを克服できたのもこの店のおかげでした。
学生時代には嫌いな野菜トップ10くらいには入ってたトマトですが、
いつも日替わりランチのサラダに付いてたんですよね。
で、出されたものを残すなんてとんでもないという環境で育ったもので、
最初の頃は毎回辛い思いをしながら食べてたんです。
でもそれも、気付いた時にはそんなに苦痛ではなくなっていたという。
今では好きとまでは言えないけど、普通に食べれる野菜となりました(笑)
それにバーだった頃からほぼ毎日飲みに来ている主みたいな常連さんがいて、
たまたま席が隣になった時にお話ししたこともあったか。
それ以降、ご一緒するときはほぼ毎回お酒について教えてもらったり、
他愛もない世間話で盛り上がったりしていました。
あるいは他の常連さんの輪に混ぜてもらったりなんてこともありました。
最後となった22日には、よく見るなーと思っていた人とお話する機会もありました。
元々バーの常連だった方でレストランになってからランチにも顔を出すようになったらしく。
いわば自分とは完全に逆パターンのお客さんのようでした。
で、お互いに「この人よく見るなー、話してみようかなー」
なんて思っていたことが最後の最後に発覚w
本当に不思議な出会いもあったものです。
まぁこの出会いは一期一会的なものではあると思うけど、
そこでお話ししなければ完全にただの他人のまま終わっていたわけで。
なんとなくいい感じだなぁと思ったのです。
そしてレストランとして営業を初めて1年と少し経った今月、
完全にその幕が降りることとなりました。
移転前から数えるとちょうど10年続けていたことになるそうです。
閉店に至ったのにはやんごとなき事情があったそうですが、
ちょうど節目の年、何か他のことをやってみたくなった、という思いもあったそうです。
自分がお付き合いを始めてから約6年になるから、
後半半分以上はずっと通い詰めていたことになるわけで。
そりゃ常連客を名乗ることくらいは許されるでしょう。
6年間、思い返してみると本当に色んなことがあったように感じます。
軽く振り返ってみたけど、ここに書いたことなんてほんの一部でしかないわけで。
閉店のお話を聞いた後にオーナーと話したことでもあるけど、
それだけ長い付き合いになんだからそりゃお互い年を取ったわけですよ。
日替わりランチ+ドリンクの730円で1時間ゆっくり休めるお店、
なおかつ割と遅い時間にランチをやっているというだけでも貴重なお店でした。
しかも何を食べても美味しくて雰囲気も良い。
何よりもオーナーの人柄の良さがサービスにも出ていて、
本当に心地よい時間を過ごせる場所でした。
それだけに閉店はとてもショックだし、寂しいです。
もうあの味を、雰囲気を、食後に本を読む至福の時間を、
他愛ない世間話を楽しめることがなくなると思うと、
本当に、本当に寂しくてなりません。
これから先どこに日々の生活における潤いを見出せばよいのでしょうか。
他のお店で食べる昼ごはんは、別に美味しくないわけじゃないんだけど、
それでもどこか味気なく感じてしまっているのも事実です。
ですが、新しいことを始めようとしているのなら、
ファンとしては今後のご活躍をお祈りしたい気持ちです。
どんなことを始められるのかはまだ分かりませんが、
もしまた違う場所でお店をやるのであれば、速攻で飛んでいく所存です。
閉店のお話を聞いてからはそれはもう怒涛の勢いで通わせてもらったし、
それとは別に自分らしく感謝の気持ちを形に残し、渡すことが出来ました。
自分なりのけじめをつけて、きちんとお別れすることは出来たと思います。
全メニュー制覇が出来なかったことは心残りと言えば心残りですが、
とりあえずメインディッシュの肉料理だけは制覇できたのでまぁよし。
でも、ステーキピラフは1回頼んでおきたかったなぁ(苦笑)
そんなわけで、自分にとって生涯で最も通い詰めたお店のお話です。
行きつけのお店があることの喜びを教えてもらいました。
そんな心地よい場所が無くなってしまうことは本当に残念でなりません。
果たして今後の人生で、ここ以上の行きつけのお店に出会えるのでしょうか?
