フジテレビ「ボーカロイド歌謡祭2013(夏)」について
2013年8月6日 VOCALOIDボカロ歌謡祭まさかの第2弾が先月27日の深夜に放送されました。
第2弾はあったとしても、早くても秋だろうと思い込んでいたので、
こんなに早く第2弾がやってくるとは思いもしていませんでした。
深夜すぎたので例によって録画しておいたのを先日観たのですが、
良くも悪くも前回の(春)とは内容がガラっと変わっていましたね。
今回は自分の期待していたものとは全然違う内容だったのでスルーしても良かったのですが、
一応は関心を持っていた身としてはまとめておきたいと思ったので記します。
以下では一部辛辣な表現も含みますがあしからず。
前回はボーカロイドについての基本的な総合情報番組といった体でしたが、
今回はイベントに密着取材的な内容でした。
ボーカロイドオンリーのクラブイベント「Voca Nico Night」へ密着し、
出演者へのインタビューも交えてそのダイジェスト版を放送といった感じ。
とりあえずVOCALODOみたいな悲劇はなかったので良かったです
率直な印象としては、(春)と比べてもまた随分と低予算だなオイといったところ。
イベントの映像と申し訳程度のインタビュー、その合間にランキングを挟んだだけですからね。
エンディングのスタッフロールを見るに、今回はクリプトンやSEGAは絡んでないみたいだし、
完全に製作側とニコニコで勝手にやった感じが映像からもありありと見えていました。
とは言えイベントの放送が主ということもあり歌が流れている時間は長かったので、
ある意味ちゃんと「歌謡祭」っぽくなってはいたのでまぁいいのかなとも思います。
クラブイベントの映像に対する感想はひとことで言ってしまうと「気持ち悪い」でした。
とは言え人は未知のものには恐怖を抱くものなので仕方ないでしょう。
自分はその類の経験が皆無でなおかつ興味もない人間だからそう感じるのでしょう。
自分が好きな世界とは全く別物である、ただそれだけのことです。
なので、このイベント自体についてどうこう語るつもりはありません。
好きな人は楽しく参加してればそれでいいと思いますね。
八王子Pとゆよゆっぺは人物、曲ともにそこそこ聴いたこともあったけど、
中の2人に関しては完全に「誰それ?」状態でした。
演奏された曲も正直に言ってしまうと、
「あぁそう。今はそういうのが流行ってんだ。へー」といったモノ。
まぁ、好きな人は楽しく追っかけてればそれでいいのでしょう。
今回の放送は「ボカロP」に重きを置くと前宣伝で言われていましたが、
その割には各DJへのインタビューが短すぎでしたね。
限られた時間で、なおかつ演奏をたくさん流すとなるとあの程度になるのでしょうが、
「ボカロPに重きを置く」ものとしてはだいぶ物足りなかったです。
質問も各人の音楽のルーツを探る質問が1つと、このイベントへの意気込みだけ。
前者の質問はそれなりに良いやり取りがされていたと思うけど、
Voca Nico Nightをどう思うかとか正直観てる人にはどうでもいいと思うんだ。
(少なくとも自分のような興味ない人間からしたら、ね)
この質問を全員にしている辺りにニコニコの意地汚さを感じてしまうのですが、
さすがにひねくれすぎですかね。
なんにせよ、インタビュー内容については前回のほうが遥かに充実していました。
ただ、深夜枠とは言えそこらの若いニーチャンが「ボカロP」として
公共の電波にごく普通に乗っちゃってるのには時代の変化を感じずにいられません。
特に八王子Pはまゆゆやらしょこたんやらといった
一般的にも随分と知名度が高い有名人の楽曲製作にも携わっていると言うのだから、
そこは単純にすごいなぁとは思いますね。
それにしても、歌ってみたからCDデビューとかの連中も含めると、
ニコニコからメディア露出していく人も随分と増えてきましたねぇ。
こういった類のさきがけとなったのは恐らくkzさんであったり、
ボーカロイドに限らなければヒャダインであったりするのでしょう。
<ランキングについて>
千本桜を筆頭とした前回の特番でもランクインしていた5曲以外は、
まぁ見事なまでに聴いたことのない曲ばっかりです。
最早ニコニコでボカロ聴くことなんてほぼ皆無だからそりゃそうなんだけど。
曲を個別に見てみると、相変わらずsasakureUKの2曲は良さげな感じ。
特にトゥイー・ボックスの人形劇場は非常に氏の作品らしい安心感を覚えました。
あと、最近じゃこの類のランキングを観てもまったく興味を惹かれる曲が無いのですが、
18位に入っていたdropという曲が珍しく気になりました。
所謂「ティンときた」という感じですw
これはあとでちょっと聴きに行ってみたいと思います。
また、印象的だったのが前回と同じ5位につけた千本桜。
前回と違い今回は集計期間が3ヶ月にも関わらず同じ順位。
