Video Game ナムコ 2005/07/07 ¥2,800
今日は前々から書くと言っていたToSのレビューをしようかと。
以下ネタバレ注意!!!
本日のレビューにはクリアしてからの感想等も色々書くので、
万が一ネタバレ受けたくない人がいたら読まないほうがいいですよ。






では、レビューを始めましょうか。
まず、クリアタイムは60時間弱といったところでしょうか。
長すぎず短すぎずでちょうどいい感じだと思いました。
ただ、実際には何度も全滅してやり直してたのでもっとかかってます。

ストーリーに関しては最後にしようと思うので、まずは戦闘システムについてでも。
テイルズの3D化については正直かなり抵抗があったのですが、
思っていたよりは違和感なく溶け込めたかなぁ。
まぁいくつか不満もあるにはあるんだけど。
まず何より勘弁して欲しかったのが、自分から範囲回復魔法に入れない。
やった人にはわかると思うんだけど、敵と自分の直線状しか移動できないため、
味方が出した回復魔法の範囲に行けないんだね。
後はカメラが常に操作キャラに焦点を当ててるため、
他の敵が味方後衛の方に回ってて気づいたら魔法系の味方が死んでた。
なんてことも多々ありましたw
ってゆーかこのゲームオート操作の味方キャラ頭悪すぎ。
特に回復術使えるリフィルとゼロス(とクラトス)は見てられない。
HP減ってると敵に張り付かれてようとお構いなくその場で詠唱始めるんだもん。
敵に殴られて詠唱止められても延々詠唱し続けて結局死ぬし。
終盤は特に自分の操作キャラで助けにいかないとすぐ死ぬもんなぁ。

後は今までのテイルズよりガードがすごく重要になってたね。
最初からバックステップができるし、全員に防御技なんてのもあるくらいだしね。
ただ、防御技の持続時間絶対短いね。魔法も防御できるのはいいんだけどさぁ、
敵の魔法の初弾に合わせてガードしても最後のほう普通に当たるし。
最後の一撃が大きい魔法(ホーリーランス等)だとガードする意味あまりないねw
ホーリーランスならバックステップで簡単にかわせますがw

良い点としてはファンタジア・デスティニー・エターニアの主な技が
ほとんど全て何らかの形で出てきてるところかな。
属性付与による変化技とか、微妙に名前が違ってたり、
ユニゾンアタックの複合特技としてだったり敵限定技だったりでね。
歴代の作品をやってた人にはかなり嬉しいんじゃないかなぁ。

Uアタックに関してはまぁあってもいいんじゃないかなぁって程度。
ただ、これのおかげで色んな歴代の技が使えるのは嬉しいね。
最初に見つけて感動したのが襲爪雷斬(初出:ToPのクレスの技)でした。

続いては音楽
ぶっちゃけ、最初は微妙だなと思ってました。
1番最初にこれはいいって思ったのはテセアラの戦闘BGMでしたね。
他にも、特に後半に出てくる音楽にはよかったのが多かったです。
それとこのゲーム、戦闘のBGMの種類が非常に多かったです。
正確な数は忘れたけど、ラスボス戦とかも含めれば10種類超えるんじゃないかなぁ。
中でも終盤に1回だけ使われる主題歌の「そして僕にできるコト」
のアレンジ版が素晴らしかった。基本的に楽曲としては、
GC版のStarry Heavensの方が好きなんだけど、
あのシーンで使う曲としてはPS2版のほうがいい気がした。
Starry Heavens ではあの壮大さはちょっと出ない気がするね。

続いてはグラッフィクに関して。
けっこう評判が悪いようですが、僕としては十分かな。
そもそもさほど重視して見てないからかなぁ。
でもまぁ普通にプレイする分には問題はないと思います。

最後にストーリーいってみましょうか。
この先は更にネタバレ全開になるのでご注意を。









とりあえず叫ばせてくれ。



ラスボスがただのシスコンwww


いや、もちろんその背景にはハーフエルフに対する差別だとか
そういう問題があるってのもわかるんだけどさぁ。
そういった物語上の背景すらも忘れさせるほどの
尋常じゃないシスコンっぷりでした。


とりあえず言いたいことも言ったしまじめに感想でも。
まず、テイルズとしては珍しく2週目もやってみようって気になりました。
テイルズの他の作品だと1週やったらそれで満足しちゃうんだけどね。
2週目もやりたいと思ったのは、やはり途中で選択肢によるシナリオ分岐があったり、
終盤ゼロスorクラトスのどちらかしか仲間にできないためでしょう。
ただ、やれても3週までかな。何週も繰り返してやるには長すぎ。
何度も繰り返して全キャラの好感度イベント見ようとは正直思えない。
謎解きとかも程々に頭使うし最初はいいんだけど、
何回もやるには作業プレイになるのは否めないし。

