EXIT TUNES PRESENTS Supernova
2010年1月26日 VOCALOID-CD
今日も懲りずにCDレビュー。今回は久々にボーカロイドのCD。
全曲このCDのための書き下ろし曲で構成された1枚
Exit tunes の"supernova"です。
既に発売から約2ヶ月も経ってしまっているのはここだけの話
1.R-18 / cosMo@暴走P
2.twinkle our days / DIOS/シグナルP
3.向日葵 / yanagi
4.刹月華 / SCL Project(natsuP) feat. VanaN’Ice
5.Desire / otetsu
6.lost / 164
7.DREAMA / 線形ネコ型システム(くちばしP)
8.君の全てを与えて / Re:nG
9.脱げばいいってモンじゃない! / デッドボールP
10.ずれていく / wowoka(現実逃避P)
11. clock lock works / ハチ
12. Blindness / Treow/逆衝動P
13. Dancing 男子 / れるりり
14.うまい棒 / 乱数P
15.ヘリオポーズ / 卑屈P
16.キミボシ / 40mP
17.Starduster / ジミーサムP
公式サイト
【http://super-nova.cd/】
初音ミクwiki内本CDのページ
【http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/7067.html】
1月26日現在では「twinkle our days」と「Dancing 男子」の2曲を除く
15曲がニコニコ動画にアップされています。
しかも、そのうちの5曲が「週刊VOCALOIDランキング」で1位を獲得するなど、
非常にパワーのあるラインナップになっていると言えます。
全曲このアルバムのための書き下ろし曲ということもあってか、
音質的にはニコニコ動画上にアップされているものと、
どれもそこまでの差は感じられませんでした。
しかし良い曲が揃っているし1枚のアルバムとしての完成度も高いので、
CDを買う価値も十分にある1枚に仕上がっていると思います。
では、いつも通り全曲簡単に感想を書いてみます。
○全曲簡易感想○
1.R-18
週刊VOCALOIDランキング#111:1位
超高速・超高音域など、何かしら尖った曲を作ることの多いcosMo氏が作った割と普通の曲。
タイトルは18歳未満禁止的な意味ではなく、国道18号的な意味の"R-18"です。
全体的に難しくないシンプルな音の流れだとは思うけど、cosMo氏らしさは健在。
尖った曲は作れる人は、普通な曲も作れる。
ということを感じさせてくれる1曲に仕上がっています。
2.twinkle our days
Transmitを彷彿とさせるようなリンの超高音域をふんだんに使った1曲。
この高音を自然に聴けるようにするシグナルPの調声技術の高さが窺えます。
前奏のキラキラした感じが一貫して続く曲調が非常に好みです。
年頃の女の子を描いた曲であることが、曲でよく表現されていると思いますね。
一部聴き取りにくい箇所もありますが、1フレーズ単位で流れる英語の部分はお見事。
まぁリンの調声は非常に難しいらしいので、それを考えると十分だとは思うけどね。
鏡音リンというボーカロイドの長所も短所もよく出ている曲のように思えます。
3.向日葵
サビの激しい感じがまさにMEIKOのための曲!と思わせてくれます。
この曲のサビの爆発力は、間違いなくMEIKOでしか出せないでしょう。
地味に歌詞も深いのですが、やはり特筆すべきはその圧倒的な存在感。
モノクロの世界を表現している機械的で静かな1番Aメロと、
力強い向日葵を表現している自然な感じの激しい2番Aメロ。
この2つの違いが絶妙。とても同じボーカロイドで作ったとは思えないような差です。
それでいてどちらの雰囲気も見事にMEIKOの声質に合っているのだからこれはすごい。
4.刹月華
週刊VOCALOIDランキング#121:2位
がくっぽいどとKAITOの掛け合いや疾走感が心地良い1曲。
CDではそこまでボーカルの折り重なりを意識してなかったけど、
動画で聴くと掛け合いの部分がかなり複雑に作られてるのがわかると思います。
まさか発売からこんなに日が経ってからニコニコにアップされるとは思わなかったけど、
それによって改めて良さを感じることが出来ました。
これは珍しく映像によって曲の奥深さを知れた1曲。
ぜひ1度はニコニコ動画上でも聴いてみて欲しい。
5.Desire
週刊VOCALOIDランキング#111:3位
otetsu氏のルカらしい自然な発声は相変わらずお見事。
特に間奏後の早口の部分の聴き取りやすさはすごいと思う。
これを完璧に、そしてブレス無しに歌うのはやはりボーカロイドでこそ。
Aメロ・Bメロ・サビとテンポが変わる忙しい曲ですが、
それだけに調声技術の高さが分かる1曲になっています。
ボーカロイドが歌うということを強く意識して作られている曲のように思えますね。
というか、この曲を人間が歌うのはあまりに難易度が高いと思うんだw
そして、これだけ変速的(誤字じゃないよ)な曲であるにも関わらず、
前奏から最後まで一貫してotetsu氏の作る巡音ルカ楽曲らしさが伝わるのは脱帽。
6.lost
164氏の曲はshingrayくらいしか聴いたことがなかったのですが、
こんな曲も作れるんですね。と思わず感心してしまいました。
アップテンポなバンドサウンドに惑わされてしまうけど、中々に歌詞が切ない。
本人はガチャガチャの汚いロックなんて言ってるけど、この曲は割りと嫌いじゃないかな。
予想外に良かった曲、という意味ではコレが1番かも知れない。
ドラムのシンバルの音が特に良い味を出しています。
基本常時鳴っているものだけど、ラストのサビの1回目だけ消えるところとか、
とても上手い曲の作り方だと思いましたねー。
7.DREAMA
週刊VOCALOIDランキング#110:20位
この曲のためにこのCDを買ったと言っても過言ではない1曲。
前奏のゆっくりなサビと、盛り上がる部分のサビの対比がたまりません。
くちばしP史上最高傑作だと個人的には思う。
曲調、歌詞の持つ世界観、ミクの調声、どれを取っても自分の好みど真ん中。
初めてこの曲を聴いた時には、誇張なしに全身が震えました。
本能的に良いと感じる曲に出会えると、心の中にストンと落ちてくるじゃないですか。
聴いてるだけで泣けてきたり、気づくと熱唱してたりなどなど、
人によって、曲によってそのカタチは違うとは思いますが。
これまで何百曲とボーカロイドオリジナル曲を聴いてきましたが、
この感触を最初に聴いた時に得た曲というのは本当にごく僅か。
あぁもう、この曲の良さを思う存分語り尽くせる語彙が自分にないのがすごく悔しい。
なんとも表現し難い、不思議な心地よさがあるのです。
8.君の全てを与えて
ノリの良いバンドサウンド的な曲の多いRe:nG氏ですが、
こういう落ち着いた曲も作れるんですねぇ。この人の引き出しの多さがよく分かる曲です。
ここまで様々な方向に激しい曲が続いていたので、一休み入れるにはちょうど良い1曲。
終始漂うふわふわと浮いているような感覚が不思議な1曲です。
9.脱げばいいってモンじゃない!
週刊VOCALOIDランキング#108:1位
まさに歴史的放送事故、ぼからんでついに1位を取っちゃったデPのターン!
この曲をぼからんにランクインさせてしまったsupernovaの罪は非常に大きいと思いますw
(この歌詞だし、CD収録がなければ恐らく除外されていただろうしね・・・)
いつものデッドボールな歌詞に心地よいメロディは相変わらず健在。
他の人が作るいわゆる「アレ」な曲にはない、
「アレ」なだけではなくて妙に現実的な辺りはまさにいつものデP。
10.ずれていく
週刊VOCALOIDランキング#108:2位
これまでこの人の曲をまともに聴いたことがあったのは「裏表ラバーズ」だけでした。
個人的には「裏表ラバーズ」を超えるものではないかと思うけど、なかなか良い感じ。
まさにDTM!打ち込み音楽!という感じのシンプルなメロディが、
ミクの声質に非常によく合っています。
メロディがループで成り立っているという点もそう感じさせる要素の1つでしょう。
11.clock lock works
週刊VOCALOIDランキング#113・114:1位
この人の曲は正直どれも好きになれなくて敬遠していたのですが、意外と悪くなかった。
解説によるとテーマは「働く」ことらしく、それを歯車と上手く掛け合わせた歌詞が印象的。
歌詞とメロディだけで十分に曲の世界を表現するこの人のセンスの良さは、
この曲にもよく出ていると思います。
が、ニコニコの動画は「歯車」を意識し過ぎててくどい感じがしたし、
ギターを持ってるミク?の映像は正直いらなかったと思う。
曲と歌詞だけでも十分「歯車」を表現した曲なのは分かるでしょ。
映像つきで見るよりも、曲単体で聴いた方が良い曲だと思えました。
12.Blindness
週刊VOCALOIDランキング#115:1位
今までまったく聴いたことのなかった人の曲でしたが、非常に良いです。
前奏のピアノから一気に引き込み、そのまま流れるようなメロディがとにかく秀逸。
その他にも流れをいきなりぶった切って入る間奏や、
微妙にセオリーを外しているのがド素人でもよく分かる音符の配置、
Aメロの自然な感じで歌われている歌に所々入る機械的なミクの声、
サビのミクとルカの掛け合い部分などなど。
例を挙げればキリがないですがとにかくセンスに溢れています。
こういう曲を作れる人って本当にすごいと思うんだ。
この人の作った他の曲も聴いてみたい。
そう思わせるだけの製作者のセンスの良さを感じた1曲でした。
13.Dancing男子!
サビのリズミカルなメロディが不思議と残る1曲。
クールにハイテンションなメロディが独特だなぁという印象が強いです。
ミクとルカの重なる部分の聴き心地がなかなかに良いです。
韻を踏んでいる歌詞は面白いとは思うんだけど、自分の好みとはちょっと違ったかなぁ。
14.うまい棒
相変わらずこの人はwwww これは本当のうまい棒の歌なんだろうか?
うまい棒でこんなことした人なんて普通に考えたらいないだろwwww
そして喋りが無駄に上手いという。これ歌の部分よりもある意味自然に聞こえるんじゃね?
まぁ、この曲の場合歌の部分にはあえて機械っぽさを残したような感じもするけど。
でも、機械っぽいのに早口な部分もそれなりに聴き取れるってすごくね?
15.ヘリオポーズ
卑屈Pの曲は久々に聴いたけど、この人ガチで曲作るとすごいんだね。
アナロ熊だの伸びろ伸びろだの言ってちゃ勿体ないよマジで。
この壮大な感じはちょっと他の曲ではなかなか出せないと思う。
氏の言葉を借りるなら「宇宙ヤバイ。超ヤバイ」そんな感じ。まさにそのままな曲です。
また、supernovaというアルバムのタイトルやイラストにもっとも合った曲だと思います。
しかもコレ、初音ミクwikiで知ったんだけどボーカルはリンなんだね。
普通にずっとMEIKOだと思って聴いてたんですが。。。
リンでこんな声出せるんだね。それもまたすごいわ・・・
16.キミボシ
週刊VOCALOIDランキング#110:1位
40mPらしい自然体で存在感のあるミクの調声は健在。
いつも通りの安心して聞ける信頼の40メートルブランド(何)
この人の曲は無理に高音で盛り上げようとせず、狭い音域にまとめているのが好印象。
それでいて終始一貫している優しいメロディと、サビの広がりがたまりません。
身近にある素直な感情を素直に曲にすると、こういう曲になるんだろうなぁと思う。
1つ前のヘリオポーズが宇宙そのものの偉大さを歌った曲であるのに対し、
こちらはそんな宙を見上げてその神秘を歌った曲ですよね。この流れはまさにsupernova。
曲単体として見ても相応に良い作品でしたが、
1枚のアルバムとして見るとこの2曲の流れは非常に素晴らしいものがあると思う。
17.Starduster
週刊VOCALOIDランキング#107:4位
曲だけ見れば良くも悪くも、いつものジミーです。
が、正直に言ってしまうとこの曲はそこまで好きになれなかった。その理由は恐らく歌詞。
「愛を愛を」と連呼しているのに違和感を感じられずにはいられなかった。
なんというか、作らされているような印象がどうしても拭えなかったんだよね。
ジミーの曲ってのは壮大でありながらも身近で素朴な歌詞が受けていたと思うのに、
今回のStardusterはなんか無理矢理壮大に仕立て上げた感じがしてしまいました。
ヘリオポーズから続く宇宙を意識した曲の3連続は恐らく製作側も意図していたことだろうし、
それ自体は別にいいんだけど、その意図がここまで露骨に見えちゃうとちょっと・・・ね。
○まとめ○
知らない方もいて、全曲書き下ろしということもあり未知数な部分の多いアルバムでしたが、
フタを開けてみると予想以上に良い楽曲が多く期待以上の出来でした。
知らない人も多いし1/3くらいはハズレ曲も覚悟していましたが杞憂でした。
お気に入りを挙げるならまず「DREAMA」が別格。
自分的には全てのボカロ曲の中でも5本の指に入っておかしくないレベル。
他も非常に良かったので甲乙付けがたいのですが、しいて次点を挙げるなら
「向日葵」「Blindness」「キミボシ」辺りでしょうか。
意表を突かれた良い曲としては「lost」や「ヘリオポーズ」などですね。
既知の人と未知の人という点だけでなく、
1曲目のR-18を筆頭に、普段とは逆の作風で作ってみたと思われるものと、
キミボシなどのいつものその人らしい安心して聴ける曲とのバランスがよかったですね。
そういった点も含め、非常に層の広いアルバムに仕上がっているように思えます。
たまには普段聴かない人の曲を聴いてみるのも悪くないと思わせてくれる、
ボーカロイド楽曲の新たな広がりを垣間見ることのできた1枚でした。
●オマケ:先週発売されたVocalolegendについて●
正直買うかどうか迷ってたんですが、これは見送ることになりそうです。
確かに星屑ユートピアやSPiCa、裏表ラバーズなどは好きだしCDで聴きたいとも思う。
それにStargazeR、ストラトスフィアといった好きな曲の新アレンジに、
忘れちゃいけない新SuperDeadballBeatも聴きたいけどね。
ただ、好きな人には悪いけど正直上記の曲以外があまりにもどうでもよすぎて・・・
よっこらせ(笑)なんてハッキリ言って聴きたくない曲の筆頭だし、
最近流行りの羅刹ト骸とか1925も心底どうでもいいしなぁ。
悪ノシリーズも周りが囃し立てすぎてる感じが好きじゃなくてどうにも入り込めないし、
以前Prismのレビューでも書いたけど、ジェミニもラップ部分の不自然さがどうも好きになれなかった。
まぁこの辺はCD化にあたり再調整している可能性もありますが・・・。
今回レビューしたsupernovaと違って全部聴いたことのある曲だし、新鮮味はないんだよね。
1/3はどうでもいい曲だと思うと、わざわざ買いたいって意欲はあまり出てこないのが正直なトコロ。
MP3配布のされていないSPiCaやSDBは特に惜しいけどね。。。
まぁそんなわけで、これまでの自分の購入履歴なら買うだろう1枚ですが、
今回は見送ることにした次第です。買わない以上レビューは書かないと思うので、
やや場違いだけどここにその経緯を書き記しておきました。
全曲このCDのための書き下ろし曲で構成された1枚
Exit tunes の"supernova"です。
●収録曲 / 製作者名(敬称略)●
1.R-18 / cosMo@暴走P
2.twinkle our days / DIOS/シグナルP
3.向日葵 / yanagi
4.刹月華 / SCL Project(natsuP) feat. VanaN’Ice
5.Desire / otetsu
6.lost / 164
7.DREAMA / 線形ネコ型システム(くちばしP)
8.君の全てを与えて / Re:nG
9.脱げばいいってモンじゃない! / デッドボールP
10.ずれていく / wowoka(現実逃避P)