これは舞台化の影響を受けて少なからず再生が伸びたのだろうと推測できます。
他の曲はいつも通り特に何も感じなかったので割愛。
ただ、9位のほぼ日のアレは大人の事情的な意味で大丈夫だったのだろうか?w
この番組内のランキングを検証している記事が今回も作成されているので、
気になる方はこちらを参照されると良いでしょう。
【http://ch.nicovideo.jp/shrineroot/blomaga/ar281785】
検証結果をひとことお借りすると、「カバー曲は除外されている可能性が高い」そうです。
純粋にポイントだけで計算するとリンちゃんの「sister’s noise」や「紅蓮の弓矢」
などがランクインしていた可能性が高いとのことです。
使用ボーカロイドの比率を見ても概ね前回の(春)ランキングとほぼ同様ですね。
【ミク>>GUMI>IA>リンレン】この図式は変わりません。
ただ、今回分かったのはIAはランクイン頻度ほどは流行ってないなということですね。
今回ランクインしたIAの5曲のうち4曲はじんによるもの。
要するにIAが流行ってるのではなくて、カゲプロが10代にバカウケしてる。
で、その作者であるじんがIAを使うことが多い。ただそれだけなのでしょう。
それでもじん×IAでワンツーフィニッシュという結果はインパクト大でしたが・・・
こりゃやっぱりカゲプロのアニメはノイタミナ枠でやりそうですね(笑)
作者別に見ても最大半年程度の差があるとは思えないほど前回と代わり映えしない面子。
前回が12年下半期、今回が13年の4~6月。
集計期間も時期もだいぶズレがありますが、それでもこの傾向。
いかにイマドキの10代に受ける曲が似通っているかがランキングからも見えます。
じん・kemu・Neru・Last Note.辺りは今の10代には外せないトレンドなのでしょうねぇ。
もちろんそれだけが全てとは言いませんが、前回のランキングを含めても
コンスタントに曲を出す人の主流になっているとは言えそうです。
そんなわけでざっくりと内容や思ったことをまとめてみました。
個人的には内容としては前回の方が興味深かったですが、
なんだかんだでこれだけまとめちゃう辺り好きなんですよねぇ。
イベントの様子は自分は興味は無いけども、
それでも知らない世界の様子を観れたのはそれなりに楽しめたのも事実であって。
ただ、繰り返しにはなるがもっとインタビューに枠を使って欲しかったのが正直なところ。
ランキング10曲減らしてインタビューを多めに取ってもらえたほうが、
自分の場合より楽しめたんじゃないかなぁと感じました。
ところで春・夏ときたら次はやっぱり秋にもやるんだろうか・・・?
今はまだそれなりに楽しめているけど、
仮に今後季節に1回もの頻度でやられるとそれはそれでウザそうなんだがw
第2弾はあったとしても、早くても秋だろうと思い込んでいたので、
こんなに早く第2弾がやってくるとは思いもしていませんでした。
深夜すぎたので例によって録画しておいたのを先日観たのですが、
良くも悪くも前回の(春)とは内容がガラっと変わっていましたね。
今回は自分の期待していたものとは全然違う内容だったのでスルーしても良かったのですが、
一応は関心を持っていた身としてはまとめておきたいと思ったので記します。
以下では一部辛辣な表現も含みますがあしからず。
前回はボーカロイドについての基本的な総合情報番組といった体でしたが、
今回はイベントに密着取材的な内容でした。
ボーカロイドオンリーのクラブイベント「Voca Nico Night」へ密着し、
出演者へのインタビューも交えてそのダイジェスト版を放送といった感じ。
率直な印象としては、(春)と比べてもまた随分と低予算だなオイといったところ。
イベントの映像と申し訳程度のインタビュー、その合間にランキングを挟んだだけですからね。
エンディングのスタッフロールを見るに、今回はクリプトンやSEGAは絡んでないみたいだし、
完全に製作側とニコニコで勝手にやった感じが映像からもありありと見えていました。
とは言えイベントの放送が主ということもあり歌が流れている時間は長かったので、
ある意味ちゃんと「歌謡祭」っぽくなってはいたのでまぁいいのかなとも思います。
<主な放送内容>
・オープニング
ボーカロイドの紹介・イベント来場者インタビュー
・出演者その1『DJ’ TEKINA // SOMETHING』(ゆよゆっぺ)
「Lilily☆Nation」(本人作 13年)
「ルカルカ★ナイトフィーバー(Remix)」 (原曲:samfree 09年)
「ブラック★ロックシューター(Remix)」 (原曲:ryo 08年)
・ランキング 30位~21位
・出演者その2『かめりあ』
「システマティック・ラヴ」 (本人作 詞:さつきがてんこもり 12年)