少なくとも直近10年くらいの間にはなさそうな気がしますが・・・。
それでも自分にとっても、そのお店の方達にとっても新しい何かが始まることを願って、
こんな言葉で締めくくりたいと思います。
ようこそ、新しい生活。
いつものように日付は少しいじって少し前の出来事を。
少し前の日記にも書きましたが、
6年来のお付き合いをさせていただいていたお気に入りのレストランが、
3月で閉店することとなりました。
3日に1回以上は通い詰めていたランチの営業が19日(火)に、
美味しいものが食べたいときなどに時々お邪魔していたディナーの営業が22日(金)に、
それぞれ最後の日を迎えることとなりました。
両方通っていた自分としては昼も夜も、どちらにも思い入れが強いです。
ランチもディナーも、最終日にはもちろん顔を出してきました。
写真はそんな最後の日に頂いたお料理たちです。
1枚目が最後に頂いたランチ「牛肉のソテー」
2枚目がディナー「ハンバーグ」、3枚目がデザートです。
ランチ、ディナー共に色々と美味しいお料理を頂いてきましたが、
閉店のお話を聞いた時から、最後に頼むのはハンバーグにしようと心に決めていました。
やっぱり自分にとってはこのお店のはじまりの味だったからね。
そんなわけで以下、もう何度も語ってる気はするけども、ちょっとだけ思い出語り。
当時はバーだったそのお店に初めて足を踏み入れたのはまだ大学生だった頃。
安くて美味しいランチのお店を探し回っていた時のことでした。
「日替わりランチ 500円」と書かれた看板が目に止まっていたものの、
バーという未知なる場所だったこともあり、しばらく入店を躊躇していました。
ある日意を決してその扉を開き、頂いたランチの味は今でもよく覚えています。
「なんで500円でこんなに美味しいハンバーグが出てくるのか」
という計り知れない衝撃は忘れられません。
その後、次第に他のお店にあまり行かなくなり、
バイトの休憩がある日にはほぼ毎回顔を出すようになりました。
いつからかそこでランチをいただき、
食後のドリンクをお供に本を読むのが日課になっていました。
大学を卒業した直後の1年間は空白期間だったけど、
それでも月に1度くらいは美味しいものを食べてストレス発散とばかりに通っていました。
それから年が変わりまた通い詰めるようになった頃には、
すっかり顔なじみになっていて、時々世間話をするようになっていました。
その頃には当時500円だった日替わりランチは580円になり、
当時580円だったパスタランチは生パスタ仕様になって680円となりました。
回数的にはご飯のランチを頂くことが多かったけど、
生パスタを使ったパスタランチも最高です。
近隣や都心にある他のお店の1000円以上するそこらのお店のパスタよりも、
冗談抜きでよっぽど美味しかったんですよ。
ご飯のランチと同様にパスタもソースが日替わりで色々楽しめました。
中でも「ミートソースデミグラス仕立て」が自分的にはドストライクでした。
他にも「ベーコンと黒コショウのクリームソース」が定番だけど安定の味わいだったし、
「生ハムとルッコラのバジルソース」なんてのは、
これまで家で作るパスタでは食べたことのなかったもの。
今までにない味わい方を教えてくれた一品でした。
しばらくして今の場所に移転し、店名も変わりました。
本格的に色々お話したりするようになったのは今の場所になってからでしたね。
移転してからはランチメニューも種類が増えました。
これまでの日替わりランチはAランチとなり、780円のBランチができました。
たまに贅沢したい時にはちょっと奮発してBランチも色々楽しみました。
お店側もBランチが手探りだった頃には「今日のどうでした?」
なんて意見を求められることも何度かありました。
まぁ、当然どれも本当に美味しかったけど、
オムライスのソースにハヤシライスのルーを使った「オムハヤシ」が特にお気に入り。
あとは・・・もう時効だと思うからこれもぶっちゃけちゃおうか。
ある日財布を家に忘れてたことに全く気づかずランチを終えて、
いざお会計という段階で「鞄に財布がない!!」という緊急事態がありました。
「ちょ、これどうすんだよ」と軽くパニック状態だったのですが、
そんな時にも「次に来た時でいいですよ」と快くツケてもらいました。
思えばそれがひとつのキッカケだったように感じます。
それから飲食店の事情だったり近隣の他のお店の話だったり、
そういう比較的込み入った話まで出来るような関係を築いてきました。
夜、仕事帰りにお酒を飲みにお邪魔するようになったのはその後くらいからだったかな。
と言ってもお酒を飲みに行けたのはほんの数回だけどね。
仕事帰りに軽ーく一杯のつもりが、ついつい色々作ってもらったりしてましたw
そしてバーとしての営業を終え、レストランとしてリニューアルされたのが去年の2月。
そこから先のことは改めて語ることでもないかなぁ。
ランチタイムは先に書いたとおり3日に1回以上は通ってて完全に生活の一部だったし、