11. clock lock works / ハチ
12. Blindness / Treow/逆衝動P
13. Dancing 男子 / れるりり
14.うまい棒 / 乱数P
15.ヘリオポーズ / 卑屈P
16.キミボシ / 40mP
17.Starduster / ジミーサムP
公式サイト
【http://super-nova.cd/】
初音ミクwiki内本CDのページ
【http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/7067.html】
1月26日現在では「twinkle our days」と「Dancing 男子」の2曲を除く
15曲がニコニコ動画にアップされています。
しかも、そのうちの5曲が「週刊VOCALOIDランキング」で1位を獲得するなど、
非常にパワーのあるラインナップになっていると言えます。
全曲このアルバムのための書き下ろし曲ということもあってか、
音質的にはニコニコ動画上にアップされているものと、
どれもそこまでの差は感じられませんでした。
しかし良い曲が揃っているし1枚のアルバムとしての完成度も高いので、
CDを買う価値も十分にある1枚に仕上がっていると思います。
では、いつも通り全曲簡単に感想を書いてみます。
○全曲簡易感想○
1.R-18
週刊VOCALOIDランキング#111:1位
超高速・超高音域など、何かしら尖った曲を作ることの多いcosMo氏が作った割と普通の曲。
タイトルは18歳未満禁止的な意味ではなく、国道18号的な意味の"R-18"です。
全体的に難しくないシンプルな音の流れだとは思うけど、cosMo氏らしさは健在。
尖った曲は作れる人は、普通な曲も作れる。
ということを感じさせてくれる1曲に仕上がっています。
2.twinkle our days
Transmitを彷彿とさせるようなリンの超高音域をふんだんに使った1曲。
この高音を自然に聴けるようにするシグナルPの調声技術の高さが窺えます。
前奏のキラキラした感じが一貫して続く曲調が非常に好みです。
年頃の女の子を描いた曲であることが、曲でよく表現されていると思いますね。
一部聴き取りにくい箇所もありますが、1フレーズ単位で流れる英語の部分はお見事。
まぁリンの調声は非常に難しいらしいので、それを考えると十分だとは思うけどね。
鏡音リンというボーカロイドの長所も短所もよく出ている曲のように思えます。
3.向日葵
サビの激しい感じがまさにMEIKOのための曲!と思わせてくれます。
この曲のサビの爆発力は、間違いなくMEIKOでしか出せないでしょう。
地味に歌詞も深いのですが、やはり特筆すべきはその圧倒的な存在感。
モノクロの世界を表現している機械的で静かな1番Aメロと、
力強い向日葵を表現している自然な感じの激しい2番Aメロ。
この2つの違いが絶妙。とても同じボーカロイドで作ったとは思えないような差です。
それでいてどちらの雰囲気も見事にMEIKOの声質に合っているのだからこれはすごい。
4.刹月華
週刊VOCALOIDランキング#121:2位
がくっぽいどとKAITOの掛け合いや疾走感が心地良い1曲。
CDではそこまでボーカルの折り重なりを意識してなかったけど、
動画で聴くと掛け合いの部分がかなり複雑に作られてるのがわかると思います。
まさか発売からこんなに日が経ってからニコニコにアップされるとは思わなかったけど、
それによって改めて良さを感じることが出来ました。
これは珍しく映像によって曲の奥深さを知れた1曲。
ぜひ1度はニコニコ動画上でも聴いてみて欲しい。
5.Desire
週刊VOCALOIDランキング#111:3位
otetsu氏のルカらしい自然な発声は相変わらずお見事。
特に間奏後の早口の部分の聴き取りやすさはすごいと思う。
これを完璧に、そしてブレス無しに歌うのはやはりボーカロイドでこそ。
Aメロ・Bメロ・サビとテンポが変わる忙しい曲ですが、
それだけに調声技術の高さが分かる1曲になっています。
ボーカロイドが歌うということを強く意識して作られている曲のように思えますね。
というか、この曲を人間が歌うのはあまりに難易度が高いと思うんだw
そして、これだけ変速的(誤字じゃないよ)な曲であるにも関わらず、
前奏から最後まで一貫してotetsu氏の作る巡音ルカ楽曲らしさが伝わるのは脱帽。
6.lost
164氏の曲はshingrayくらいしか聴いたことがなかったのですが、
こんな曲も作れるんですね。と思わず感心してしまいました。
アップテンポなバンドサウンドに惑わされてしまうけど、中々に歌詞が切ない。
本人はガチャガチャの汚いロックなんて言ってるけど、この曲は割りと嫌いじゃないかな。
予想外に良かった曲、という意味ではコレが1番かも知れない。
ドラムのシンバルの音が特に良い味を出しています。
基本常時鳴っているものだけど、ラストのサビの1回目だけ消えるところとか、
とても上手い曲の作り方だと思いましたねー。
7.DREAMA
週刊VOCALOIDランキング#110:20位
この曲のためにこのCDを買ったと言っても過言ではない1曲。
前奏のゆっくりなサビと、盛り上がる部分のサビの対比がたまりません。
くちばしP史上最高傑作だと個人的には思う。
曲調、歌詞の持つ世界観、ミクの調声、どれを取っても自分の好みど真ん中。
初めてこの曲を聴いた時には、誇張なしに全身が震えました。
本能的に良いと感じる曲に出会えると、心の中にストンと落ちてくるじゃないですか。
聴いてるだけで泣けてきたり、気づくと熱唱してたりなどなど、
人によって、曲によってそのカタチは違うとは思いますが。
これまで何百曲とボーカロイドオリジナル曲を聴いてきましたが、
この感触を最初に聴いた時に得た曲というのは本当にごく僅か。
あぁもう、この曲の良さを思う存分語り尽くせる語彙が自分にないのがすごく悔しい。
なんとも表現し難い、不思議な心地よさがあるのです。
8.君の全てを与えて
ノリの良いバンドサウンド的な曲の多いRe:nG氏ですが、
こういう落ち着いた曲も作れるんですねぇ。この人の引き出しの多さがよく分かる曲です。
ここまで様々な方向に激しい曲が続いていたので、一休み入れるにはちょうど良い1曲。
終始漂うふわふわと浮いているような感覚が不思議な1曲です。
9.脱げばいいってモンじゃない!
週刊VOCALOIDランキング#108:1位
まさに歴史的放送事故、ぼからんでついに1位を取っちゃったデPのターン!
この曲をぼからんにランクインさせてしまったsupernovaの罪は非常に大きいと思いますw
(この歌詞だし、CD収録がなければ恐らく除外されていただろうしね・・・)
いつものデッドボールな歌詞に心地よいメロディは相変わらず健在。
他の人が作るいわゆる「アレ」な曲にはない、
「アレ」なだけではなくて妙に現実的な辺りはまさにいつものデP。
10.ずれていく
週刊VOCALOIDランキング#108:2位
これまでこの人の曲をまともに聴いたことがあったのは「裏表ラバーズ」だけでした。
個人的には「裏表ラバーズ」を超えるものではないかと思うけど、なかなか良い感じ。
まさにDTM!打ち込み音楽!という感じのシンプルなメロディが、
ミクの声質に非常によく合っています。
メロディがループで成り立っているという点もそう感じさせる要素の1つでしょう。
11.clock lock works
週刊VOCALOIDランキング#113・114:1位
この人の曲は正直どれも好きになれなくて敬遠していたのですが、意外と悪くなかった。
解説によるとテーマは「働く」ことらしく、それを歯車と上手く掛け合わせた歌詞が印象的。
歌詞とメロディだけで十分に曲の世界を表現するこの人のセンスの良さは、
この曲にもよく出ていると思います。
が、ニコニコの動画は「歯車」を意識し過ぎててくどい感じがしたし、
ギターを持ってるミク?の映像は正直いらなかったと思う。
曲と歌詞だけでも十分「歯車」を表現した曲なのは分かるでしょ。
映像つきで見るよりも、曲単体で聴いた方が良い曲だと思えました。
12.Blindness
週刊VOCALOIDランキング#115:1位
今までまったく聴いたことのなかった人の曲でしたが、非常に良いです。
前奏のピアノから一気に引き込み、そのまま流れるようなメロディがとにかく秀逸。
その他にも流れをいきなりぶった切って入る間奏や、
微妙にセオリーを外しているのがド素人でもよく分かる音符の配置、
Aメロの自然な感じで歌われている歌に所々入る機械的なミクの声、
サビのミクとルカの掛け合い部分などなど。
例を挙げればキリがないですがとにかくセンスに溢れています。
こういう曲を作れる人って本当にすごいと思うんだ。
この人の作った他の曲も聴いてみたい。
そう思わせるだけの製作者のセンスの良さを感じた1曲でした。
13.Dancing男子!
サビのリズミカルなメロディが不思議と残る1曲。
クールにハイテンションなメロディが独特だなぁという印象が強いです。
ミクとルカの重なる部分の聴き心地がなかなかに良いです。
韻を踏んでいる歌詞は面白いとは思うんだけど、自分の好みとはちょっと違ったかなぁ。
14.うまい棒
相変わらずこの人はwwww これは本当のうまい棒の歌なんだろうか?
うまい棒でこんなことした人なんて普通に考えたらいないだろwwww
そして喋りが無駄に上手いという。これ歌の部分よりもある意味自然に聞こえるんじゃね?
まぁ、この曲の場合歌の部分にはあえて機械っぽさを残したような感じもするけど。
でも、機械っぽいのに早口な部分もそれなりに聴き取れるってすごくね?
15.ヘリオポーズ
卑屈Pの曲は久々に聴いたけど、この人ガチで曲作るとすごいんだね。
この壮大な感じはちょっと他の曲ではなかなか出せないと思う。
氏の言葉を借りるなら「宇宙ヤバイ。超ヤバイ」そんな感じ。まさにそのままな曲です。
また、supernovaというアルバムのタイトルやイラストにもっとも合った曲だと思います。
しかもコレ、初音ミクwikiで知ったんだけどボーカルはリンなんだね。
普通にずっとMEIKOだと思って聴いてたんですが。。。
リンでこんな声出せるんだね。それもまたすごいわ・・・
16.キミボシ
週刊VOCALOIDランキング#110:1位
40mPらしい自然体で存在感のあるミクの調声は健在。
いつも通りの安心して聞ける信頼の40メートルブランド(何)
この人の曲は無理に高音で盛り上げようとせず、狭い音域にまとめているのが好印象。
それでいて終始一貫している優しいメロディと、サビの広がりがたまりません。
身近にある素直な感情を素直に曲にすると、こういう曲になるんだろうなぁと思う。
1つ前のヘリオポーズが宇宙そのものの偉大さを歌った曲であるのに対し、
こちらはそんな宙を見上げてその神秘を歌った曲ですよね。この流れはまさにsupernova。
曲単体として見ても相応に良い作品でしたが、
1枚のアルバムとして見るとこの2曲の流れは非常に素晴らしいものがあると思う。
17.Starduster
週刊VOCALOIDランキング#107:4位
曲だけ見れば良くも悪くも、いつものジミーです。
が、正直に言ってしまうとこの曲はそこまで好きになれなかった。その理由は恐らく歌詞。
「愛を愛を」と連呼しているのに違和感を感じられずにはいられなかった。
なんというか、作らされているような印象がどうしても拭えなかったんだよね。
ジミーの曲ってのは壮大でありながらも身近で素朴な歌詞が受けていたと思うのに、
今回のStardusterはなんか無理矢理壮大に仕立て上げた感じがしてしまいました。
ヘリオポーズから続く宇宙を意識した曲の3連続は恐らく製作側も意図していたことだろうし、
それ自体は別にいいんだけど、その意図がここまで露骨に見えちゃうとちょっと・・・ね。
○まとめ○
知らない方もいて、全曲書き下ろしということもあり未知数な部分の多いアルバムでしたが、
フタを開けてみると予想以上に良い楽曲が多く期待以上の出来でした。
知らない人も多いし1/3くらいはハズレ曲も覚悟していましたが杞憂でした。
お気に入りを挙げるならまず「DREAMA」が別格。
自分的には全てのボカロ曲の中でも5本の指に入っておかしくないレベル。
他も非常に良かったので甲乙付けがたいのですが、しいて次点を挙げるなら
「向日葵」「Blindness」「キミボシ」辺りでしょうか。
意表を突かれた良い曲としては「lost」や「ヘリオポーズ」などですね。
既知の人と未知の人という点だけでなく、
1曲目のR-18を筆頭に、普段とは逆の作風で作ってみたと思われるものと、
キミボシなどのいつものその人らしい安心して聴ける曲とのバランスがよかったですね。
そういった点も含め、非常に層の広いアルバムに仕上がっているように思えます。
たまには普段聴かない人の曲を聴いてみるのも悪くないと思わせてくれる、
ボーカロイド楽曲の新たな広がりを垣間見ることのできた1枚でした。
Dramatic my story 偽りのステージ
見えない壁の向こう側
さわれない影と創りあげたもの
どんな華が咲くのだろう
Dramatic my lover 最高のステージ
積もる過ちのなかで
形のない君が伝えた言葉
どんな意味があろうのだろう
DREAMA / tetsuo(くちばし)
●オマケ:先週発売されたVocalolegendについて●
正直買うかどうか迷ってたんですが、これは見送ることになりそうです。
確かに星屑ユートピアやSPiCa、裏表ラバーズなどは好きだしCDで聴きたいとも思う。
それにStargazeR、ストラトスフィアといった好きな曲の新アレンジに、
忘れちゃいけない新SuperDeadballBeatも聴きたいけどね。
ただ、好きな人には悪いけど正直上記の曲以外があまりにもどうでもよすぎて・・・
よっこらせ(笑)なんてハッキリ言って聴きたくない曲の筆頭だし、
最近流行りの羅刹ト骸とか1925も心底どうでもいいしなぁ。
悪ノシリーズも周りが囃し立てすぎてる感じが好きじゃなくてどうにも入り込めないし、
以前Prismのレビューでも書いたけど、ジェミニもラップ部分の不自然さがどうも好きになれなかった。
まぁこの辺はCD化にあたり再調整している可能性もありますが・・・。
今回レビューしたsupernovaと違って全部聴いたことのある曲だし、新鮮味はないんだよね。
1/3はどうでもいい曲だと思うと、わざわざ買いたいって意欲はあまり出てこないのが正直なトコロ。
MP3配布のされていないSPiCaやSDBは特に惜しいけどね。。。
まぁそんなわけで、これまでの自分の購入履歴なら買うだろう1枚ですが、
今回は見送ることにした次第です。買わない以上レビューは書かないと思うので、
やや場違いだけどここにその経緯を書き記しておきました。
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DVD付特装版「文学少女」見習いの、傷心。
2010年1月22日 読書
予約までして長らく待ち続けていたDVD付「文学少女」の最新刊。
購入翌日には通常版も買って2冊も揃ってしまいました。
そして先月30日に1日部屋へ引きこもり読破。
本当は2010年1発目の記事にしたかったんだけど、
記事にするのはこんなに遅くなってしまったというorz
ということでさっそく?感想でも。
重大なネタバレは反転(白文字)にしておきますが、
前作「初戀」(変換が面倒なので以下では全て「初恋」と表記)のネタバレは隠しません。
これから読む未読者がもしいたらご注意を。
今回も前作と同じ短編→長編→オマケの3本立て。
前作「初恋」のラスト一言から夏休み中の出来事を描いた「傷心。」と、
夏休みが明けて文化祭へ向けてのあれこれを描いた「怪物。」の2本。
(と、最後に「ある日の千愛」がちょこっと収録されています)
「傷心。」
本編6冊目にあたる「水妖」の舞台となった姫倉の別荘が舞台の短編。
同じ夏休みの出来事だということもあり、
原作6冊目の「水妖」を意識した内容になっているように思えます。
基本的には軽い感じの話だけど、
所々に1年前の「水妖」を思い出させるやり取りがあり楽しかったですね。
「水妖」を少し読み返したくなります。