それから好感度システムは正直いらないと思った。
好感度でキャラが変わるシーン全部コレットでいいよ。
恐らくそれが1番辻褄があうし、結局最後のムービーはコレットなんだし。
設定的にも中盤以降に仲間になるリーガルやプレセアよりも、
幼馴染のコレットとかの方が思い入れが強いのは普通なんじゃないのかな?
リーガルやプレセアのファンの人いたらゴメンナサイ。
と言っても僕がやった時にはリフィルだったからコレットだとどうなるのか分からないんだけどね。

と、ダメな所ばかり書いてたけどストーリー自体はけっこういいと思う。
「誰かの犠牲の上の幸せは本当の幸せではない」や
「何かを成し遂げたければ待っているだけではダメ、自分で動かなくては」
と言ったメッセージを製作者は伝えたいんじゃないかなぁ。
ラスボスがあまりにアレなせいでエンディングは全然感動できなかったけど

序盤の再生の旅はまんまFF10だって随所で語られてるけど、
むしろ自分としてはかなり引き込まれたけどなぁ。
世界の成り立ちを知っていく過程はいいと思ったね。
ただ、後半の作りこみはやや甘いと感じたかな。
結局各地を回って精霊と契約してくだけになっちゃったからね。
それだと攻略するダンジョンが違うだけで、
やってる事がファンタジアやエターニアと変わらない気が。

作中で1番いい味出してたと思ったキャラは個人的にはユアンかな。
状況によって常にロイド一行との関係が変化し続けるのがいい。
彼がロイド達にとっても、クルシス側にとっても予想外の行動をするおかげで、
各キャラの関係が複雑に絡み合ってストーリーの深みが出るように思える。
ただ、それによって最初は各キャラの関係が理解できなかったんだけど。
そういう意味でも2週目で改めてやってみようと思わせてくれます。
まぁファンタジアみたいなクレス一行vsダオスみたいなシンプルな関係も、
もちろんそれはそれで非常に魅力的なんだけどね。

また、この作品は随所にファンタジアとの関連を意識させるものが出てくるけど、
ファンタジアとは矛盾してる箇所が多い気がしたね。
特にエターナルソードの扱いが・・・
シンフォニアの設定を当てはめるとファンタジアでクレスはエターナルソードを、
装備できないハズになるじゃないかww
と言ってもこの辺のことに関してはそこまで詳しく調べたわけじゃないので
あまり深くは追求しないでおこうか。もしかしたら自分が知らないだけかもだし。
ただ、ファンタジアの設定を重視したい人には微妙かも知れないですね。

最後の最後に1番理解に苦しむシーンを紹介して終わりにしますかね。
そのシーンとは・・・絶海牧場から脱出するとき
正直さ、あそこでミトス出す必要性がまったく感じられなかった。
絶体絶命のピンチ→最後の賭けで笛を吹く→アスカが助けてくれる→無事脱出
でいいじゃないかと思うんだが。どー考えたって不自然だし、
何よりミトスとしてはレネゲートは邪魔者なんだから、
そこでロイド一行を助ける必要はあの思考では皆無な気がするんだけどなぁ。
他にもいくつかツッコミポイントはあるんだけど、ここが1番分からなかった。。

と、いつものように乱雑で無駄に長いレビューになりました。
もうちょっと読みやすくできないかなぁ、とは思うんだけどね。。。
なんかコレ書いてるの見ると悪いことばっかり書いてる気が・・・
本当に普通に楽しくプレイできたんだけどなぁ。
まぁ、良い点よりも悪い点のほうが何事においても目につきやすい
ってことで勘弁してもらえると嬉しいかな。
あ、きっとこんなに印象悪くなった全ての根源はただのシスコンなラスボスにあるんだw

そういうわけで、今日はシンフォニアの感想を書いてみましたとさ。
と言ってもまだ闘技場のエキシビジョンとか隠しダンジョンとかの
やってない要素はたくさんあるんだけどね。サブイベントもまだたくさんあるし。
隠しダンジョンのボスがとっても強いのでまだまだ遊べるとは思うね〜。
時間あれば2週目もやりたいしなぁ。

では、最後にちょろちょろっと一言余談感想を書いて終わります。

余談1:PS2の電源つけてからゲーム開始までのロード時間長すぎ
余談2:オリジンが筋肉ムキムキでとってもキモかった
余談3:しいなだけ秘奥義ないのはかわいそうだと思う
余談4:本当の年齢のプレセアをちょっと見てみたかったw
余談5:ラスボス2連戦が2回目のほうが弱かった・・・

ではでは、今度こそ本当に終わりです。

4月27日(木):一部加筆・修正しました

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