この日に受けていたとある授業で、先生のちょっとした脱線話として、
最近はなんでもかんでも「やばい」って言うけど、
これの英語にあたる単語は何か?ってことを最近考えてるなんてことを言ってました。
ということで個人的に面白そうだと思ったのでこの考察をしてみようと思います。

本来、「やばい」という単語は「危ない」とか「危険な」といった意味の語・・・
だと少なくとも僕は思ってます。まぁこれが本当かどうかを考えるため、
まずは手持ちの電子辞書(広辞苑)で意味をひいてみましょう。
「やばい」
形容詞:不都合である。危険である

とこんな感じでした。まぁだいたい合ってましたね。
この広辞苑の定義がおかしい可能性もなくはないのですが、
それはまた別の問題なので今回のところはこの前提で話を進めます。
で、次に「やばい」を和英辞典でひいてみました。
結果:riky chancy  の2単語が手持ちの辞書では出てきました。

ここまではただの前提条件でここからが本題です。
本来は上記のような意味の言葉である「やばい」ですが、
特にここ最近は色々な状況で使われるようになっていると思われます。

授業内で出てた例だと、とても綺麗な女の人の事を「あの人やばい(くらいキレイ)だね」
とか言うこともある(のかどうかは知らないけど)でしょう。
逆もまた然り、超イケメン(←死語?)の人を「やばい」ということもある(のかなぁ?)
これらの用法での「やばい」にあたる単語は恐らくbeautifilだと思います。

また、あまりに常識を逸脱している行動をしている人に対して、
「あいつヤバくね?」などと言うこともあるでしょう。
さっきの例よりはまだ現実的に使いそうだと思うのですがどうでしょう?
この使い方の「やばい」に当てはまるのはcrazyではないでしょうか。

他にも授業内では出なかったけどいくらでも例はあるでしょう。
例えば僕が「NintendoDS ダンボールブラウン」を初めて見た時には
「これマジでやべぇ」ってのが率直な感想でした。
参考:http://news4vip.livedoor.biz/archives/50522626.html
このヤバイは・・・ぱっと英語の単語としては出てこないなぁ、なんだろ?
食べたものがとてもおいしかったときに言うやばいはdeliciousになるでしょう。
スポーツの試合でファインプレーをしたのを見て「今のプレーはやばい」とか言えば
そのヤバイはGreatとかwonderfulになるでしょう。

他にも例を挙げればキリがないのでこの辺でストップしておきますが、
同じ単語1つでも話の文脈や場面によって意味は全然変わっていくんですね。
ちなみに、相互リンクさせて頂いている雲雀さんの日記上でも
GCのプレミアライブに当選した時に「マジやばい」と書かれてましたね。
この「ヤバイ」は英単語にするとどうなるんだろう?


このように「ヤバイ」という1つの言葉でもその意味は無限に変わっていくんですね。
それを一括して説明することのできる単語は何か?っていう脱線話だったのです。
で、先生はどうも思いつかなかったらしいのだけど、
僕はパッと1つ思いついてしまったのですよ(笑
別にそれがすげーとか言うつもりもないし、
ほんの思いつきだから正解と言えるのかももちろんわからないけどね


その思いついちゃった単語はunbelievable
日本語にすると「信じられない」となるわけです。

そりゃもちろん「ヤバい=信じられない」に必ずなるか
って言われたらそうとも限らないと思うけどね。
ただ、実際上記のどの例もその発言者にとって予想を超える出来事が起こり、
それを「ヤバい」と言う言葉で表現したのでは?と思ったわけです。
そう考えるとunbelievableなのではないかと考えました。

まぁこんな感じなことを考えてた1日なのでした。
で、授業後に先生にこの仮説?を話してみたら「あー、それはあるかも?」
とのありがたい言葉をいただけました♪

ちなみに、こういった「会話の文脈で意味が変わる」という現象は、
語用論とか意味論という言語学の一分野として研究が進んでるそうです。
まぁ自分はそれは専門じゃないので詳しいことは知らないけどねー。
でもなかなか面白い話だとは思いますねー。

では、この辺で考察終了!
何か意見とか言いたい変わった人が万が一にもいたら、
この日付の記事にコメント頂けると筆者は大変喜びますw

4/27書き込み。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索