一部に熱狂的?なファンのいる魚谷さんの再登場は
ちょっとしたファンサービスなんだろうと思います。
内容は「初恋」ラストの「大嫌い」から菜乃に対し心を閉ざした心葉が、
再び菜乃と和解?するまでの話。
心葉の言動の真意も、「初恋」で描かれていた思いを裏付けるものとなったわけだし。
読者も周りの登場人物も感じていた微妙な菜乃と遠子の近しい部分、
それを心葉も感じていたわけですね。
ここに関しては概ね予想通り、どんでん返しもなく無難な展開でした。
それでも、これまで遠子の幻影を追い遠子の代わりにのみなろうとしていた菜乃が、
自分らしい文学少女を目指すようになる決意の描写は、
彼女の成長のカタチが見えて良かったのではないかと。
そして、その決意をより強い印象にするのがやはり挿絵。
53ページの「泣きながら本をやぶいて食べる菜乃」は素晴らしいとしか言えませんね。
今回もこれまで同様に挿絵を入れるべき場所を非常によく分かっていると思えました。
ただ、初恋ラストの「大嫌い」はそれなりに衝撃の大きかったものだったのに、
やけにあっさり終わらせたなぁとは正直ちょっと思いました。
関係が凍結したままでは話が進まないだろうし仕方ないとは思うけどね。
菜乃が過ごしてただろう苦悩の日々の印象が薄いまま終わってしまった感じは否めません。
ちなみに題材となった作品は「シュトルムの『みずうみ』」
まったく知らなかった作品ですが、それらしい雰囲気を演出していたように感じました。
とはいえ今回は事件が起こるわけでもモチーフとなる想いが存在するわけでもなく、
ただ単に合宿中に菜乃が読む本として扱われただけで、関連性は他の作品と比べると弱そう。
それが良い悪いは別として、ね。実際に読んだことがあるならまた感じ方も違うのでしょう。
「怪物。」
題材は「メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』」
本を読んだことはないけれど学生時代に文学の講義で扱っていたので、
内容はだいたい知っていました。その分だけ入りやすかったかも知れません。
「人が怪物に変わるとき」というものを、作中の出来事と上手くリンクしていたと思います。
夏休みが終わり、心葉が素でいれる関係を一応は取り戻した菜乃。
文化祭に出るべく悪戦苦闘し、紆余曲折を経て合唱部の助っ人として合唱劇をすることに。
文化祭で劇となれば、思い出すのはやはり本編3冊目の「愚者」です。
そこに「歌」という要素が入ることで本編4冊目の「天使」も思い浮かびます。
全編を通してこの2冊を意識していたように思えます。
ただ、時系列で1年前のこの2冊をなぞるだけでなく、こちらには新しい要素も多々あり。
遠子先輩がいないのはもちろんですが、1年前と大きく異なる点が2つ。
1つは「"文学少女"の雑誌連載が始まること」で、もう1つは「美羽の存在」
本編の愚者や天使の頃は、読者的にはまだ美羽の生死は明らかになっていなかったが、
今回はもちろん生存していることが明らかになっているし、1回だけ登場もする。
そのシーンは本筋とはまったく関係ないし最初は不要だと思っていたけど、
読み返してみるとそのシーンで今の心葉と美羽の関係を描くと同時に、
「1年前とは違う」ということを強く印象付けていたのではないかと思います。
あと、菜乃と美羽のやり取りには思わず爆笑してしまいましたw
さて、本筋とは関係ない部分はそれくらいにして本編に。
今回の事件は1年前の合唱部でのいざこざが再び訪れる、といったもの。
この類の話って思春期の高校生にはありがちな話だなぁというのをふと思いました。
もちろん、小説的にかなり大げさに描いているとは思うけどね。
よく考えてみると今回に限らず、文学少女の物語は全巻当てはまる気がします。
そんな事件で当時にこじれてしまった2人の仲を、菜乃と心葉が修復していく物語。
この事件を通じて初恋時点ではただのウザキャラだった菜乃が
様々な人の裏に秘めた思いを知ることになり、ウザいだけじゃなくなったように思いますw
中盤までのドロドロとした感じをラストの舞台で見事に浄化していく様子は、
まさに文学少女ならではの爽やかな読後感でした。
でも、個人的には「お祭りは準備している間が1番楽しいの法則」じゃないけど、
舞台が始まってからよりも、そこに至るまでに奮闘する心葉や菜乃の描写の方が、
読んでいて楽しいように思えました。もちろん舞台のシーンも良かったけどね。
「初恋」のときよりも内面にまで踏み込んだ心葉の葛藤や苦悩も描かれていたのが好感触。
菜乃だけでなく、作家として狭き門を歩き続けている心葉や、
あとがきにもあるようにななせの成長も描いているのが
この「見習い」シリーズの面白さなのでしょう。
そして今回も太字の正体にもやられた。
毎回思っていることだけど、今回は過去最大に驚かされたかも知れない。
だってまさか太字の主が臣君再登場だなんてねぇ。
最初に読んだ時は「まさかの超展開www」とか愚かにも思ってしまったけど、
改めて太字だけ読み直してみると随所にヒントがあったんだよね。
ということでここだけはネタバレ避けて書くのは不可能なので白文字反転にて。
未読者は読まないことを激しく推奨。
普通に考えればまず太字の主は烏丸さんなり仙道さんなり、
話の中核となる2人のどちらかだと考えるでしょう。
もちろんこの「普通」が通用しないのが文学少女なので、色々想像して読んでたけどね。
自分が想像していたのは、当時行っていた交換ノートのように、
「2人の独白が交互に流れていた」というものでした。
太字の正体が複数いるというケースは今までになかったし、
それなりに驚きがあるのではないかなどと考えていたのですが・・・
しかしそんな予想は見事に外れてしまっていたのでした。
エピローグ一行目で太字の主が臣君であることが明らかになった時の驚きは過去最大だったかも。
太字文中の「彼女」の正体にしたって仙道さんでも烏丸さんでもなく、
ななせであることは改めて読むと誰の目にも明らかだったわけで。
今回もまんまとしてやられてしまいまったわけです、ハイ。
以上ネタバレ終わり。
そんなこんなで全てが無事に解決してめでたしめでたし、
などと思っていたら最後にまた衝撃の一言が。
毎回毎回見事なまでに最後の1行で次への期待を膨らませてくれますね。
ただ、初恋の「君が大嫌いだ」をかなりあっさりと解決されてしまっただけに、
今回も拍子抜けなのかなぁ、などと勘ぐってしまいます。
とは言え、次が楽しみなのは変わらないけどね!
「ある日の千愛」
流人くんと竹田さんのラブラブのろけ話です まる
だけでは終わらずに遠子先輩のいなくなった櫻井家の日常を描いたお話。
微妙に出てくる叶子さんがちょっと丸くなったのが見て取れますw
初恋の「ある日の美羽」が美羽から見た菜乃の話だったように、
竹田さん(と流人)から見た菜乃の印象が読み取れます。
完結編である"卒業"の「ある日の○○」が誰なのかが今から気になります。
そもそも次もあるのかどうかすら分からないけど、
「ある日の遠子」を期待しちゃうのは自分だけではないハズ。
特典DVD
挿話集1に収録されている「今日のおやつ ~はつ恋~」をアニメにしたものと、
映画の予告編が収録されていました。
予告編のほうは映画公式サイト【http://www.bungakushoujo.jp/】
で観れるものの高画質版なので特に言うことはなし。
本編は今日のおやつの方でしょう。ちょうど本編「道化」よりも前の話なので、
映画に対してもプロローグ的な役割を持てるこの話が選ばれたのでしょう。
ちょうど予告編で遠子先輩が食べていたのも「はつ恋」だしね。
率直な印象としては思っていたよりも良かったですね。
遠子先輩の薀蓄を映像化するとあんな感じになるんですね。
原作よりもコミカルな感じが強く出ているとは思うけど、
あれはあれで普通にありだと思いました。
絵も声も最初は違和感ありまくりだったけど、
実際映像になってみると意外と調和していたなぁという印象です。
さすがに原作の挿絵通りの雰囲気を出すのは無理そうだけど、
当初思っていたほどは違和感なく受け入れることができました。
さすがに劇場まで1人で足を運ぶ勇気はないけど、
映画を観てみたいと思わせる内容だったとは思いますねー。
今後の展望
これまで通りのペースだとすれば4月末に「挿話集3」、
8月末に見習いシリーズ完結編となる「卒業」が出るのでしょう。
今回もラスト1ページが衝撃的だっただけに非常に楽しみです♪
「初恋」が『道化』 「傷心」は『水妖』や『愚者』・『天使』を意識して作られていただろうし、
完結編となる「卒業」では『作家』や『巡礼者』を思い起こすような作品でしょうね。
また8ヶ月待たないといけないとか分かっていても長すぎる・・・
購入翌日には通常版も買って2冊も揃ってしまいました。
そして先月30日に1日部屋へ引きこもり読破。
記事にするのはこんなに遅くなってしまったというorz
ということでさっそく?感想でも。
重大なネタバレは反転(白文字)にしておきますが、
前作「初戀」(変換が面倒なので以下では全て「初恋」と表記)のネタバレは隠しません。
これから読む未読者がもしいたらご注意を。
今回も前作と同じ短編→長編→オマケの3本立て。
前作「初恋」のラスト一言から夏休み中の出来事を描いた「傷心。」と、
夏休みが明けて文化祭へ向けてのあれこれを描いた「怪物。」の2本。
(と、最後に「ある日の千愛」がちょこっと収録されています)
「傷心。」
本編6冊目にあたる「水妖」の舞台となった姫倉の別荘が舞台の短編。
同じ夏休みの出来事だということもあり、
原作6冊目の「水妖」を意識した内容になっているように思えます。
基本的には軽い感じの話だけど、
所々に1年前の「水妖」を思い出させるやり取りがあり楽しかったですね。
「水妖」を少し読み返したくなります。
一部に熱狂的?なファンのいる魚谷さんの再登場は
ちょっとしたファンサービスなんだろうと思います。
内容は「初恋」ラストの「大嫌い」から菜乃に対し心を閉ざした心葉が、
再び菜乃と和解?するまでの話。
心葉の言動の真意も、「初恋」で描かれていた思いを裏付けるものとなったわけだし。
読者も周りの登場人物も感じていた微妙な菜乃と遠子の近しい部分、
それを心葉も感じていたわけですね。
ここに関しては概ね予想通り、どんでん返しもなく無難な展開でした。
それでも、これまで遠子の幻影を追い遠子の代わりにのみなろうとしていた菜乃が、
自分らしい文学少女を目指すようになる決意の描写は、
彼女の成長のカタチが見えて良かったのではないかと。
そして、その決意をより強い印象にするのがやはり挿絵。
53ページの「泣きながら本をやぶいて食べる菜乃」は素晴らしいとしか言えませんね。
今回もこれまで同様に挿絵を入れるべき場所を非常によく分かっていると思えました。
ただ、初恋ラストの「大嫌い」はそれなりに衝撃の大きかったものだったのに、
やけにあっさり終わらせたなぁとは正直ちょっと思いました。
関係が凍結したままでは話が進まないだろうし仕方ないとは思うけどね。
菜乃が過ごしてただろう苦悩の日々の印象が薄いまま終わってしまった感じは否めません。
ちなみに題材となった作品は「シュトルムの『みずうみ』」
まったく知らなかった作品ですが、それらしい雰囲気を演出していたように感じました。
とはいえ今回は事件が起こるわけでもモチーフとなる想いが存在するわけでもなく、
ただ単に合宿中に菜乃が読む本として扱われただけで、関連性は他の作品と比べると弱そう。
それが良い悪いは別として、ね。実際に読んだことがあるならまた感じ方も違うのでしょう。
「怪物。」
題材は「メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』」
本を読んだことはないけれど学生時代に文学の講義で扱っていたので、
内容はだいたい知っていました。その分だけ入りやすかったかも知れません。
「人が怪物に変わるとき」というものを、作中の出来事と上手くリンクしていたと思います。
夏休みが終わり、心葉が素でいれる関係を一応は取り戻した菜乃。
文化祭に出るべく悪戦苦闘し、紆余曲折を経て合唱部の助っ人として合唱劇をすることに。
文化祭で劇となれば、思い出すのはやはり本編3冊目の「愚者」です。
そこに「歌」という要素が入ることで本編4冊目の「天使」も思い浮かびます。
全編を通してこの2冊を意識していたように思えます。
ただ、時系列で1年前のこの2冊をなぞるだけでなく、こちらには新しい要素も多々あり。
遠子先輩がいないのはもちろんですが、1年前と大きく異なる点が2つ。
1つは「"文学少女"の雑誌連載が始まること」で、もう1つは「美羽の存在」
本編の愚者や天使の頃は、読者的にはまだ美羽の生死は明らかになっていなかったが、
今回はもちろん生存していることが明らかになっているし、1回だけ登場もする。
そのシーンは本筋とはまったく関係ないし最初は不要だと思っていたけど、
読み返してみるとそのシーンで今の心葉と美羽の関係を描くと同時に、
「1年前とは違う」ということを強く印象付けていたのではないかと思います。
あと、菜乃と美羽のやり取りには思わず爆笑してしまいましたw
さて、本筋とは関係ない部分はそれくらいにして本編に。
今回の事件は1年前の合唱部でのいざこざが再び訪れる、といったもの。
この類の話って思春期の高校生にはありがちな話だなぁというのをふと思いました。
もちろん、小説的にかなり大げさに描いているとは思うけどね。
よく考えてみると今回に限らず、文学少女の物語は全巻当てはまる気がします。
そんな事件で当時にこじれてしまった2人の仲を、菜乃と心葉が修復していく物語。
この事件を通じて初恋時点ではただのウザキャラだった菜乃が
様々な人の裏に秘めた思いを知ることになり、ウザいだけじゃなくなったように思いますw
中盤までのドロドロとした感じをラストの舞台で見事に浄化していく様子は、
まさに文学少女ならではの爽やかな読後感でした。
でも、個人的には「お祭りは準備している間が1番楽しいの法則」じゃないけど、
舞台が始まってからよりも、そこに至るまでに奮闘する心葉や菜乃の描写の方が、
読んでいて楽しいように思えました。もちろん舞台のシーンも良かったけどね。
「初恋」のときよりも内面にまで踏み込んだ心葉の葛藤や苦悩も描かれていたのが好感触。
菜乃だけでなく、作家として狭き門を歩き続けている心葉や、
あとがきにもあるようにななせの成長も描いているのが
この「見習い」シリーズの面白さなのでしょう。
そして今回も太字の正体にもやられた。
毎回思っていることだけど、今回は過去最大に驚かされたかも知れない。
だってまさか太字の主が臣君再登場だなんてねぇ。
最初に読んだ時は「まさかの超展開www」とか愚かにも思ってしまったけど、
改めて太字だけ読み直してみると随所にヒントがあったんだよね。
ということでここだけはネタバレ避けて書くのは不可能なので白文字反転にて。
未読者は読まないことを激しく推奨。
普通に考えればまず太字の主は烏丸さんなり仙道さんなり、
話の中核となる2人のどちらかだと考えるでしょう。
もちろんこの「普通」が通用しないのが文学少女なので、色々想像して読んでたけどね。
自分が想像していたのは、当時行っていた交換ノートのように、
「2人の独白が交互に流れていた」というものでした。
太字の正体が複数いるというケースは今までになかったし、
それなりに驚きがあるのではないかなどと考えていたのですが・・・
しかしそんな予想は見事に外れてしまっていたのでした。
エピローグ一行目で太字の主が臣君であることが明らかになった時の驚きは過去最大だったかも。
太字文中の「彼女」の正体にしたって仙道さんでも烏丸さんでもなく、
ななせであることは改めて読むと誰の目にも明らかだったわけで。
今回もまんまとしてやられてしまいまったわけです、ハイ。
以上ネタバレ終わり。
そんなこんなで全てが無事に解決してめでたしめでたし、
などと思っていたら最後にまた衝撃の一言が。
毎回毎回見事なまでに最後の1行で次への期待を膨らませてくれますね。
ただ、初恋の「君が大嫌いだ」をかなりあっさりと解決されてしまっただけに、
今回も拍子抜けなのかなぁ、などと勘ぐってしまいます。
とは言え、次が楽しみなのは変わらないけどね!