「Baby Maniacs(Remix)」 (原曲:八王子P 11年)
・ランキング 20位~11位
・出演者その3『きくお』
「塵塵呪詛」(本人作 12年 [IA 公式デモソング])
「物をぱらぱら壊す」(本人作 11年)
「ハレルヤ・スーパーアイドル」 (杏梨ルネ用書き下ろし新曲)
(CM)
・出演者その4『八王子P』
「fake doll」 (本人作 12年)
「HORIZON」(本人作 13年)
「electric love 802P Remix」 (本人作 09年)
・ランキング10位~4位→(CM)→3位・2位→(CM)→1位
・エンディング 『八王子P&DJ’ TEKINA // SOMETHING コラボ』
「Dream Your Night」 (本イベント用新曲)
[演奏後半からスタッフロール]
クラブイベントの映像に対する感想はひとことで言ってしまうと「気持ち悪い」でした。
とは言え人は未知のものには恐怖を抱くものなので仕方ないでしょう。
自分はその類の経験が皆無でなおかつ興味もない人間だからそう感じるのでしょう。
自分が好きな世界とは全く別物である、ただそれだけのことです。
なので、このイベント自体についてどうこう語るつもりはありません。
好きな人は楽しく参加してればそれでいいと思いますね。
八王子Pとゆよゆっぺは人物、曲ともにそこそこ聴いたこともあったけど、
中の2人に関しては完全に「誰それ?」状態でした。
演奏された曲も正直に言ってしまうと、
「あぁそう。今はそういうのが流行ってんだ。へー」といったモノ。
まぁ、好きな人は楽しく追っかけてればそれでいいのでしょう。
今回の放送は「ボカロP」に重きを置くと前宣伝で言われていましたが、
その割には各DJへのインタビューが短すぎでしたね。
限られた時間で、なおかつ演奏をたくさん流すとなるとあの程度になるのでしょうが、
「ボカロPに重きを置く」ものとしてはだいぶ物足りなかったです。
質問も各人の音楽のルーツを探る質問が1つと、このイベントへの意気込みだけ。
前者の質問はそれなりに良いやり取りがされていたと思うけど、
Voca Nico Nightをどう思うかとか正直観てる人にはどうでもいいと思うんだ。
(少なくとも自分のような興味ない人間からしたら、ね)
この質問を全員にしている辺りにニコニコの意地汚さを感じてしまうのですが、
さすがにひねくれすぎですかね。
なんにせよ、インタビュー内容については前回のほうが遥かに充実していました。
ただ、深夜枠とは言えそこらの若いニーチャンが「ボカロP」として
公共の電波にごく普通に乗っちゃってるのには時代の変化を感じずにいられません。
特に八王子Pはまゆゆやらしょこたんやらといった
一般的にも随分と知名度が高い有名人の楽曲製作にも携わっていると言うのだから、
そこは単純にすごいなぁとは思いますね。
それにしても、歌ってみたからCDデビューとかの連中も含めると、
ニコニコからメディア露出していく人も随分と増えてきましたねぇ。
こういった類のさきがけとなったのは恐らくkzさんであったり、
ボーカロイドに限らなければヒャダインであったりするのでしょう。
<ランキングについて>
●ニコニコ動画2013年4月~6月VOCALOIDランキングTOP30●
30位:例ノアレ[初音ミク / おにゅうP]
29位:六兆年と一夜物語[IA / kemu](春10位)
28位:いーあるふぁんくらぶ[GUMI・鏡音リン / みきとP](春2位)
27位:有頂天ビバーチェ[GUMI / Last Note.]
26位:トゥイー・ボックスの人形劇場[初音ミク / sasakure.UK]
25位:能面島神隠し事件[初音ミク / てにをは]
24位:ラズベリー*モンスター[初音ミク / Honey Works]
23位:チルドレンレコード[IA / じん](春1位)
22位:ヤキモチの答え -anotther story-[初音ミク / Honey Works]
21位:とんとんまーえ![初音ミク・鏡音レン / さつきがてんこもり]
20位:今ちょっとだけ話題の神様 [GUMI / Honey Works]
19位:吉田、家出するってよ[初音ミク / Honey Works]
18位:drop[初音ミク / keeno]
17位:蜘蛛糸モノポリー[初音ミク / sasakure.UK]
16位:脳漿炸裂ガール[初音ミク・GUMI / れるりり](春3位)
15位:ユクエシレズ[GUMI / こじろー]
14位:東京レトロ[初音ミク / すこっぷ]
13位:リンカーネイション[GUMI・鏡音リン / kemu]
12位:助けてドラえもん[初音ミク / 黒田亜津]
11位:オサナナブルー[GUMI / Last Note.]
