Video Game バンプレスト 2005/08/04 ￥7，140

というわけで今日はコレのレビュー。
前回「もう少しやったら書く」とか言ったけど、クリアしちゃった。
19日に買い22日にクリア。つまり4日でってことに。そのため
ネタバレくらいたくない人はこの先読まないほうがいいです。
核心に触れるような内容は極力書かないつもりではいますケド。



ではレビューに行きましょうか。
何よりもまずは・・・話短かっ！
自分はスローペースなプレイヤーですが、それでもクリアタイムは22時間ほどでした。
早い人だと余裕で20時間は切れると思われ。
戦闘・ストーリー共にテンポ良く進むのはいいんだけど
それが逆に仇になっちゃってる感じは否めないね。
しかもEDはギャラリーを見る限り4つだけ。たぶん2・3週すればコンプできます。
そのため物足りない感じはどうしてもしてしまいますね。

続いていくつかの項目に分けての感想でも。

1、グラフィック・イラスト
イラストレーターの人が従来の同シリーズと変わってますが
自分はそんなに気にならなかったですね。
確かに従来の方のイラストは好きだけど、これはこれでいい感じだと思いました。
グラフィックに関してはとても良かったと思います。
非常にきれいだと思うし、サモンナイトの世界観ともよくマッチしているかと。

2、戦闘
ぶっちゃけ○ボタン連打ゲーでした。
HPの少ない序盤はまだよかったんだけどね。
中盤、具体的には聖母プラーマ（＝HP回復の召喚術）取得以降は本当に連打ゲー。
敵に向かってひたすら攻撃して、HP減ってきたら回復の繰り返しって感じだった。
ちなみにもっともこれが連打ゲーだと感じたのはラスボス戦だったり。
こういうゲームに慣れてない人にはお手軽だしいいのかも知れないけど、
自分としてはもっと歯ごたえが欲しかったね。

あと最初から最後までずっと1人旅ってのが勘弁してほしかった。
厳密には主人公2人なんだけど、戦闘をするのは常時1人だったので。
サモンナイトって多対多の戦いが面白いものだと自分は思ってるので。
実際には味方多数が敵を1対づつ袋叩きにするゲームでもあるんだけどね（笑
それに伴い登場する武器は剣のみに。弓や槍、爪など従来は色々あっただけに残念。

3、ストーリー
前に述べたようにテンポは非常によいです。ただとにかく短すぎる。
内容の印象はこんな感じ。
序盤はありがちな話ではあるが無難なところかな、
といった印象。可もなく不可もなく。
中盤が自分的には非常に面白かったかな。
特に主人公にとって善であった存在と悪であった存在が入れ替わるとこや、
それに伴い第3の選択を主人公たちが知るとこ、
それと彼らが彼らのいる世界の正体を知ってしまったところ。
これら3シーンの展開の仕方、主人公の心境の描写は上手いなぁと思ったね。
んでもって終盤。中盤が面白かったんだけど最後はなんとも微妙な感じ。
一気に佳境まですっ飛んでしまったような気がしたかな。
この辺をもう少し時間をかけて作りこんでほしかったと思う。

それと、各所で散々言われている「夜会話が主人公同士でしかない」ことは、
自分はそれほど気にはならなかった。
それだけ主人公に焦点を当てたかったのだとも思うし。
まぁ確かにあれば嬉しかったとは思うけどさ。
それより常時1人旅のがよっぽどツラかったよw

4、召喚術
まずは数少なすぎ。それもあってバリエーションに乏しい。
召喚した場合には大別すると
?ユニット召喚　?範囲攻撃　?ステータス変化　?その他
ってとこかな。範囲攻撃はほぼ全部が同じ範囲だからなぁ。
しかも範囲攻撃なのに複数の敵を巻き込める機会がほとんどないし。
戦闘で有用なのって聖母プラーマ（＝回復）くらいじゃないかなぁ。
ユニット系もあれば便利だけどなくてもなんともないし。
もうちょっと戦術の幅を増加させる何かが欲しかった。

一方、全召喚獣に憑依効果が付いたのはよかった。
それにより憑依の重要性がかなり増してると思うし。
そりゃ効果によって使える使えないの差はあるけどそれはしょうがない。
ちなみに大別すると
?ステータスUP　?属性付与　?属性・状態異常耐性
?シナリオ進行に必要な能力　?その他　　　って感じかな。

召喚獣による謎解きは・・まぁ分かりやすいしいいんでないかな。
それが原因で迷うこともないだろうし。

ただ、召喚術の入手システムがどうしても納得いかない。
どうも自分は召喚術＝制約によって得るというイメージが強いみたいで。
名前のかけらを集めると使えるってシステムに違和感を感じずにいられませんでした。
しかもシナリオ進行に必要な召喚獣なのにもかかわらず、
雑魚敵がかけらを落とすってのはどうも・・・
落とす敵が分からず数十分さまよったことがあって。
しまいには面倒になって2回ほど攻略サイトで調べてしまいました。
このシステムのせいでテンポが良いというせっかくの利点が潰されてると思う。

5、音楽
まだ聞き込みが足りないってのもあるだろうけど印象がやや薄いかな。
とはいえミッションバトル時の音楽なんかはけっこう耳に残ってるね。

6、キャラクター
上に書いてあることだけなら多くの場所に書いてあるので、
他にはないような各キャラについて少しづつ印象を書いてみようかと。
ただし主人公はあえて書かないでおく。まだ片方しかやってないしね。
ここでは他の作品のキャラとの比較を盛り込んでみようと思ってマス。
公式ページのキャラ紹介などと併せてどうぞー。ではいってみよー（何

・ノヴァ　：ハイネル？半透明なあたりとかそっくりな気がw
・ファイファー：おいしいとこだけかっさらうヤツ（笑

・リゼルド：機械兵士。正直ヴァルゼルドの機体とどこが違うのか分からんw
・ユヅキ　：サムライさん。性格とかキュウマに似てる気が。
この人と戦うことがあるんだけどかなり強かった。正直ラスボスより苦戦したし
ボタン連打だけでは厳しいなぁと思えた唯一の相手だったね。

・ピア　　：ハサハとマルルゥを足して2で割ったような天使。正直言って狙いすぎだと思う。
・オーレル：ネスティを獣化して少し幼くしたらこんな感じだと思った。
・キサナ　：　・・・ゴメン、パスで。正直ネタが浮かばない（ぇ

・ベクサー＆リニア：ここだけは2人？1組で。単体評価が難しいので。
フォルテとケイナのような夫婦漫才？を随所で見せてくれますw
ちなみにリニア役の人はかなりハマり役だと思ったね。
・ルチル　：素直じゃないんだからぁ（ぇ　ゴメン、ネタ出てこなかった

総括
全体的にクリアは簡単な作品だと思います。
話も短いので初心者にはいいでしょうがやり込む人には物足りないかと。
また、相当短い＆本編（1〜3のこと）とは大きく違うことから、
これはサモンナイトシリーズの外伝？的位置づけたほうがよさそう。
ちなみにやり込みをするんであれば低Lvクリアが熱そう。
武器さえあれば攻撃力は十分確保できるし。
理論上はLv1でもクリアできちゃうのかも知れない。

以上、こんな感じです。