「ある日の千愛」
流人くんと竹田さんのラブラブのろけ話です まる
だけでは終わらずに遠子先輩のいなくなった櫻井家の日常を描いたお話。
微妙に出てくる叶子さんがちょっと丸くなったのが見て取れますw
初恋の「ある日の美羽」が美羽から見た菜乃の話だったように、
竹田さん(と流人)から見た菜乃の印象が読み取れます。
完結編である"卒業"の「ある日の○○」が誰なのかが今から気になります。
そもそも次もあるのかどうかすら分からないけど、
「ある日の遠子」を期待しちゃうのは自分だけではないハズ。
特典DVD
挿話集1に収録されている「今日のおやつ ~はつ恋~」をアニメにしたものと、
映画の予告編が収録されていました。
予告編のほうは映画公式サイト【http://www.bungakushoujo.jp/】
で観れるものの高画質版なので特に言うことはなし。
本編は今日のおやつの方でしょう。ちょうど本編「道化」よりも前の話なので、
映画に対してもプロローグ的な役割を持てるこの話が選ばれたのでしょう。
ちょうど予告編で遠子先輩が食べていたのも「はつ恋」だしね。
率直な印象としては思っていたよりも良かったですね。
遠子先輩の薀蓄を映像化するとあんな感じになるんですね。
原作よりもコミカルな感じが強く出ているとは思うけど、
あれはあれで普通にありだと思いました。
絵も声も最初は違和感ありまくりだったけど、
実際映像になってみると意外と調和していたなぁという印象です。
さすがに原作の挿絵通りの雰囲気を出すのは無理そうだけど、
当初思っていたほどは違和感なく受け入れることができました。
さすがに劇場まで1人で足を運ぶ勇気はないけど、
映画を観てみたいと思わせる内容だったとは思いますねー。
今後の展望
これまで通りのペースだとすれば4月末に「挿話集3」、
8月末に見習いシリーズ完結編となる「卒業」が出るのでしょう。
今回もラスト1ページが衝撃的だっただけに非常に楽しみです♪
「初恋」が『道化』 「傷心」は『水妖』や『愚者』・『天使』を意識して作られていただろうし、
完結編となる「卒業」では『作家』や『巡礼者』を思い起こすような作品でしょうね。
また8ヶ月待たないといけないとか分かっていても長すぎる・・・
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STAY~夜明けのSoul~ (初回限定盤A)
2010年1月20日 GARNET CROW
書こう書こうとずっと思ってはいたのですが・・・
発売からはもう約4ヶ月も過ぎてしまったんですね。
が、今でもによく聴いているアルバムです。
ということで、本日はそんなCDレビューをば。
1.Hello Sadness
2.百年の孤独
3.花は咲いて ただ揺れて -album ver.-
4.Elysium
5.Doing all right
6.ON THE WAY
7.Stay
8.日々のほとり
9.夢のひとつ
10.Fall in Life ~Hallelujah~
11. Rainy Soul
12. 恋のあいまに
一言で表すなら「どこで終わっても不思議ではないアルバム」でしょうか。
どの曲も似たような儚さ併せ持ち、雰囲気が近いからでしょうか。
ファンの中でもその点では賛否両論ありそうですが、
自分的には統一感があっていいと思います。
また、どの曲でも締めれるというのは、
それだけ各々の曲がしっかりとした完成度だからこそだとも思います。
では、今回も全曲感想を。
○全曲簡易感想○
1.Hello Sadness
アルバムの最初を飾る曲としては、4thアルバムの「夕月夜」のイメージに近い気がしました。
ゆったりとしたリズムで流れる中で徐々に増えてくる音の数、
そこからサビで一気に盛り上がるこの押し寄せてくる感じがたまりません。
割と激しい曲かと錯覚するけど、それでいてダークな雰囲気を醸し出しています。
まさにトップを飾るにふさわしいアルバム曲でしょう。
2.百年の孤独
買いそびれてしまっていたシングルCDの曲。
タイアップ的にちょっと期待薄だったんだけど、予想以上にいい感じでした。
タイアップがタイアップだっただけにもっと激しい曲を想像していましたが、
意外と落ち着いた、いつものガネクロらしい曲という印象。
サビの「泣きながら生まれる」の部分の裏声と、
微妙にテンポアップする最後のサビのリピート、特にその裏のドラムがいいです。
3.花は咲いて ただ揺れて -album ver.-
厳密に聴き比べたわけじゃないけど、シングルverよりもシンプルになってますかね。
アレンジというと音の種類を増やして楽器の音を前面に出すものが多いですが、
この曲の場合は正反対で音の種類を極力絞っているように思えます。
楽器の音を少なくして、歌声をより強調するアレンジになっている気がします。
参考過去記事:【http://34643.diarynote.jp/200909020014265326/】
4.Elysium
アルバムとして通して聴くとそれほど耳には残らないのですが、
1曲として意識して聴くとそのいぶし銀的な存在感はかなりのもの。
縁の下の力持ち的な曲ですね。
サビのメロディラインに不思議な引き込む力があるように思えます。
5.Doing all right
このCDの中では割と異彩を放っている前向きな1曲。
ここまで落ち着く曲が続いてたので、中休み的な配置でしょうか。
曲単品としてはシングルの時に書いた感想の通り。
参考過去記事:【http://34643.diarynote.jp/200906062328419509/】
6.ON THE WAY
今回のアルバムの中でも特にお気に入りの1曲。
タイトルと出だしの「千一夜も続く物語」というフレーズの組み合わせが絶妙。
それだけで一気に曲の世界に入り込めてしまいます。
1番よりも2番のBメロ~サビのフレーズが耳から離れません。
7.Stay
今回のアルバムのタイトルとなっている曲。
曲単体の存在感としては、1曲目のHello Sadnessと双璧でしょう。
終始ゆったりとしたリズムのまま進み、楽器の伴奏も大人しめ。
ボーカル1本で勝負しているような曲だと思います。
この曲でそれが出来るのは低音域の良さがあるガネクロでこそでしょう。
8.日々のほとり
この曲がアルバムの最後だったとしても違和感がなさそう。
最初に聴いた時に2ndアルバムの「Holy Ground」を彷彿とさせるものがありました。
終始落ち着いた曲調で柔らかみのある1曲ですね。
最後の1フレーズまで染み入るような歌い方と、
演奏後のさざ波の音が切ない雰囲気を出していてすごく好き。
このアルバムの中でもイチオシですね。
9.夢のひとつ
シングルのレビューでも書いていたけど、
ガネクロらしい王道を行くオーソドックスなバラードです。
それだけに安心して聴くことが出来ます。
今回のアルバムは割と普段通りの雰囲気な曲が多い気がするけど、
それを象徴するような王道ど真ん中なのがこの曲だと思います。
10.Fall in Life ~Hallelujah~
落ち着いた曲やダークな雰囲気の曲が多い中、底抜けに明るい1曲。
このCDの中で似たようなこれと雰囲気の曲は5曲目のDoing all rightですが、
アルバムの中間に入れている辺り、落ち着きすぎないようにする意図を感じます。
この曲はちゃと流れ通りにサビで盛り上がってくれるので安心して盛り上がれます(笑)
でも、そんな明るい曲のタイトルにFall(=落ちる)なんて
ネガティブな単語を使っているから奥深い。
Fall in Life(=生に落ちる)で前向き生きようってことか?
11.Rainy Soul
一転して儚い恋歌です。そして短い、曲も短いけどそれ以上に歌詞が少ない。
でもその短い歌詞にガネクロのセンスを感じさせられます。
この曲の場合は特にルビの振り方。「未来」に「しあわせ」、「存在して」で「そこにいて」
意味はなんとなく分かるけど、普通はやらない振り方だと思います。
曲だけを聴いてると印象は正直薄かったけど、
歌詞を追いながら聴くことでその世界が見えてくる気がします。
12.恋のあいまに
どこで終わってもおかしくないアルバムの大トリ、恋のあいまに。
タイトルだと恋愛中の曲と想像してたけど、
歌詞的には間違いなく失恋を乗り越える歌です。
この曲の結末では乗り越えられたのかは微妙な気がしますがw
RainySoulから引き続いて切なさの残る曲ですが、
その余韻の良さはアルバムの最終曲としてふさわしいものだと思います。
○まとめ○
冒頭にも書いたけど、全体的に落ち着いた曲が多いです。
それはある意味非常にガネクロらしいと言って良いでしょう。
気分が落ちてる時に聴くと余計に泥沼化しそうではありますがw
全体の雰囲気が統一されているせいもあるだろうけど、
今回のアルバムは尖ったこれまでにない曲はなく、無難に仕上げてきた印象がありますね。
また、これまでのアルバムにも言えたことだけど、
今回は今まで以上にアルバム曲の存在感が全体的に強かったかな。
どの曲もよかったけど、個人的なお気に入りは
1.Hello Sadness 6.ON THE WAY 8.日々のほとり 12.恋のあいまに
の4曲かな。
●オマケ●
来月ベストアルバム出ちゃうんですね!もうデビューしてから10年も経つとか・・・
そして、5年前のベスト盤同様にシングル全曲収録ですか。
全曲リマスタリングとは言え既に全アルバム持ってる人にはどうなんでしょう??
とか思ってたらやってくれちゃいました。
初回限定盤のプレミアディスクやばすぎだろ・・・!
まぁ、シングルもここ数年はほぼ全部買ってるし、
今手元にあるCDで聴けないのは1曲だけなんだけどね。その1曲がマジでヤヴァイ。
入ってること知った時点で興奮を隠し切れなかったし。
これと新曲だけでも買わないわけにはいかないな・・・
さて問題。そんな1曲はどれでしょう?(笑)←知るかとか言わないで
正解→ 「Crier Girl & Crier Boy ~ice cold sky~」の収録に俺超歓喜。
発売からはもう約4ヶ月も過ぎてしまったんですね。
が、今でもによく聴いているアルバムです。
ということで、本日はそんなCDレビューをば。
●収録曲●
1.Hello Sadness
2.百年の孤独
3.花は咲いて ただ揺れて -album ver.-
4.Elysium
5.Doing all right
6.ON THE WAY
7.Stay
8.日々のほとり
9.夢のひとつ
10.Fall in Life ~Hallelujah~
11. Rainy Soul
12. 恋のあいまに
一言で表すなら「どこで終わっても不思議ではないアルバム」でしょうか。
どの曲も似たような儚さ併せ持ち、雰囲気が近いからでしょうか。
ファンの中でもその点では賛否両論ありそうですが、
自分的には統一感があっていいと思います。
また、どの曲でも締めれるというのは、
それだけ各々の曲がしっかりとした完成度だからこそだとも思います。
では、今回も全曲感想を。
○全曲簡易感想○
1.Hello Sadness
アルバムの最初を飾る曲としては、4thアルバムの「夕月夜」のイメージに近い気がしました。
ゆったりとしたリズムで流れる中で徐々に増えてくる音の数、
そこからサビで一気に盛り上がるこの押し寄せてくる感じがたまりません。
割と激しい曲かと錯覚するけど、それでいてダークな雰囲気を醸し出しています。
まさにトップを飾るにふさわしいアルバム曲でしょう。
2.百年の孤独
買いそびれてしまっていたシングルCDの曲。
タイアップ的にちょっと期待薄だったんだけど、予想以上にいい感じでした。
タイアップがタイアップだっただけにもっと激しい曲を想像していましたが、
意外と落ち着いた、いつものガネクロらしい曲という印象。
サビの「泣きながら生まれる」の部分の裏声と、
微妙にテンポアップする最後のサビのリピート、特にその裏のドラムがいいです。
3.花は咲いて ただ揺れて -album ver.-
厳密に聴き比べたわけじゃないけど、シングルverよりもシンプルになってますかね。
アレンジというと音の種類を増やして楽器の音を前面に出すものが多いですが、
この曲の場合は正反対で音の種類を極力絞っているように思えます。
楽器の音を少なくして、歌声をより強調するアレンジになっている気がします。
参考過去記事:【http://34643.diarynote.jp/200909020014265326/】
4.Elysium
アルバムとして通して聴くとそれほど耳には残らないのですが、
1曲として意識して聴くとそのいぶし銀的な存在感はかなりのもの。
縁の下の力持ち的な曲ですね。
サビのメロディラインに不思議な引き込む力があるように思えます。
5.Doing all right
このCDの中では割と異彩を放っている前向きな1曲。
ここまで落ち着く曲が続いてたので、中休み的な配置でしょうか。
曲単品としてはシングルの時に書いた感想の通り。
参考過去記事:【http://34643.diarynote.jp/200906062328419509/】
6.ON THE WAY
今回のアルバムの中でも特にお気に入りの1曲。
タイトルと出だしの「千一夜も続く物語」というフレーズの組み合わせが絶妙。
それだけで一気に曲の世界に入り込めてしまいます。
1番よりも2番のBメロ~サビのフレーズが耳から離れません。
7.Stay
今回のアルバムのタイトルとなっている曲。
曲単体の存在感としては、1曲目のHello Sadnessと双璧でしょう。
終始ゆったりとしたリズムのまま進み、楽器の伴奏も大人しめ。
ボーカル1本で勝負しているような曲だと思います。
この曲でそれが出来るのは低音域の良さがあるガネクロでこそでしょう。
8.日々のほとり
この曲がアルバムの最後だったとしても違和感がなさそう。
最初に聴いた時に2ndアルバムの「Holy Ground」を彷彿とさせるものがありました。
終始落ち着いた曲調で柔らかみのある1曲ですね。
最後の1フレーズまで染み入るような歌い方と、
演奏後のさざ波の音が切ない雰囲気を出していてすごく好き。
このアルバムの中でもイチオシですね。
9.夢のひとつ
シングルのレビューでも書いていたけど、
ガネクロらしい王道を行くオーソドックスなバラードです。
それだけに安心して聴くことが出来ます。
今回のアルバムは割と普段通りの雰囲気な曲が多い気がするけど、
それを象徴するような王道ど真ん中なのがこの曲だと思います。
10.Fall in Life ~Hallelujah~
落ち着いた曲やダークな雰囲気の曲が多い中、底抜けに明るい1曲。
このCDの中で似たようなこれと雰囲気の曲は5曲目のDoing all rightですが、
アルバムの中間に入れている辺り、落ち着きすぎないようにする意図を感じます。
この曲はちゃと流れ通りにサビで盛り上がってくれるので安心して盛り上がれます(笑)
でも、そんな明るい曲のタイトルにFall(=落ちる)なんて
ネガティブな単語を使っているから奥深い。
Fall in Life(=生に落ちる)で前向き生きようってことか?
