９/２４～２６ 塩原温泉ひとり旅
2014年10月31日 旅行
約ひと月前の９月２４～２６日の２泊３日で温泉旅行に行ってきた話を。
もともと某友人と別の旅行の計画を立てていたのですが、
直前になって実質ドタキャンされてしまいまして･･･。
既に休みは取っていたので何もしないのもなんだかなぁ･･･。
ということでひとりで泊まれてそれなりに楽しめそうな宿を急遽探すことにしました。
何もしないでのんびり温泉にでも入れたらな～。ついでに静かに本でも読めれば良いか～。
くらいのノリでゆる～く計画を立てたのでした。
行く前の記事にも書いたけど完全なひとり旅ってのは初めてだったので、
多少不安やら緊張やらもあったのですが、結果から言えば杞憂でした。
(まぁそりゃそうなんだけど)割となんとでもなりましたねｗ
ちなみに今回お世話になったのは「湯荘 白樺」さん。
【http://www.mmjp.or.jp/sirakaba/index.html】
ということで９月２４日出発です。
今回の旅行の最優先目的は「のんびりすること」だったので、
旅行だからと早起きもあえてせずにいつも通りに起床。
準備を済ませて出発したのが１０時過ぎくらいだったかな。
地元路線を乗り継ぎ北千住(東京の北端辺り)まで行き、そこから東武線で一気に北上。
のんびり旅行なので新幹線やら有料特急やらは使わず鈍行のみの旅程でしたが、
北千住を出ると次に停車したのが春日部、その次が東武動物公園と、
なんか物凄い勢いで埼玉南部をぶち抜いていきました。快速列車やりおるｗ
そんなこんなでおよそ4時間かけて目的地の最寄駅である「上三依塩原温泉口」駅に到着。
各線乗り入れ運転をしているようでなんと北千住から乗り換え一切ナシ。
「現代の電車技術ってすげーなー」と感心しつつも、
途中で『この先の区間ではSUICA･PASMOなどICカードは使えません』
というアナウンスが流れてきて「田舎に来たな～」と違う意味でも感心したり。
駅から路線バスに乗りひと山越えて市街へ向かいやってきたのは栃木県の塩原温泉。
那須塩原市の塩原のほうです。地図上で言うと福島県の一歩手前くらいの位置。
今回お世話になった宿はメインの温泉街からは外れた、
「奥塩原新湯温泉」と呼ばれるエリアにあります。
けっこうな山の上なこともあってか路線バスなどは通っていない地域のようで、
バスターミナルから迎えに来ていただきました。
車を自由に使える人には良いけど電車で行くにはちょっと大変ですね。
そして午後3時過ぎくらいにチェックイン。
宿のすぐ裏手には湯煙噴き上がる源泉の噴火口が。(写真1枚目)
まさに温泉宿にやってきた！という感じでした。
部屋に入り荷物を置いて一息ついてから小一時間ほど付近を散策。
その後お風呂に入り夕食をいただいて、それからまたお風呂に入って。
こんな感じに初日からバッチリ温泉を堪能です。
その後テレビ観てたら寝落ちしてそのまま就寝。1日目終了。
2日目。前日のニュースでは台風接近の可能性も･･･という困った日。
しかしそこまで接近はせず、午前中は多少雨が残っていたものの、
身動き取れないほどの大雨ではない感じ。
朝食をいただいてしばらく部屋でのんびりしつつどうするかと考えていたのですが、
幸いにも昼前には雨も上がったので午後から活動開始。
1日部屋でのんびりも悪くないけど、それだと夕飯食べれないだろうと思ってね。
宿の裏手から始まる自然探求路を散策してきました。
山間の遊歩道といった感じで整備されている道も部分的にはあったものの、
雨上がり直後だしさすがに足場はだいぶ悪かった。
しかしそれを差し引いてもすごく良い気分でした。
夏休みは終わっているし紅葉にはちょっと早い。まさに絶好の閑散期。