ディナーでお邪魔したときはほとんどその都度日記に書いてきたしね。
なんて思ったけど書いてなかったことも案外あるんだよなぁ。
まず、料理や店内の写真をうちでプリントしてくれたり、
プライベートな写真や年賀状を作ってくれたりなんて関係になったのは
レストランになる少し前くらいからでしたね。
うちの店長も割りと気に入って通うようになったのはレストランになってからだし。
あとトマト嫌いを克服できたのもこの店のおかげでした。
学生時代には嫌いな野菜トップ10くらいには入ってたトマトですが、
いつも日替わりランチのサラダに付いてたんですよね。
で、出されたものを残すなんてとんでもないという環境で育ったもので、
最初の頃は毎回辛い思いをしながら食べてたんです。
でもそれも、気付いた時にはそんなに苦痛ではなくなっていたという。
今では好きとまでは言えないけど、普通に食べれる野菜となりました(笑)
それにバーだった頃からほぼ毎日飲みに来ている主みたいな常連さんがいて、
たまたま席が隣になった時にお話ししたこともあったか。
それ以降、ご一緒するときはほぼ毎回お酒について教えてもらったり、
他愛もない世間話で盛り上がったりしていました。
あるいは他の常連さんの輪に混ぜてもらったりなんてこともありました。
最後となった22日には、よく見るなーと思っていた人とお話する機会もありました。
元々バーの常連だった方でレストランになってからランチにも顔を出すようになったらしく。
いわば自分とは完全に逆パターンのお客さんのようでした。
で、お互いに「この人よく見るなー、話してみようかなー」
なんて思っていたことが最後の最後に発覚w
本当に不思議な出会いもあったものです。
まぁこの出会いは一期一会的なものではあると思うけど、
そこでお話ししなければ完全にただの他人のまま終わっていたわけで。
なんとなくいい感じだなぁと思ったのです。
そしてレストランとして営業を初めて1年と少し経った今月、
完全にその幕が降りることとなりました。
移転前から数えるとちょうど10年続けていたことになるそうです。
閉店に至ったのにはやんごとなき事情があったそうですが、
ちょうど節目の年、何か他のことをやってみたくなった、という思いもあったそうです。
自分がお付き合いを始めてから約6年になるから、
後半半分以上はずっと通い詰めていたことになるわけで。
そりゃ常連客を名乗ることくらいは許されるでしょう。
6年間、思い返してみると本当に色んなことがあったように感じます。
軽く振り返ってみたけど、ここに書いたことなんてほんの一部でしかないわけで。
閉店のお話を聞いた後にオーナーと話したことでもあるけど、
それだけ長い付き合いになんだからそりゃお互い年を取ったわけですよ。
日替わりランチ+ドリンクの730円で1時間ゆっくり休めるお店、
なおかつ割と遅い時間にランチをやっているというだけでも貴重なお店でした。
しかも何を食べても美味しくて雰囲気も良い。
何よりもオーナーの人柄の良さがサービスにも出ていて、
本当に心地よい時間を過ごせる場所でした。
それだけに閉店はとてもショックだし、寂しいです。
もうあの味を、雰囲気を、食後に本を読む至福の時間を、
他愛ない世間話を楽しめることがなくなると思うと、
本当に、本当に寂しくてなりません。
これから先どこに日々の生活における潤いを見出せばよいのでしょうか。
他のお店で食べる昼ごはんは、別に美味しくないわけじゃないんだけど、
それでもどこか味気なく感じてしまっているのも事実です。
ですが、新しいことを始めようとしているのなら、
ファンとしては今後のご活躍をお祈りしたい気持ちです。
どんなことを始められるのかはまだ分かりませんが、
もしまた違う場所でお店をやるのであれば、速攻で飛んでいく所存です。
閉店のお話を聞いてからはそれはもう怒涛の勢いで通わせてもらったし、
それとは別に自分らしく感謝の気持ちを形に残し、渡すことが出来ました。
自分なりのけじめをつけて、きちんとお別れすることは出来たと思います。
全メニュー制覇が出来なかったことは心残りと言えば心残りですが、
とりあえずメインディッシュの肉料理だけは制覇できたのでまぁよし。
でも、ステーキピラフは1回頼んでおきたかったなぁ(苦笑)
そんなわけで、自分にとって生涯で最も通い詰めたお店のお話です。
行きつけのお店があることの喜びを教えてもらいました。
そんな心地よい場所が無くなってしまうことは本当に残念でなりません。
果たして今後の人生で、ここ以上の行きつけのお店に出会えるのでしょうか?
少なくとも直近10年くらいの間にはなさそうな気がしますが・・・。
それでも自分にとっても、そのお店の方達にとっても新しい何かが始まることを願って、
こんな言葉で締めくくりたいと思います。
ようこそ、新しい生活。
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