11.Rainy Soul
一転して儚い恋歌です。そして短い、曲も短いけどそれ以上に歌詞が少ない。
でもその短い歌詞にガネクロのセンスを感じさせられます。
この曲の場合は特にルビの振り方。「未来」に「しあわせ」、「存在して」で「そこにいて」
意味はなんとなく分かるけど、普通はやらない振り方だと思います。
曲だけを聴いてると印象は正直薄かったけど、
歌詞を追いながら聴くことでその世界が見えてくる気がします。
12.恋のあいまに
どこで終わってもおかしくないアルバムの大トリ、恋のあいまに。
タイトルだと恋愛中の曲と想像してたけど、
歌詞的には間違いなく失恋を乗り越える歌です。
この曲の結末では乗り越えられたのかは微妙な気がしますがw
RainySoulから引き続いて切なさの残る曲ですが、
その余韻の良さはアルバムの最終曲としてふさわしいものだと思います。
○まとめ○
冒頭にも書いたけど、全体的に落ち着いた曲が多いです。
それはある意味非常にガネクロらしいと言って良いでしょう。
気分が落ちてる時に聴くと余計に泥沼化しそうではありますがw
全体の雰囲気が統一されているせいもあるだろうけど、
今回のアルバムは尖ったこれまでにない曲はなく、無難に仕上げてきた印象がありますね。
また、これまでのアルバムにも言えたことだけど、
今回は今まで以上にアルバム曲の存在感が全体的に強かったかな。
どの曲もよかったけど、個人的なお気に入りは
1.Hello Sadness 6.ON THE WAY 8.日々のほとり 12.恋のあいまに
の4曲かな。
●オマケ●
来月ベストアルバム出ちゃうんですね!もうデビューしてから10年も経つとか・・・
そして、5年前のベスト盤同様にシングル全曲収録ですか。
全曲リマスタリングとは言え既に全アルバム持ってる人にはどうなんでしょう??
とか思ってたらやってくれちゃいました。
初回限定盤のプレミアディスクやばすぎだろ・・・!
まぁ、シングルもここ数年はほぼ全部買ってるし、
今手元にあるCDで聴けないのは1曲だけなんだけどね。その1曲がマジでヤヴァイ。
入ってること知った時点で興奮を隠し切れなかったし。
これと新曲だけでも買わないわけにはいかないな・・・
さて問題。そんな1曲はどれでしょう?(笑)
正解→ 「Crier Girl & Crier Boy ~ice cold sky~」の収録に俺超歓喜。
「ぬくもり」ずっと感じていたい
触れて言葉を交わしていたいと
願い とめどなく溢れてしまうよ・・・日々のほとり
波の音に消えそうな 優しい日々のほとり
日々のほとり / GARNET CROW
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仕事中に不覚にも吹いてしまった
2010年1月18日 音楽バイト先で思いっきり流れてたんですが
しかもコレまだCD発売してないよね?
ということで、来月発売のsupercellの新曲です。
恐らく有線か何かで流れてたんだとは思いますが、
世間様はどれだけsupercell大好きなんでしょう?
というか1回も聴いたことなかったのに、曲調と声だけでsupercellだと確信できた自分も相当ですね
とりあえず、コレだけ書いておきたかったんだ。
んで、家に着いてからどんなもんか聴いてみようと思い辿り着いたのが冒頭の動画でした。
1回聴いてみた率直な印象としては「普通の曲」でした。良い意味でも、悪い意味でもね。
歌の上手い下手で言えばそれなりに上手い方ではあると思うけど、
普通のどこにでもあるようなラブソングという印象でしかなかったかな。
歌詞のイメージは「初めての恋が終わるとき」に近いような印象を受けましたね。
以前"mermaid(歌:リツカ 作詞作曲:doriko)"を聴いた時に近い感覚でした。
参照:【http://34643.diarynote.jp/200910081210362186/】
「君の知らない物語」ほどのロングヒットにはならないだろうと現時点では思う。
あれは化物語のタイアップがあったからこそっていう気がするし。
まだコレのタイアップは発表されてないと思うから、なんとも言えないけど。。。
とは言え、「君の知らない物語」もスルメ曲だったからなぁ。
今では普通に良いと思うけど、当初の印象はあまり良くなかったしね。
動画内では絶賛されてるし、若い世代における話題性は十分あるし、
流行る可能性もなくはないのかなぁ? と、思わなくはない。
あと、長いことニコニコ動画やってるけど、
この動画を観て初めてコメントを気持ち悪いと思ったわ。
レベルが低いとか馬鹿馬鹿しいと思ったことはこれまで無数にあったけれど、
コメントそのものを気持ち悪いと思ったのは初めてでしたw
過剰な信仰って怖いですよね。一歩間違えれば自分も同じになりかねないし。
そんなことを改めて考えてしまいました。ryo信者の一部は本当に危ないと思うんだ。
そんなことを考えたsupercellの新曲動画でしたとさ。
しかもコレまだCD発売してないよね?
ということで、来月発売のsupercellの新曲です。
恐らく有線か何かで流れてたんだとは思いますが、
世間様はどれだけsupercell大好きなんでしょう?
とりあえず、コレだけ書いておきたかったんだ。
●以下完全に蛇足●
んで、家に着いてからどんなもんか聴いてみようと思い辿り着いたのが冒頭の動画でした。
1回聴いてみた率直な印象としては「普通の曲」でした。良い意味でも、悪い意味でもね。
歌の上手い下手で言えばそれなりに上手い方ではあると思うけど、
普通のどこにでもあるようなラブソングという印象でしかなかったかな。
歌詞のイメージは「初めての恋が終わるとき」に近いような印象を受けましたね。
以前"mermaid(歌:リツカ 作詞作曲:doriko)"を聴いた時に近い感覚でした。
参照:【http://34643.diarynote.jp/200910081210362186/】
「君の知らない物語」ほどのロングヒットにはならないだろうと現時点では思う。
あれは化物語のタイアップがあったからこそっていう気がするし。
まだコレのタイアップは発表されてないと思うから、なんとも言えないけど。。。
とは言え、「君の知らない物語」もスルメ曲だったからなぁ。
今では普通に良いと思うけど、当初の印象はあまり良くなかったしね。
動画内では絶賛されてるし、若い世代における話題性は十分あるし、
流行る可能性もなくはないのかなぁ? と、思わなくはない。
あと、長いことニコニコ動画やってるけど、
この動画を観て初めてコメントを気持ち悪いと思ったわ。
レベルが低いとか馬鹿馬鹿しいと思ったことはこれまで無数にあったけれど、
コメントそのものを気持ち悪いと思ったのは初めてでしたw
過剰な信仰って怖いですよね。一歩間違えれば自分も同じになりかねないし。
そんなことを改めて考えてしまいました。ryo信者の一部は本当に危ないと思うんだ。
そんなことを考えたsupercellの新曲動画でしたとさ。
15年、長いのか短いのか・・・
2010年1月16日 TVフジテレビでやっていた「神戸新聞の7日間」を観ました。
不覚にも泣けました。テレビでマジ泣きしたのなんて本当に久々です。
阪神淡路大震災から既に15年、このドラマで改めて色々考えさせられました。
「早いもので」などと言って良いのかは分かりませんが、相応の月日が過ぎたと思います。
震災当時自分はまだ小学生でしたが、普段思い起こすことはないにしても、
今でもその映像は心のどこかに焼きついているんだと思う。
テレビで観た当時の映像の衝撃は相当大きかったのだと思います。
幼心ながら「地震は怖い」という思いを強く受けたことは今でも覚えています。
さて、ドラマの話でも。
震災で壊滅的な打撃を受けておきながらその日のうちに新聞を出すという
神戸新聞の思いや葛藤などをテレビとしてはリアルに描いていたのだと思います。
また、実際に被災した新聞社の方々の今の思いを合間に挟んでいたことにより、
本当にそれが現実にあったことなのだという印象も強くありました。
こんな表現が適切なのかは分からないですが、「良い作品」を観たと思わせてくれました。
まぁ、このような映像を「評価する」こと自体間違っている気もするけど・・・。
こういう作品こそ、後々まで残さないといけないのでしょうね。
なにせ、人は月日が経てば色々なものを忘れてしまうから。
だから、新聞にしろこういった映像作品にしろ、記録しておかないといけないのでしょう。
それが報道の役目、この言葉には非常に重いものがあると思います。
マスメディアのことを「マスゴミ」などと叩くことの多い世の中ですが、
中には「報道」の持つ意味を真に考え、葛藤している人もいるんですよね。
恐らく当たり前のことなんだろうけど、そんな事すら分からなくなってしまうほど、
世の中には腐った報道が溢れているということだとも思いますが。
不覚にも泣けました。テレビでマジ泣きしたのなんて本当に久々です。
阪神淡路大震災から既に15年、このドラマで改めて色々考えさせられました。
「早いもので」などと言って良いのかは分かりませんが、相応の月日が過ぎたと思います。
震災当時自分はまだ小学生でしたが、普段思い起こすことはないにしても、
今でもその映像は心のどこかに焼きついているんだと思う。
テレビで観た当時の映像の衝撃は相当大きかったのだと思います。
幼心ながら「地震は怖い」という思いを強く受けたことは今でも覚えています。
さて、ドラマの話でも。
震災で壊滅的な打撃を受けておきながらその日のうちに新聞を出すという
神戸新聞の思いや葛藤などをテレビとしてはリアルに描いていたのだと思います。
また、実際に被災した新聞社の方々の今の思いを合間に挟んでいたことにより、
本当にそれが現実にあったことなのだという印象も強くありました。
こんな表現が適切なのかは分からないですが、「良い作品」を観たと思わせてくれました。
まぁ、このような映像を「評価する」こと自体間違っている気もするけど・・・。
こういう作品こそ、後々まで残さないといけないのでしょうね。
なにせ、人は月日が経てば色々なものを忘れてしまうから。
だから、新聞にしろこういった映像作品にしろ、記録しておかないといけないのでしょう。
それが報道の役目、この言葉には非常に重いものがあると思います。
マスメディアのことを「マスゴミ」などと叩くことの多い世の中ですが、
中には「報道」の持つ意味を真に考え、葛藤している人もいるんですよね。
恐らく当たり前のことなんだろうけど、そんな事すら分からなくなってしまうほど、
世の中には腐った報道が溢れているということだとも思いますが。
ぼからんリニューアル
2010年1月14日 VOCALOID2010年になり、週刊VOCALOIDランキングが上記の#119よりリニューアルされました。
その内容と自分なりに思うことをまとめてみたいと思います。
今回のリニューアルで変更されたのは大きく2つ。
「ポイント計算式の変更」と「レイアウトの変更」です。
全体の構成は変更されてなかったですね。いつも通りの流れでした。
さて、変更された点についてまとめてみます。
1.計算式の変更
これが今回のリニューアル最大の変更と言えるでしょう。
変更された内容は一言で言えば、マイリスト率の反映です。
従来は20で固定だったマイリストの倍率が、マイリスト率によって変動するようになりました。
詳細は以下の通り(週刊VOCALOIDランキングより引用)
この変更によって有利になるのは当然新曲でしょう。
新曲がアップされてその曲を良いと思う人が多ければ、
例え聴いていた人が少なくても上位に入りやすくなるのはかなりの追い風でしょう。
(たくさん再生されてたくさんマイリストされたほうがポイントが高いのは当然ですが)
全盛期に比べると新曲(に限った話ではないけど)の再生数がかなり減少し、
評価の高い新曲のマイリスト率が軒並み高くなる昨今の傾向に即した変更だと思います。
一方、(この呼び方はあまり好きじゃないけど)いわゆる門番は、
今後はより一層厳しい戦いになりそうです。
みくみくやメルトなどがTOP30から漏れることも多くなり「ようやく門番が一回りした」
と言われ始めた昨今ですが、その流れをより強くする変更のように思えます。
ちなみにこれは余談だけど、みくみくやメルトがTOP30に入れないようになった最大の原因は、
ニコニコ動画(9)へのバージョンアップに伴い総合ランキングが撤廃されたことだと思います。
新規ユーザーが最初に動画を検索する際、総合ランキングがよく使われていた証明な気がします。
また、マイリスト率というのは総じて2週目以降には大きく下がるもの。
それが下がることによってポイントも大きく下がるだろうし、
今後は門番だけでなく、新曲にとっても入れ替わりの激しいランキングになりそうです。
なんにせよ、今後もランキング上位に居座り続ける門番は少なくなるのかな?