行きも帰りも人っ子一人見かけないような状態でした。
で、2時間弱ほど歩いて目的地にしていた「大沼園地」という国立公園に到着。
事前に宿の方に聞いた話だと徒歩では1時間半くらいとのことでしたが、
足元の悪さや途中立ち止まって写真を撮ったりしていたことを考えると妥当な時間かな。
老夫婦と思しき先客が1組だけいたものの、
入れ違いで移動されたようでやっぱり公園でも一人きり。
大自然を独り占めしているみたいで良い気分でしたｗ
小一時間ほど写真撮りつつ散策して公園独占を満喫してました(写真2枚目)
行きは比較的平坦な道が続く迂回路を歩いたので、
宿への帰り道は山頂を経由するコースを歩いてみました。
が、思いのほか険しい山道に分岐点から10分ほどで早くも後悔の念が･･･。
何度引き返そうかと思ったか分からないけどなんとか山頂を目指し、いざ到着。
そこには目を疑うような絶景が･･･！ なんてことはなく、
申し訳程度に「山頂」と書かれた看板が置いてあるだけｗ
山頂だろうとお構いなしにに回りは見渡す限り360度木木木木木木木。
思わず「眺め悪っ！！」と叫んでしまっても誰が責めることができようか。
(どうせ山にいたの自分だけだったろうし問題ないよね)
その後下り坂に入ると今度はロープが張られている道が出てきたりして、
「ちょっ、ロープあるよおいっ！」などとひとり無駄に叫びつつ下山ｗ
そして最後の最後、待ちに待った見晴らしの良い景色が･･･。
宿の裏手にある源泉を上から見た形になります。(写真3枚目)
「そうそう、こういうのが見たかったのよ！」と眺めを堪能して散策終了。
宿に戻ってから夕食までの間に宿泊者は無料で入れるという共同浴場へ。
例によって中は無人で、シャワー等はなく温泉たっぷりの浴槽のみ。
15分程度で戻る必要がありやや駆け足気味でしたが、良い湯でした。
そして夕食。バッチリ5時間歩いてきたこともあって空腹感MAX。
今回は宿でプチ贅沢をしようと考えて、夕食をステーキ付きにしていたのでご飯が進む進む。
1時間以上かけてゆっくり美味しくいただきました。
さすがにちょっと食べ過ぎた感が否めません。
ただ、仮に1日部屋に引きこもっていたらまず間違いなく残したと思われるので、
残すよりは食べすぎなくらい頂いたほうが良いとも思うのですｗ
食べ過ぎた分は温泉で消化と言わんばかりにひたすら温泉に入り続けて2日目が終了。
が、時計の秒針の音と冷蔵庫の作動音が気になりなかなか寝付けずしんどい夜でした。
時計は途中で押入れに放り込んで音を消したものの冷蔵庫だけはどうにもできず･･･。
寝不足気味な翌朝。朝食後もチェックアウト直前まで温泉を堪能してきました。
途中清掃の時間もあったんだけど、待ってたら快く入れてくれました。
ただ、入り口の前でまだかまだかとずっと待ち構えていたのは
今にして思うとけっこううざかったろうと思う･･･。
嫌な顔１つせず「まだちょっとお湯少ないけどどうぞ～」
と言ってくれた掃除の方に感謝ですね。
チェックアウト後は温泉街の観光案内所まで送っていただきました。
入口脇に「本日の放射線量」と書かれた看板があったのが強烈でしたね。
こんな所にまで原発の波紋が広がってるのかと思うと複雑な心境です。
それはさて置きそこでひと悶着あったりはしたけども、
おみやげ店マップをコピーしてもらい路線バスで移動。
いかにもな地元の定食屋さんでお昼をいただき、
その後おみやげマップ片手にお店を探しつつ散歩。
が、マップによると三軒並んでいるはずのおみやげ店が驚きの
「本日定休日」→「しばらくの間休業します」→「既に廃墟」
の見事な3連コンボをくらい撃沈。