10位:夜咄ディセイブ[IA / じん]
9位:ヤバイと思ったが性欲を抑えきれなかった[初音ミク / ほぼ日P]
8位:いーあるふぁんくらぶ(アレンジカバー)[初音ミク・鏡音レン / ギガP]
7位:イドラのサーカス[鏡音リン / Neru]
6位:ロストワンの号哭[鏡音リン / Neru]
5位:千本桜[初音ミク / 黒うさP](春5位)
4位:魔法少女幸福論[初音ミク / トーマ]
3位:敗北の少年[GUMI / kemu]
2位:ロスタイムメモリー[IA / じん]
1位:アヤノの幸福理論[IA / じん]
●分布分析●
@作者別
じん:4曲
Honey Works:4曲
kemu:3曲
Neru:2曲
Last Note.:2曲
sasakure. UK.:2曲
@使用ボーカロイド別
初音ミク:16(うち複合3)
GUMI:8(うち複合3)
IA:5
鏡音リン:4(うち複合1)
鏡音レン:2(うち複合2)
千本桜を筆頭とした前回の特番でもランクインしていた5曲以外は、
まぁ見事なまでに聴いたことのない曲ばっかりです。
最早ニコニコでボカロ聴くことなんてほぼ皆無だからそりゃそうなんだけど。
曲を個別に見てみると、相変わらずsasakureUKの2曲は良さげな感じ。
特にトゥイー・ボックスの人形劇場は非常に氏の作品らしい安心感を覚えました。
あと、最近じゃこの類のランキングを観てもまったく興味を惹かれる曲が無いのですが、
18位に入っていたdropという曲が珍しく気になりました。
所謂「ティンときた」という感じですw
これはあとでちょっと聴きに行ってみたいと思います。
また、印象的だったのが前回と同じ5位につけた千本桜。
前回と違い今回は集計期間が3ヶ月にも関わらず同じ順位。
これは舞台化の影響を受けて少なからず再生が伸びたのだろうと推測できます。
他の曲はいつも通り特に何も感じなかったので割愛。
ただ、9位のほぼ日のアレは大人の事情的な意味で大丈夫だったのだろうか?w
この番組内のランキングを検証している記事が今回も作成されているので、
気になる方はこちらを参照されると良いでしょう。
【http://ch.nicovideo.jp/shrineroot/blomaga/ar281785】
検証結果をひとことお借りすると、「カバー曲は除外されている可能性が高い」そうです。
純粋にポイントだけで計算するとリンちゃんの「sister’s noise」や「紅蓮の弓矢」
などがランクインしていた可能性が高いとのことです。
使用ボーカロイドの比率を見ても概ね前回の(春)ランキングとほぼ同様ですね。
【ミク>>GUMI>IA>リンレン】この図式は変わりません。
ただ、今回分かったのはIAはランクイン頻度ほどは流行ってないなということですね。
今回ランクインしたIAの5曲のうち4曲はじんによるもの。
要するにIAが流行ってるのではなくて、カゲプロが10代にバカウケしてる。
で、その作者であるじんがIAを使うことが多い。ただそれだけなのでしょう。
それでもじん×IAでワンツーフィニッシュという結果はインパクト大でしたが・・・
こりゃやっぱりカゲプロのアニメはノイタミナ枠でやりそうですね(笑)
作者別に見ても最大半年程度の差があるとは思えないほど前回と代わり映えしない面子。
前回が12年下半期、今回が13年の4~6月。
集計期間も時期もだいぶズレがありますが、それでもこの傾向。
いかにイマドキの10代に受ける曲が似通っているかがランキングからも見えます。
じん・kemu・Neru・Last Note.辺りは今の10代には外せないトレンドなのでしょうねぇ。
もちろんそれだけが全てとは言いませんが、前回のランキングを含めても
コンスタントに曲を出す人の主流になっているとは言えそうです。
そんなわけでざっくりと内容や思ったことをまとめてみました。
個人的には内容としては前回の方が興味深かったですが、
なんだかんだでこれだけまとめちゃう辺り好きなんですよねぇ。
イベントの様子は自分は興味は無いけども、
それでも知らない世界の様子を観れたのはそれなりに楽しめたのも事実であって。
ただ、繰り返しにはなるがもっとインタビューに枠を使って欲しかったのが正直なところ。
ランキング10曲減らしてインタビューを多めに取ってもらえたほうが、
自分の場合より楽しめたんじゃないかなぁと感じました。
ところで春・夏ときたら次はやっぱり秋にもやるんだろうか・・・?
今はまだそれなりに楽しめているけど、
仮に今後季節に1回もの頻度でやられるとそれはそれでウザそうなんだがw
コメント