あと、最下位争いの裏門番も厳しそうだなぁ。
薔薇とか本格的に美しく散ってしまいそうな気が・・・
この変更自体は昨今の事情に適した変更だと思うけど、
従来のようにマイリストを登録すると一律で「ぼからんのポイントが20増える」
といった分かりやすさは損なわれてしまったとのは多少残念ではあるかな。
まぁ、それは仕方ないことだとも思うけどね。
ちなみに計算式の変更が行われたのはコメント補正が導入された#14(2008年第1週)
以来のこと。2年以上振りの変更となりました。
この時作られたコメント補正値はボーカロイド関係だけでなく、
他のジャンルのランキングにまで少なからず影響を与えたものでした。
果たして今回のマイリスト率補正値がどこまでの影響を与えるものなのか、注目です。
2.レイアウトの変更
計算式の変更にばかり目が行ってしまいがちでしたが、
レイアウトも変更され、各楽曲に表示される情報が増えました。
●30位以内●
・前週のポイント及び前週比の割合が%で表示されるように(初登場曲を除く)
●31位以降●
・前週の順位が追加
どちらも視聴者にとっては非常に嬉しい情報ではないかと思います。
ただ、30位以内の前週比割合はちょっと分かりにくい気も。
今の仕様では前週のポイントを±0とし、何%上昇/下降したのかを表しているけど、
個人的には前週のポイントを100%として表示した方が分かりやすい気がするかなぁ。
とは言えそれだと超ジャンプアップして前週比1000%以上とかになると見難いだろうし、
慣れの問題だろうから別にいいけどね。嬉しい情報には変わりません。
31位以降にも前週の順位が表示されたのも非常に嬉しいけど、
欲を言うなら上昇/下降の矢印表示もあるとなお分かりやすいかも。
まとめ
全体を通してよい変更だったように思えます。
ランキングの中身が大きく変わることは当面はなさそうですが、
今の環境に合った仕様になったと言って良いでしょうね。
なおかつ、観る人が欲しいと思える情報をしっかり追加されており
1つの番組として非常に良いものになっていると言えそうです。
今の計算式や表示形式に慣れるには多少時間が必要そうですが、
正直飽きもあって多少つまらなくなりかけていた時期にこの変更。
個人的には大歓迎ですね。またまた目が離せなくなりそうです。
その内容と自分なりに思うことをまとめてみたいと思います。
今回のリニューアルで変更されたのは大きく2つ。
「ポイント計算式の変更」と「レイアウトの変更」です。
全体の構成は変更されてなかったですね。いつも通りの流れでした。
さて、変更された点についてまとめてみます。
1.計算式の変更
これが今回のリニューアル最大の変更と言えるでしょう。
変更された内容は一言で言えば、マイリスト率の反映です。
従来は20で固定だったマイリストの倍率が、マイリスト率によって変動するようになりました。
詳細は以下の通り(週刊VOCALOIDランキングより引用)
従来の計算式:再生数+(コメント数×補正値)+(マイリスト数×20)
新計算式:再生数+(コメント数×補正値A)+(マイリスト数×補正値B)
*補正値A=(再生数+マイリスト数)÷(再生数+コメント数+マイリスト数)
*補正値B=[(マイリスト数÷再生数×100)×2]
ランキング上には小数点第2位まで表示
ただし、上記計算で40を超える場合は40とする
ちなみに、マイリスト率10%で従来の計算式と同じ×20となります。
マイリスト率20%以上だと従来の倍となる×40になり、
5%では従来の半分の×10となります。
この変更によって有利になるのは当然新曲でしょう。
新曲がアップされてその曲を良いと思う人が多ければ、
例え聴いていた人が少なくても上位に入りやすくなるのはかなりの追い風でしょう。
(たくさん再生されてたくさんマイリストされたほうがポイントが高いのは当然ですが)
全盛期に比べると新曲(に限った話ではないけど)の再生数がかなり減少し、
評価の高い新曲のマイリスト率が軒並み高くなる昨今の傾向に即した変更だと思います。
一方、(この呼び方はあまり好きじゃないけど)いわゆる門番は、
今後はより一層厳しい戦いになりそうです。
みくみくやメルトなどがTOP30から漏れることも多くなり「ようやく門番が一回りした」
と言われ始めた昨今ですが、その流れをより強くする変更のように思えます。
ちなみにこれは余談だけど、みくみくやメルトがTOP30に入れないようになった最大の原因は、
ニコニコ動画(9)へのバージョンアップに伴い総合ランキングが撤廃されたことだと思います。
新規ユーザーが最初に動画を検索する際、総合ランキングがよく使われていた証明な気がします。
また、マイリスト率というのは総じて2週目以降には大きく下がるもの。
それが下がることによってポイントも大きく下がるだろうし、
今後は門番だけでなく、新曲にとっても入れ替わりの激しいランキングになりそうです。
なんにせよ、今後もランキング上位に居座り続ける門番は少なくなるのかな?
あと、最下位争いの裏門番も厳しそうだなぁ。
薔薇とか本格的に美しく散ってしまいそうな気が・・・
この変更自体は昨今の事情に適した変更だと思うけど、
従来のようにマイリストを登録すると一律で「ぼからんのポイントが20増える」
といった分かりやすさは損なわれてしまったとのは多少残念ではあるかな。
まぁ、それは仕方ないことだとも思うけどね。
ちなみに計算式の変更が行われたのはコメント補正が導入された#14(2008年第1週)
以来のこと。2年以上振りの変更となりました。
この時作られたコメント補正値はボーカロイド関係だけでなく、
他のジャンルのランキングにまで少なからず影響を与えたものでした。
果たして今回のマイリスト率補正値がどこまでの影響を与えるものなのか、注目です。
2.レイアウトの変更
計算式の変更にばかり目が行ってしまいがちでしたが、
レイアウトも変更され、各楽曲に表示される情報が増えました。
●30位以内●
・前週のポイント及び前週比の割合が%で表示されるように(初登場曲を除く)
●31位以降●
・前週の順位が追加
どちらも視聴者にとっては非常に嬉しい情報ではないかと思います。
ただ、30位以内の前週比割合はちょっと分かりにくい気も。
今の仕様では前週のポイントを±0とし、何%上昇/下降したのかを表しているけど、
個人的には前週のポイントを100%として表示した方が分かりやすい気がするかなぁ。
とは言えそれだと超ジャンプアップして前週比1000%以上とかになると見難いだろうし、
慣れの問題だろうから別にいいけどね。嬉しい情報には変わりません。
31位以降にも前週の順位が表示されたのも非常に嬉しいけど、
欲を言うなら上昇/下降の矢印表示もあるとなお分かりやすいかも。
まとめ
全体を通してよい変更だったように思えます。
ランキングの中身が大きく変わることは当面はなさそうですが、
今の環境に合った仕様になったと言って良いでしょうね。
なおかつ、観る人が欲しいと思える情報をしっかり追加されており
1つの番組として非常に良いものになっていると言えそうです。
今の計算式や表示形式に慣れるには多少時間が必要そうですが、
正直飽きもあって多少つまらなくなりかけていた時期にこの変更。
個人的には大歓迎ですね。またまた目が離せなくなりそうです。
本当にRPGツクールはなんでもアリだな
そしてぷよぷよはなんにでも作られるな
ツクールデフォルトなBGMに効果音にぷよのアイコンに加えて、
本家ぷよぷよにはないスピーディさが相まって
妙にシュールで笑える映像になってしまいました。
それにしても・・・フラッシュで作られたり、Excelで作られたり・・・
ぷよぷよはどんなものでも作られるなぁw
RPGツクールを応用するとなんでも作れちゃうのは、
シルフェイド見聞録【http://www.silversecond.net/】や
ニコニコRPG【http://www.nicovideo.jp/mylist/2601025】
なんかをやればよく分かるとは思うけど、これも負けてないよなぁ。
ちなみにタイトルはこの動画についてたタグからw
最近はニコニコで検索なんて滅多にしないけど、
たまにこういう単純に面白いものが見つかるから困るw
そしてぷよぷよはなんにでも作られるな
ツクールデフォルトなBGMに効果音にぷよのアイコンに加えて、
本家ぷよぷよにはないスピーディさが相まって
妙にシュールで笑える映像になってしまいました。
それにしても・・・フラッシュで作られたり、Excelで作られたり・・・
ぷよぷよはどんなものでも作られるなぁw
RPGツクールを応用するとなんでも作れちゃうのは、
シルフェイド見聞録【http://www.silversecond.net/】や
ニコニコRPG【http://www.nicovideo.jp/mylist/2601025】
なんかをやればよく分かるとは思うけど、これも負けてないよなぁ。
ちなみにタイトルはこの動画についてたタグからw
最近はニコニコで検索なんて滅多にしないけど、
たまにこういう単純に面白いものが見つかるから困るw
【2009秋アニメ】アスラクライン2
2010年1月9日 アニメ・マンガ
画像は原作の最新刊。でも来月にはもう1冊出ますね。
だが内容は今更なアニメの話。ほんと今更だな
物凄く今更だけど一応最後まで観ていた作品なので、
とりあえず感想はまとめておいてみたいと思う。
以前1期の感想を書いた後に某所で全話観直したので、
そちらの内容も含めて書いておこうと思う。
ただ、既にけっこう時間が経っちゃってるし、内容は割とテキトー。
加えて割とボロクソに言います。色々酷かったし。
良かった部分は良かったというけど、アニメ肯定派は以下閲覧注意。
率直な印象としては
「1期は原作を知らないと、2期は原作を知ってると観れない作品」
ということを強く感じました。
1期は、世界のシステムや演奏者と悪魔に関する説明や描写が足りていないのに、
勝手に話だけが進んでしまった印象はどうしても拭えない。
原作1巻に当たる3話くらいまではそれなりに丁寧だったと思うけどね。
最初からそれなりに改造されてはいたものの、
後半の重要人物となる冬流をかなり早い段階の2話でちょっと出すなど、
意図が理解できる程度のものでした。原作だと初登場が6巻だもんねw
原作2巻にあたる4話からアニメ独自色が出始め、ここで最初の超展開。
ドビュッシーの正体が真日和のヴィヴィアンに変更され、
六夏と共に第2生徒会初登場の回に充てられた。(原作では5巻)
結果本来この話の元となった原作2巻で活躍予定だった柱谷奥さんは消滅。
旦那さんの方は担任Aとしてトモハル達のクラスのモブキャラとして描かれることに。
ちなみにその話がカットされてしまったせいで柱谷先生に物凄い違和感を覚えたのは、
8話でスタビライザの効果で一般人にも見えるようになった操緒の転入のシーン。
彼がただの一般人だとしたら何事もないように操緒を迎えるのはどうなんだろうかw
それと1話前まで黒鐵の制御に必死だったのに、
4話からいきなり完璧に使いこなしていたトモハルには吹いたww
1期については後は以前に書いたことくらいかな。
この機会に文章がおかしかった部分を一部修正してみた過去記事
【http://34643.diarynote.jp/200906280345246224】
2期は、登場人物や話をカット・短縮し独自展開へと進んでいく中で、
思い切り端折りながらも中途半端に原作に準拠したセリフに違和感が。
そういう意味で、原作を知ってると観れない気がしました。
展開そのものは原作知らなければそれなりには盛り上がるだろうし、
1期とは逆に原作未読の方が楽しめる内容だったのではないかと。
ラストはまぁそれなりにまとまったとは思うしね。
ただ自分は思いっきり原作既読なので、残念ながらあまり良い評価は出来そうにないです。
ということで以下特に思ったことをまとめてみます。率直に持った印象は以下の4つ。
1.とにかく展開速すぎ
2.原作よりもシリアスに偏りすぎ
3.一巡目の世界の描写は有り得ない
4.ラストだけはそれなりに良かった
1.展開速すぎ
1期もそう感じたけど、2期のぶっ飛び具合は1期の比じゃなかったように思えます。
1期が13話で原作5冊(1~4巻+7巻)だったのに対し、
2期は原作7冊(5・6・8・10~13巻)と2冊も多かった。
話数は同じ13回でその上5,6巻の端折りっぷりは異常だったのにねw
とりあえず、原作とアニメの進行速度を対比してみます。
こんなところです。1期は(簡略化した4話以外は)3回で1冊分というペースだったが、
2期は2回で1冊ならマシと言わんばかりの超ハイペース。
当然カットされたり、簡略化されたり、設定を原作から改ざんしたりとやりたい放題。
それで無理やり繋げてなんとか1冊を消化していた印象はどうしても拭えない。
上で超改変と書いてある部分は原作とはもはや完全に別の話になっていたし、
そうでない部分にも大小様々な原作との相違点がありました。
それで良い方向に向かう作品もたくさんあると思うけど、
少なくともこの作品についてはとてもじゃないけど当てはまりません。
本来後半の盛り上がるべき部分にはたくさん枠を使うべきなのに、
そんな部分になればなるほど改変や端折りが目立ち、超展開のオンパレード。
あまりの超展開に笑うしかなかった場面も多々ありました。
2.シリアスへの偏り
ペースを上げるために原作の描写の中から重要な部分を抜粋していたと思う。
それ自体はアニメにするに当たっては必要なことだし、どんな作品でもするでしょう。
が、その抜粋の仕方で作品の良し悪しが決まると言っても過言ではなく、
この作品の場合抜粋の仕方のせいでシリアス部分とコミカル部分のバランスが、
見事なまでに崩壊してしまったように思えた。
その理由は言うまでも無くシリアスに偏りすぎてしまったということ。
カットされた部分の大半は日常的なコメディ的部分。
結果残ったのは常にシリアスな展開ばかり。
が、元々ギャグ的な要素も強い作品なこともあり、
随所に笑わせる要素が中途半端に残ってしまっていた。
正直に言ってしまうとそれらが浮きまくってて物凄く寒いw
原作が原作だけにシリアスにもなり切れず、かといってギャグ的にも中途半端。
これは失敗だったと判断をせざるを得ない出来でした。
まぁ確かに作り方の難しい作品だったとは思うけどね。
もう少しギャグ要素も残して原作に忠実な笑いありマジ展開もありにするか、
シリアスに偏らせるならギャグ要素は捨ててとことんシリアスで行って欲しかった。
蛇足という人も少なくない原作のコメディ部分ですが、
やっぱり大事だったんだなぁとアニメを観て改めて思いましたw
3.一巡目の世界での話
酷い部分を色々挙げれば正直キリがない。粗を探せばいくらでも出てくる。
そんな中でも郡を抜いて「ねーわwww」と思ったのが一巡目の世界での出来事の描写。
原作11・12巻、アニメだと2期の8~10話に当たる部分。
とりあえず強そうなはぐれドウターを倒しただけで一巡目を救ったという超展開を筆頭に、
信じられないような原作無視の改ざんが次から次へと。
まぁ確かにここで原作通りにダルアをボスキャラには展開上出来ないとは思うけども・・・
とりあえず他に「ねーわ」と思ったのを列挙してみる。なるべく時系列順に。
・とってつけたようにそこだけ原作通りの奏への告白&彼女宣言(まぁ原作も唐突だったけど)
・鳴桜邸での絡み一切なしにひょっこり出てきてあっさり正体が判明した大アニア
(しかも原作にはあった年相応な部分もなく天才高飛車なまま)
・「うずしお」内で歴代のべリアルドールの抜け殻を見るシーンでの哀音や秋希のカット
・「世界を救う」ことに必要以上に固執しているトモハル
(原作はあくまで目的は「操緒の開放」で世界を救うのは「ついで」というスタンス)
・理屈がまったく不明だけど乗り移って黒鋼を強化して勝手に消滅した一巡目の操緒
(アニメだと一巡目の操緒は二順目に飛んでないんであぁするしかなかったんだろうけど)
・ベリアルドールもいないのに勝手に巨大アスラマキーナになっちゃった「うずしお」
・「契約しますか?→します」 だけで済まされちゃういかにもな安っぽい契約
そして個人的に何よりも許せなかったのは
・告白するだけして振られて勝手に泣きながら去るだけの存在に成り下がった杏
でした。原作では2巡目のトモハルと1巡目のトモハルの違いを
言動などの違和感だけで見抜いた数少ないキャラで、もっと深いやり取りがあったのにね。
この杏の扱いを見ただけで作りを浅くしてるのがありありと見えてしまい、萎えました。
と色々挙げてはみたけどまだまだある気がしてならない。
良いか悪いかは別として、アニメがどれだけ展開を単純化していたのかがよく分かる。
敷居を下げるための単純化という理屈は分からなくはないけど、いくらなんでもこれは酷い。
独自展開とは本当によく言ったものだよ。
他の話でも色々改変されてて酷いと思ったことはあったけど、
この一巡目の世界での話の劣化改変っぷりはシリーズでも最大だったと思うんだ。
4.ラストバトルはまぁよし
ここまで散々ボロクソに叩いてきたけど、
ラストの部長戦に関してだけはそこそこ良かったんじゃないかと。
1期のラストには負けるけど、それなりに盛り上がる展開だったと思う。
まずラスボスを部長にしたのはアニメ的には間違いなく正解だったかと。
ここを下手に原作通りにデウスなんてよく分からんものは出せないよね。
原作でもまだ完結してないみたいだし、そんなことをしたら
それこそ超展開ラストスパートとしか言えなくなっただろうし。
これまでに登場していた翡翠・ビスマス・薔薇輝を同時に使うってのも、
原理の説明はまったくなかったけどまぁラスボスっぽいしアリかと。
2期前半までに退場していた全ての機体が最後に出てくるってのも盛り上がるでしょう。
展開はほぼアニメオリジナルになっていたものの、
翡翠を失った佐伯兄の武器やアニアの幸運分与などは原作の13巻を踏襲していたし、
原作では悲惨な最期を迎えたイグナイターがアニメだときちんと役割を果たした点などは、
原作とアニメを対比できていて良かったのではないかと思います。
まぁ鳳島兄がアニメでは抹消されてるから氷羽子の動機が弱かったりとか、
最終決戦にいるメンバーが原作よりも全然少なかったり、
(アニメ化に当たって消え去った人が多すぎたせいで・・・)
まったく思うことがないとは言えないけどね。
思うことと言えばとって付けたような秋希の二刀流の再現や、
操緒の「最後は戻ってくる」発言など、展開に無理のある微妙な原作踏襲もいくつかあり。
だが、そんなものは直前の一巡目での展開に比べれば些細なもの
エピローグで操緒(と姫笹)が実体化するのは都合良すぎだったとは思うけど、
これで結末を迎えるアニメとしてはまぁ無難な落としどころだったとも思うし。
とは言え最終決戦→エピローグの流れは、そこそこ観れたものになっていました。
とりあえず、自分が感じたのはこんなところでしょうか。
正直あまりの酷さに筆が進まない箇所も多々あり、
こんなに今更になってしまったので曖昧な部分も多いですが・・・
ということで、2009年秋アニメの総括はこれにて終了!