次のバスまでしばらく時間があったので他のお店を探しつつ駅方面に歩くことに。
空気は良いし重い荷物さえ無ければ散歩には最適の道なんだけども。
で、道すがらにあるお店はみんな野菜の直売所とかばかりで軽いお土産は結局買えず。
こうして温泉街はずれのバス通りを歩いていると、
オフシーズンだからか閉まっていたところが本当に多かった。
かつては旅館だったと思しき既に廃墟と化した建物もいくつかあったし、
やっぱり不景気なのかな～、なんてこともちょっと感じました。
あわよくばこのまま駅まで歩いてしまおうかとも考えたんだけど、
駅１つ手前のバス停の時点であまりの山道の険しさに挫折。
20分ほど待ってちょっと損した気分になりながら１区間だけバスに乗車しましたｗ
そしたらなんと昼食前の移動時に乗ったときと同じ運転手さんじゃありませんか。
駅到着から折り返しの始発まで少しお話をさせてもらってから、駅へと向かいます。
そして駅で切符を買うわけですが、ICカードが使えないどころか券売機も無い駅でした。
なので駅員さんに「どこどこまで」と言って切符を買うわけです。
そんなこんなを経てホームで電車を待っている時に
ほんの一瞬目を離したらカバンに大きな虫が3匹も乗ってたりｗ
そんなこと１つを取っても旅してるな～感がありましたね。
で、かれこれバス下車40分ほど待って15時半ごろの電車に乗車。
ちなみにこのとき乗車したのは自分のほかに1人だけ。
なかなかの秘境感ある駅だったと言えますね。
帰りは途中1回だけ乗り換えたけどその後は北千住までノンストップ。
車窓から景色を眺めながら行きと同じ約4時間の鈍行帰宅です。
途中一面にソーラーパネルが敷き詰められた広大な畑が見えたのが印象的でした。
のどかな風景に広がるソーラーパネルという最新装備とのギャップがなかなかにシュール。
ちなみに帰りは特急を使うことも考えたのですが、
追加で支払う料金の割りにさほど到着時間が早くならないのと、
ちょうどサラリーマンの帰宅ラッシュにドンピシャだったのでやめました。
色々と鍛えられたおかげもあってか、
4時間くらいの鈍行列車はなんともなくなっていたようですｗ
ということで2泊3日の旅行内容を今更ながら書き起こしてみました。
宿の方々をはじめ色々な方にお世話になったなぁ、と思います。
人生初の完全ひとり旅行、おかげさまでよいものとなりました。
ちなみに宿泊費や交通費その他諸々含めて約3万2千円ほどの出費でした。
案の定けっこうな長さになってしまいましたが、
ずっと書いときたいな～と思っていたことだったのでこれでスッキリ。
-オマケ-
その１：
人里離れた山奥にやってきたはいいけどもテレビ番組はほとんど自宅で見れるのと同じ。
そこだけは旅行に来た感じが出なかったですねｗ
その２：
こちらの宿の露天風呂は混浴だったりしたのですが、
もちろんいわゆるラッキースケベ的なイベントなんぞ起こりません。
1泊目は学生っぽい団体客はいたけど他は基本お年寄りばっかりだったしｗ
空き部屋も多かったからそもそも宿泊客もさほど多くはなかった模様。
必然的に空いてる時に各々勝手に入るような感じになっていたのかと。
その３： (ちょっとだけ重めの話なので一応反転しとく)
普段ほとんど観ないから余計に感じただけかも知れないけど、
毎朝欠かさず朝のニュースをしっかり観てたら欝になる人多いんじゃなかろうか。
ちょうど凄惨な事件が続いてた時期だったのかも知れないけど、
ほんの2,3日でも正直けっこう観てて辛かった。
飽きもせず同じ事件の同じ話を延々と流し続けるニュース番組。
まぁそれがテレビの仕事でもあるんだけど、精神衛生上は絶対よろしくないよ･･･。
毎朝のMOCO’S キッチンにどれだけ癒されたことかｗ
コメント