大阪のラストライブ、今日だったのですね。
なかなか受け入れがたいものだったこともあり、
あえてなるべく目に入れず、あまり考えすぎないようにしていました。
が、いざその当日となるとやっぱり嫌でも目にも耳にも入ってきますね。
(Mixiニュースでもトップに掲載されたくらいだしね。)

ほぼ丸まる13年聴き続けていたグループなだけに、
それが無くなるというのは本当に本当に寂しくてなりません。


初めて彼らの曲を耳にしたのは月並みではあるけど、
名探偵コナンで流れていた「Mysterious Eyes」
でもこの頃はまだ単になんかいいなぁといった程度の印象でした。
その後「夏の幻」と「Flying」を立て続けに耳にして、
『GARNET CROW』というグループの存在を意識しだしました。

そして最大のヒット曲となった「夢みたあとで」
「この曲は手元に置いていつでも聴けるようにしたい」
この曲を聴いた時にそう感じたんですよね。
音楽に疎かった当時の自分がはじめて出会ったこの感覚は今もよく覚えています。

そして自分のお金ではじめて買ったCDが2ndアルバムである「SPARKLE」
その締めを飾った「Holy Ground」を初めて聴いた時の衝撃はきっと生涯忘れられないでしょう。
数ある中から1番好きな曲を挙げるとしたら、自分の中では今もこの曲です。
この人たちの音楽はたぶん一生聴き続けることになる。
今にして思うとあの時にそれを本能的に感じ取ったのだと思います。
それが10年以上経ったいままでこうしてずっと続いてきたのだから、
あの時感じたものはきっと本物だったのでしょう。


そしていざこうして解散という文字を目にすると、
思い起こすのはこの頃のことばかりなんですよね。
最近のアルバムだってよく聴くし、ハマる曲や良いなと思う曲だってたくさんある。
それなのに先日購入したベスト盤も気づけばDisc1ばかり聴いている自分がいます。
それはきっとあの当時の印象が強烈すぎてなかなか上書きされないからでしょう。
いやはや、思い出補正というのは本当に恐ろしいもの。


それにしても13年間、あっという間な気もするんだけど、
やっぱり相応に長い期間であったと思わずにはいられません。
だっておよそ自分の人生の半分はこのグループと共に在ったわけですから。

だからもちろん、上に挙げた曲以外にも思い出深い曲はいくらでもあります。
「Last Love Song」や「Call my name」にドップリ浸かっていた時もあるし、
「クリスタル・ゲージ」を聴きたいがため、地元のCDレンタルショップを探し回ったり。
初めてシングルCDを新譜で購入したのは「僕らだけの未来」でした。
他にも「晴れ時計」「まぼろし」「涙のイエスタデー」
「夢のひとつ」から最後の「nostalgia」まで。
どれを聴いてもその当時の記憶や感情が呼び起こされるんですよ。

ライブのMCで中村さんが言われたらしい、
「私たちは解散しますけれども、楽曲は生きています」という言葉。
これはまさにそういうことなのでしょうね。
参考:BARKSライブレポート【http://www.barks.jp/news/?id=1000091115


アルバムの曲だとこれらはほんの一部でしかないけど、
「A crown」「巡り来る春に」「Endless Desire」「この冬の白さに」
「向日葵の色」「Hello Sadness」「As the Dew」「海をゆく獅子」
なんかが特に印象的。

カップリング曲はもはやキリがないので以下略。
世間にはあまり知られていないアルバムの曲やB面曲にも本当に染み入るものが多い。
むしろそっちが真骨頂と言ってもいいくらい。
だからこそカップリング曲だけを集めたBside collectionなんてアルバムも出せたんだろうし。




まさに青春時代の思い出の象徴と言えるグループでした。
全アルバムを買い揃えるようなグループにはきっとこの先出会うことはないでしょう。

たとえあの頃以上の衝撃を受けることが無くなっていたとしても、
最近のアルバムを聴いた時間がSPARKLEより長いかと問われると、
その答えは間違いなくNoであるのは事実だとしても、
それでもやっぱり新しい曲を聴けなくなるというのは寂しいですね。

「解散」っていうのはつまりはそういうことだと頭では分かるけど、
それが一体どんな心の変化を与えるのか。今はまったく予測もできません。
これからもきっと、彼らの音楽は自分と共にあり続けるでしょう。
この先ふとGARNET CROWのCDを再生したときに何を感じるのでしょうか。
少なくとも今はそんな未来なんて想像のしようがありませんケド。

あー、うん。なんか感傷的すぎて書いててよく分からなくなる。
このまま何事も無かったかのようにスルーするのも一瞬は考えたのですが、
そんな選択肢、取れるはずがありませんでした。
いざ解散というのを目の当たりにして、思い出すものはいくらでも溢れてくるんだから。
どんなにグチャグチャでも今この時感じていることを言葉に残すのは、
きっと自分にとっては何かしらの意味が残るハズだと思うから。


とにもかくにも13年間お疲れ様でした。
心に残る楽曲を今まで本当にありがとうございました。

コメント

nophoto
2013年12月12日22:06

 こんばんは、京と申します。GARNET CROWを検索していて此方のブログを見つけたのですが、1つ1つの歌に添えられた丁寧な感想の数々に感激して思わずコメントしてしまいました…!(半年前の日記にコメントするのはどうかと思ったのですが(-_-;))
 やっぱりGARNET CROWは最高ですよね!私の知らなかった情報もあり、読んでいて嬉しかったです。

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