【2010年2月10日 こっそりと加筆・修正】
だが内容は今更なアニメの話。ほんと今更だな
物凄く今更だけど一応最後まで観ていた作品なので、
とりあえず感想はまとめておいてみたいと思う。
以前1期の感想を書いた後に某所で全話観直したので、
そちらの内容も含めて書いておこうと思う。
ただ、既にけっこう時間が経っちゃってるし、内容は割とテキトー。
加えて割とボロクソに言います。色々酷かったし。
良かった部分は良かったというけど、アニメ肯定派は以下閲覧注意。
率直な印象としては
「1期は原作を知らないと、2期は原作を知ってると観れない作品」
ということを強く感じました。
1期は、世界のシステムや演奏者と悪魔に関する説明や描写が足りていないのに、
勝手に話だけが進んでしまった印象はどうしても拭えない。
原作1巻に当たる3話くらいまではそれなりに丁寧だったと思うけどね。
最初からそれなりに改造されてはいたものの、
後半の重要人物となる冬流をかなり早い段階の2話でちょっと出すなど、
意図が理解できる程度のものでした。原作だと初登場が6巻だもんねw
原作2巻にあたる4話からアニメ独自色が出始め、ここで最初の超展開。
ドビュッシーの正体が真日和のヴィヴィアンに変更され、
六夏と共に第2生徒会初登場の回に充てられた。(原作では5巻)
結果本来この話の元となった原作2巻で活躍予定だった柱谷奥さんは消滅。
旦那さんの方は担任Aとしてトモハル達のクラスのモブキャラとして描かれることに。
ちなみにその話がカットされてしまったせいで柱谷先生に物凄い違和感を覚えたのは、
8話でスタビライザの効果で一般人にも見えるようになった操緒の転入のシーン。
彼がただの一般人だとしたら何事もないように操緒を迎えるのはどうなんだろうかw
それと1話前まで黒鐵の制御に必死だったのに、
4話からいきなり完璧に使いこなしていたトモハルには吹いたww
1期については後は以前に書いたことくらいかな。
この機会に文章がおかしかった部分を一部修正してみた過去記事
【http://34643.diarynote.jp/200906280345246224】
2期は、登場人物や話をカット・短縮し独自展開へと進んでいく中で、
思い切り端折りながらも中途半端に原作に準拠したセリフに違和感が。
そういう意味で、原作を知ってると観れない気がしました。
展開そのものは原作知らなければそれなりには盛り上がるだろうし、
1期とは逆に原作未読の方が楽しめる内容だったのではないかと。
ラストはまぁそれなりにまとまったとは思うしね。
ただ自分は思いっきり原作既読なので、残念ながらあまり良い評価は出来そうにないです。
ということで以下特に思ったことをまとめてみます。率直に持った印象は以下の4つ。
1.とにかく展開速すぎ
2.原作よりもシリアスに偏りすぎ
3.一巡目の世界の描写は有り得ない
4.ラストだけはそれなりに良かった
1.展開速すぎ
1期もそう感じたけど、2期のぶっ飛び具合は1期の比じゃなかったように思えます。
1期が13話で原作5冊(1~4巻+7巻)だったのに対し、
2期は原作7冊(5・6・8・10~13巻)と2冊も多かった。
話数は同じ13回で
とりあえず、原作とアニメの進行速度を対比してみます。
1期
1~3話:原作1巻
4話 :原作2巻(ただし超改変)
5・6話:原作3巻
7話 :アニメオリジナル(内容は原作3巻の補足的なもの)
8~10話:原作4巻
11~13話:原作7巻
2期
1話 :原作5巻(ただし超改変)
2話 :原作6巻の一編
3・4話:原作8巻
5話 :原作6巻の一編 (原作6巻は短編集)
6・7話:原作10巻
8~10話:原作11・12巻(ただし超展開)
11~13話:アニメオリジナル最終戦(一応原作13巻踏襲?)
ちなみに原作9巻の話は丸々カット
こんなところです。1期は(簡略化した4話以外は)3回で1冊分というペースだったが、
2期は2回で1冊ならマシと言わんばかりの超ハイペース。
当然カットされたり、簡略化されたり、設定を原作から改ざんしたりとやりたい放題。
それで無理やり繋げてなんとか1冊を消化していた印象はどうしても拭えない。
上で超改変と書いてある部分は原作とはもはや完全に別の話になっていたし、
そうでない部分にも大小様々な原作との相違点がありました。
それで良い方向に向かう作品もたくさんあると思うけど、
少なくともこの作品についてはとてもじゃないけど当てはまりません。
本来後半の盛り上がるべき部分にはたくさん枠を使うべきなのに、
そんな部分になればなるほど改変や端折りが目立ち、超展開のオンパレード。
あまりの超展開に笑うしかなかった場面も多々ありました。
2.シリアスへの偏り
ペースを上げるために原作の描写の中から重要な部分を抜粋していたと思う。
それ自体はアニメにするに当たっては必要なことだし、どんな作品でもするでしょう。
が、その抜粋の仕方で作品の良し悪しが決まると言っても過言ではなく、
この作品の場合抜粋の仕方のせいでシリアス部分とコミカル部分のバランスが、
見事なまでに崩壊してしまったように思えた。
その理由は言うまでも無くシリアスに偏りすぎてしまったということ。
カットされた部分の大半は日常的なコメディ的部分。
結果残ったのは常にシリアスな展開ばかり。
が、元々ギャグ的な要素も強い作品なこともあり、
随所に笑わせる要素が中途半端に残ってしまっていた。
正直に言ってしまうとそれらが浮きまくってて物凄く寒いw
原作が原作だけにシリアスにもなり切れず、かといってギャグ的にも中途半端。
これは失敗だったと判断をせざるを得ない出来でした。
まぁ確かに作り方の難しい作品だったとは思うけどね。
もう少しギャグ要素も残して原作に忠実な笑いありマジ展開もありにするか、
シリアスに偏らせるならギャグ要素は捨ててとことんシリアスで行って欲しかった。
蛇足という人も少なくない原作のコメディ部分ですが、
やっぱり大事だったんだなぁとアニメを観て改めて思いましたw
3.一巡目の世界での話
酷い部分を色々挙げれば正直キリがない。粗を探せばいくらでも出てくる。
そんな中でも郡を抜いて「ねーわwww」と思ったのが一巡目の世界での出来事の描写。
原作11・12巻、アニメだと2期の8~10話に当たる部分。
とりあえず強そうなはぐれドウターを倒しただけで一巡目を救ったという超展開を筆頭に、
信じられないような原作無視の改ざんが次から次へと。
まぁ確かにここで原作通りにダルアをボスキャラには展開上出来ないとは思うけども・・・
とりあえず他に「ねーわ」と思ったのを列挙してみる。なるべく時系列順に。
・とってつけたようにそこだけ原作通りの奏への告白&彼女宣言(まぁ原作も唐突だったけど)
・鳴桜邸での絡み一切なしにひょっこり出てきてあっさり正体が判明した大アニア
(しかも原作にはあった年相応な部分もなく天才高飛車なまま)
・「うずしお」内で歴代のべリアルドールの抜け殻を見るシーンでの哀音や秋希のカット
・「世界を救う」ことに必要以上に固執しているトモハル
(原作はあくまで目的は「操緒の開放」で世界を救うのは「ついで」というスタンス)
・理屈がまったく不明だけど乗り移って黒鋼を強化して勝手に消滅した一巡目の操緒
(アニメだと一巡目の操緒は二順目に飛んでないんであぁするしかなかったんだろうけど)
・ベリアルドールもいないのに勝手に巨大アスラマキーナになっちゃった「うずしお」
・「契約しますか?→します」 だけで済まされちゃういかにもな安っぽい契約
そして個人的に何よりも許せなかったのは
・告白するだけして振られて勝手に泣きながら去るだけの存在に成り下がった杏
でした。原作では2巡目のトモハルと1巡目のトモハルの違いを
言動などの違和感だけで見抜いた数少ないキャラで、もっと深いやり取りがあったのにね。
この杏の扱いを見ただけで作りを浅くしてるのがありありと見えてしまい、萎えました。
と色々挙げてはみたけどまだまだある気がしてならない。
良いか悪いかは別として、アニメがどれだけ展開を単純化していたのかがよく分かる。
敷居を下げるための単純化という理屈は分からなくはないけど、いくらなんでもこれは酷い。
独自展開とは本当によく言ったものだよ。
他の話でも色々改変されてて酷いと思ったことはあったけど、
この一巡目の世界での話の劣化改変っぷりはシリーズでも最大だったと思うんだ。
4.ラストバトルはまぁよし
ここまで散々ボロクソに叩いてきたけど、
ラストの部長戦に関してだけはそこそこ良かったんじゃないかと。
1期のラストには負けるけど、それなりに盛り上がる展開だったと思う。
まずラスボスを部長にしたのはアニメ的には間違いなく正解だったかと。
ここを下手に原作通りにデウスなんてよく分からんものは出せないよね。
原作でもまだ完結してないみたいだし、そんなことをしたら
それこそ超展開ラストスパートとしか言えなくなっただろうし。
これまでに登場していた翡翠・ビスマス・薔薇輝を同時に使うってのも、
原理の説明はまったくなかったけどまぁラスボスっぽいしアリかと。
2期前半までに退場していた全ての機体が最後に出てくるってのも盛り上がるでしょう。
展開はほぼアニメオリジナルになっていたものの、
翡翠を失った佐伯兄の武器やアニアの幸運分与などは原作の13巻を踏襲していたし、
原作では悲惨な最期を迎えたイグナイターがアニメだときちんと役割を果たした点などは、
原作とアニメを対比できていて良かったのではないかと思います。
まぁ鳳島兄がアニメでは抹消されてるから氷羽子の動機が弱かったりとか、
最終決戦にいるメンバーが原作よりも全然少なかったり、
(アニメ化に当たって消え去った人が多すぎたせいで・・・)
まったく思うことがないとは言えないけどね。
思うことと言えばとって付けたような秋希の二刀流の再現や、
操緒の「最後は戻ってくる」発言など、展開に無理のある微妙な原作踏襲もいくつかあり。
エピローグで操緒(と姫笹)が実体化するのは都合良すぎだったとは思うけど、
これで結末を迎えるアニメとしてはまぁ無難な落としどころだったとも思うし。
とは言え最終決戦→エピローグの流れは、そこそこ観れたものになっていました。
とりあえず、自分が感じたのはこんなところでしょうか。
正直あまりの酷さに筆が進まない箇所も多々あり、
こんなに今更になってしまったので曖昧な部分も多いですが・・・
ということで、2009年秋アニメの総括はこれにて終了!
【2010年2月10日 こっそりと加筆・修正】
生きてるってなんだろ?
2010年1月6日 TVタイトルを見て内容が分かった人とは仲良くなれそうです。
別に自分の人生に思い悩んでいるわけではなくて・・・そう、「笑う犬」です。
夕飯を食べている時にふと母親がテレビをつけたんですよ。そしたらやってたわけで。
ついつい最後まで爆笑しながら観てしまいました。
毎週放送してたのは2002年までだったらしく、実に8年ぶり。
が、案外しっかりネタを覚えてるものでしたね。
普通に「あぁこんなんあったあった」と思い出させてくれました。
それだけかつて夢中になっていた番組だったということなのでしょうね。
思い出補正もあるだろうけど、昨今のくだらないバラエティよりも遥かに面白かった。
やってることはバカなんだけど、本気でやってるバカは時として物凄く面白くなるんだと思う。
一時期ニコニコ動画でも「葉っぱ隊」が流行ってたけど、
あぁいうバカみたいだけどシンプルなものが最近は求められてる気がしなくもないw
個人的には「小須田部長」が特に好きでした。今回の放送ではやらなくて残念。
あと、開幕にやったと思われる「ミル姉さん」だけ見逃したのもショック・・・
またそのうち、放送するといいなぁと思います。
それにしてもこの番組、鳩政権侮辱しすぎだろうとちょっと思ったw
まぁ、昔やってたときもけっこう政治風刺的なコントをやってた番組だけども。。。
別に自分の人生に思い悩んでいるわけではなくて・・・そう、「笑う犬」です。
夕飯を食べている時にふと母親がテレビをつけたんですよ。そしたらやってたわけで。
ついつい最後まで爆笑しながら観てしまいました。
毎週放送してたのは2002年までだったらしく、実に8年ぶり。
が、案外しっかりネタを覚えてるものでしたね。
普通に「あぁこんなんあったあった」と思い出させてくれました。
それだけかつて夢中になっていた番組だったということなのでしょうね。
思い出補正もあるだろうけど、昨今のくだらないバラエティよりも遥かに面白かった。
やってることはバカなんだけど、本気でやってるバカは時として物凄く面白くなるんだと思う。
一時期ニコニコ動画でも「葉っぱ隊」が流行ってたけど、
あぁいうバカみたいだけどシンプルなものが最近は求められてる気がしなくもないw
個人的には「小須田部長」が特に好きでした。今回の放送ではやらなくて残念。
あと、開幕にやったと思われる「ミル姉さん」だけ見逃したのもショック・・・
またそのうち、放送するといいなぁと思います。
それにしてもこの番組、鳩政権侮辱しすぎだろうとちょっと思ったw
まぁ、昔やってたときもけっこう政治風刺的なコントをやってた番組だけども。。。
親戚の集まりがありました。
今年は色々あってなしにするかという話もあったのですが、
祖母普段1人暮らしで寂しいからかがどうしてもやりたかったようで。
半分渋々という形にはなっちゃったけど、一応集まってきました。
正直いい加減ちょっと面倒だと思う節もあったのですが、
行ったら行ったでそれなりに楽しめたので良かったです。
従兄弟が1人受験生なので追い込みなのに勉強してなかったり、
別の従兄弟は大学5年生が確定してたり。
自分の今の境遇も含めてですが、本当に世の中色々です。
とりあえずこんな年になってもお年玉を押し付けようとしてくる祖母はどうなのでしょう?
さすがに、いい加減辞退したけどねw
今年は色々あってなしにするかという話もあったのですが、
祖母普段1人暮らしで寂しいからかがどうしてもやりたかったようで。
半分渋々という形にはなっちゃったけど、一応集まってきました。
正直いい加減ちょっと面倒だと思う節もあったのですが、
行ったら行ったでそれなりに楽しめたので良かったです。
従兄弟が1人受験生なので追い込みなのに勉強してなかったり、
別の従兄弟は大学5年生が確定してたり。
自分の今の境遇も含めてですが、本当に世の中色々です。
とりあえずこんな年になってもお年玉を押し付けようとしてくる祖母はどうなのでしょう?
さすがに、いい加減辞退したけどねw
今年もグータラ適当に書きたいことだけ書いていくのでよろしくお願いします(笑)
2010年はそれなりに色々動ける年になるといいなぁ、そんな願望を持っていますw
果たして今後どんな事が起こっていくのやら・・・
それと、去年のことで書きたいネタがまだ消化できてないから、まずはそれを消化しないと。
一度手をつけちゃえば一気にいけるんだけど、開始するまでが長すぎて困るw
こうして1年が終わってく
2009年12月31日 日常ということで今年もあと10分足らず。
別に1日過ぎるだけなので個人的にはどうってことないのですが、
世間が浮き足だってる分だけは、年の瀬をどうしても感じてしまいます。
今年は色々と黒歴史になるだろう出来事も多かったけど、
まぁ、それなりに過ごすことのできた年だったと思います。
来年はもう少し、実りの多い年になると良いですな。
ちなみにこの夜は、なんだかんだで結局紅白を垂れ流しつつポケモンやってましたw
別に観たくて観てるわけでもなかったけど、正直裏番組がどれもつまらなすぎて。
「しょうがないしとりあえず紅白でいいか」といった程度のもの。
ただ、全体を通して例年になくテンポ良く進んでたとは思ったかな。
結局離れるに離れなくて最後まで観ちゃったわけだしw
そんな紅白はまぁ・・・とりあえず紅組の司会は変えた方がいいと思うんだ。噛みすぎだしw
それと、小林幸子が相変わらず最高すぎて大爆笑でした。
あの衣装改めステージには毎年笑わせていただいてますが、今年も健在でしたね。
あと水樹奈々が普通に普通の歌手として扱われてて吹いた。
変に色物扱いしないのは好印象。さすがはNHKといったところでしょうか。
ただ、それはそれで物足りないような気がして複雑な気分でした(笑)
来年もまた、やったことや思ったことなどそれなりに綴っていければと思います。
それでは、年越しはやっぱりぶち抜いてきます。良いお年を。
別に1日過ぎるだけなので個人的にはどうってことないのですが、
世間が浮き足だってる分だけは、年の瀬をどうしても感じてしまいます。
今年は色々と黒歴史になるだろう出来事も多かったけど、
まぁ、それなりに過ごすことのできた年だったと思います。
来年はもう少し、実りの多い年になると良いですな。
ちなみにこの夜は、なんだかんだで結局紅白を垂れ流しつつポケモンやってましたw
別に観たくて観てるわけでもなかったけど、正直裏番組がどれもつまらなすぎて。
「しょうがないしとりあえず紅白でいいか」といった程度のもの。
ただ、全体を通して例年になくテンポ良く進んでたとは思ったかな。
結局離れるに離れなくて最後まで観ちゃったわけだしw
そんな紅白はまぁ・・・とりあえず紅組の司会は変えた方がいいと思うんだ。噛みすぎだしw
それと、小林幸子が相変わらず最高すぎて大爆笑でした。
あの衣装改めステージには毎年笑わせていただいてますが、今年も健在でしたね。
あと水樹奈々が普通に普通の歌手として扱われてて吹いた。
変に色物扱いしないのは好印象。さすがはNHKといったところでしょうか。
ただ、それはそれで物足りないような気がして複雑な気分でした(笑)
来年もまた、やったことや思ったことなどそれなりに綴っていければと思います。
それでは、年越しはやっぱりぶち抜いてきます。良いお年を。
やっと休み・・・!
ということでやりたいこと&やらなきゃなことをやるぜ!
ということで優先順位。
1.死ぬ気で「文学少女見習いの傷心」を読む
2.母親のプリンターの調子が悪いので年賀状の印刷
3.とりあえず部屋の掃除(特に本棚と机・パソコン周辺!)
4.自分の年賀状作成
5.貯まりに貯まってる日記に書くネタを少しでも消化
とりあえずこんなところでしょうか。まずはとにかく文学少女の一気読み。
誰にも邪魔されないようにちゃんと「明日は引きこもる」宣言までしておきました。
そこまでやるとか我ながら必死だな
あとは一応年末だし部屋の掃除くらいはしておきたいところ。
それと、年賀状。そんなにたくさん出すわけではないけど、一応は作らないとね。
まぁそんなわけで明日は引きこもるぜ!(何)
ということでやりたいこと&やらなきゃなことをやるぜ!
ということで優先順位。
1.
2.母親のプリンターの調子が悪いので年賀状の印刷
3.とりあえず部屋の掃除(特に本棚と机・パソコン周辺!)
4.自分の年賀状作成
5.貯まりに貯まってる日記に書くネタを少しでも消化
とりあえずこんなところでしょうか。まずはとにかく文学少女の一気読み。
誰にも邪魔されないようにちゃんと「明日は引きこもる」宣言までしておきました。
あとは一応年末だし部屋の掃除くらいはしておきたいところ。
それと、年賀状。そんなにたくさん出すわけではないけど、一応は作らないとね。
まぁそんなわけで明日は引きこもるぜ!(何)
【2009秋アニメ】空中ブランコ
2009年12月28日 アニメ・マンガ
画像は原作の小説です。
元々母親がこの人の小説のファンだった影響で、
この「空中ブランコ」や同じシリーズの
「インザプール」「町長選挙」も含め読んだのですが、
どれも非常に面白い短編集です。ぜひどうぞ。
でも今日はアニメの話です。
まずこれがアニメになると知った時にはたいそう驚いたものでした。
正直「大丈夫なのか・・・?」と。しかしまぁ、そんな心配は杞憂でしたね。
多少思うところはなくもないですが、意外と面白い出来になっていたと思います。
観た率直な印象としては、「昨今のアニメらしくないアニメ」でした。
元々コンセプトがまったく違うところにあったからなんだろうけど、
ある意味時代を先取りしたような感じを強く受けました。
恐らくそんな「らしくなさ」がダメな人にはまったくダメだと思うので、
そういう意味では(以前日記に書いた生徒会の一存とは180度逆の意味で) 観る人を選ぶ作品なんだろうと思います。実際に評価も賛否両論真っ二つ割れてるみたいだし。
その辺がどういう作品になっているのかは、公式サイトを見れば一発で分かるかと。
というわけで自分の感想でも。
大筋は原作に忠実ですが時間の都合で端折られている場面は多々あり。
「原作だともっと突拍子もないことをやらかしてたのになぁ」と感じた話も多く、
これで治って終わりは拍子抜けだと感じられる場面も少なくありませんでした。
とは言えそれを言ってたら何も作れなくなると思うのでまぁ仕方ないのかな、
とは思える程度だし、まぁ許容範囲だったのではないかと思います。
それと特徴的だったのが背景の色使いや。
背景が思わず目がチカチカしてしまいそうなほどとにかくカラフルで、
「精神科」というある種特殊な領域を扱ってることをイメージしやすくしていたように思えます。
それでいてリアルな部分は実写と融合した描き方をしているので、身近に感じられる。
それが逆に「精神科」の分野である心の病も身近にあるものと意識させられるような気も。
そんなリアルと非現実的な描写が混在していることが、
「精神科」の持つ特殊性と身近さ、遠いけど近くもあることを演出していたように思えます。
もう1つ特徴的だったのはモブキャラの描き方。
なんとまぁ、思いっきりダンボールに描かれた絵が動いてるだけなので、
1発で「この人は空気。気にしなくて良い」と分かるようになっています。
これにより主要キャラとの差別化がしっかりされていました。
そのおかげで他の話で登場するキャラクターの様子などが
遠くに描かれていてもしっかり分かるようになっていたのもGood。
あとは、原作では特に明記されておらずバラバラだったと思われる時系列を、
全ての話を12月16日~24日という一定の期間にまとめたのは、良い演出だったかと。
基本的に各話の患者の視点でしか描かれていない原作には出来なかっただろう演出だし、
他の話にも出演している患者がいるのを見つけるのは、意外と面白かったです。
こういう演出はアニメならではだったのではないかと思います。
ただ、正直最終回だけは拍子抜けというか・・・「ないわ」って感じでしたね。
原作「フレンズ(アニメ6話)」の患者(携帯依存症の高校生)の父親視点での話でしたが、
コレは原作にはない補完的な話で当然アニメオリジナル。
アニメを締めくくる「最終回のために」作った話だろうけど、色々と無理やりすぎたなぁと。
元々短編集なんだし、無理に最終回らしくする必要もなかったんじゃないかとは感じました。
淡々と最後まで患者を治療し続けて終わっても、ある意味この作品らしかったんかなとw
とは言え最後にはこの"アニメの"タイトルが「空中ブランコ」であることを意識した
伊良部がロープで飛び回るシーンもあったりして、しっかり考えられてる印象はあったけどね。
自分でも小難しく考えすぎだとは思うけど、ちょっと考えてたことをまとめてみました。
まとめると・・・
・色んなものの描写がとにかく独特で異質
・色々と前衛的でこれまでのアニメらしくない作品
・時系列をまとめたのはアニメ的には良い演出
・治療の行程は原作よりはやや大人しめ
・賛否両論分かれそうだけど自分は面白かった
・原作も面白いよ!
こんなところでしょうかw
元々母親がこの人の小説のファンだった影響で、
この「空中ブランコ」や同じシリーズの
「インザプール」「町長選挙」も含め読んだのですが、
どれも非常に面白い短編集です。ぜひどうぞ。
でも今日はアニメの話です。
まずこれがアニメになると知った時にはたいそう驚いたものでした。
正直「大丈夫なのか・・・?」と。しかしまぁ、そんな心配は杞憂でしたね。
多少思うところはなくもないですが、意外と面白い出来になっていたと思います。
観た率直な印象としては、「昨今のアニメらしくないアニメ」でした。
元々コンセプトがまったく違うところにあったからなんだろうけど、
ある意味時代を先取りしたような感じを強く受けました。
恐らくそんな「らしくなさ」がダメな人にはまったくダメだと思うので、
そういう意味では(以前日記に書いた生徒会の一存とは180度逆の意味で) 観る人を選ぶ作品なんだろうと思います。実際に評価も賛否両論真っ二つ割れてるみたいだし。
その辺がどういう作品になっているのかは、公式サイトを見れば一発で分かるかと。
公式【http://www.kuchu-buranko.com/】
-概要-
精神科医「伊良部 一郎」の元にやってくる様々な心の病を持った患者たち。
彼らに対して、「治療」の名目でまずは意味もなく注射を打ち、
それから一見全く関係のないようなトンデモナイ行動を勧め、時には一緒に実行し、
あーだこーだ色々やっていくうちに症状を治療していくお話。
一話ごとに1人の患者の視点によって物語が進み、快方へ向かうところまでを描く。
アニメだと他の話の患者が色んな部分にチョイ役として出ているなどの
原作にはない演出も多々あり。
というわけで自分の感想でも。
大筋は原作に忠実ですが時間の都合で端折られている場面は多々あり。
「原作だともっと突拍子もないことをやらかしてたのになぁ」と感じた話も多く、
これで治って終わりは拍子抜けだと感じられる場面も少なくありませんでした。
とは言えそれを言ってたら何も作れなくなると思うのでまぁ仕方ないのかな、
とは思える程度だし、まぁ許容範囲だったのではないかと思います。
それと特徴的だったのが背景の色使いや。
背景が思わず目がチカチカしてしまいそうなほどとにかくカラフルで、
「精神科」というある種特殊な領域を扱ってることをイメージしやすくしていたように思えます。
それでいてリアルな部分は実写と融合した描き方をしているので、身近に感じられる。
それが逆に「精神科」の分野である心の病も身近にあるものと意識させられるような気も。
そんなリアルと非現実的な描写が混在していることが、
「精神科」の持つ特殊性と身近さ、遠いけど近くもあることを演出していたように思えます。
もう1つ特徴的だったのはモブキャラの描き方。
なんとまぁ、思いっきりダンボールに描かれた絵が動いてるだけなので、
1発で「この人は空気。気にしなくて良い」と分かるようになっています。
これにより主要キャラとの差別化がしっかりされていました。
そのおかげで他の話で登場するキャラクターの様子などが
遠くに描かれていてもしっかり分かるようになっていたのもGood。
あとは、原作では特に明記されておらずバラバラだったと思われる時系列を、
全ての話を12月16日~24日という一定の期間にまとめたのは、良い演出だったかと。
基本的に各話の患者の視点でしか描かれていない原作には出来なかっただろう演出だし、
他の話にも出演している患者がいるのを見つけるのは、意外と面白かったです。
こういう演出はアニメならではだったのではないかと思います。
ただ、正直最終回だけは拍子抜けというか・・・「ないわ」って感じでしたね。
原作「フレンズ(アニメ6話)」の患者(携帯依存症の高校生)の父親視点での話でしたが、
コレは原作にはない補完的な話で当然アニメオリジナル。
アニメを締めくくる「最終回のために」作った話だろうけど、色々と無理やりすぎたなぁと。
元々短編集なんだし、無理に最終回らしくする必要もなかったんじゃないかとは感じました。
淡々と最後まで患者を治療し続けて終わっても、ある意味この作品らしかったんかなとw
とは言え最後にはこの"アニメの"タイトルが「空中ブランコ」であることを意識した
伊良部がロープで飛び回るシーンもあったりして、しっかり考えられてる印象はあったけどね。
自分でも小難しく考えすぎだとは思うけど、ちょっと考えてたことをまとめてみました。
まとめると・・・
・色んなものの描写がとにかく独特で異質
・色々と前衛的でこれまでのアニメらしくない作品
・時系列をまとめたのはアニメ的には良い演出
・治療の行程は原作よりはやや大人しめ
・賛否両論分かれそうだけど自分は面白かった
・原作も面白いよ!
こんなところでしょうかw
通常版も買ってしまった・・・!
中身はまったく同じなのにね。
でも、表紙違いは正直ズルいと思うんだ。
これは買わないわけにはいかなかった・・・!
それに、特装版ので読むのは何故か躊躇う気持ちもあって。
本は読まなきゃ本が可哀相よと怒られそうですが
そんなことを考えていたら気づくと通常版を持ってカウンターに出していたというw
そんなわけで両方とも買ってしまったわけですが・・・まだ中身は読んではいません。
「"文学少女"は一気読み」これは自分の中では鉄の掟。
そう考えると引きこもりたい日に自由に引きこもれた学生時代は良かったw
読みたいのに読めないこのもどかしさ、どうにかならないものだろうか。。。
そういえばDVD特装版ですが、普通に各地の本屋さんに並んでますね。
自分が予約した最寄の本屋さんには通常版しかなかったので、
予約したのは間違いではなかったんだろうけどね。
でも、ちょっと自転車で走ったところにある大きな本屋さんでは
通常版と一緒に普通に平積みされてました。
予約しなくても別に買えたじゃないか・・・!
あぁ、あと3日が遠い・・・
中身はまったく同じなのにね。
でも、表紙違いは正直ズルいと思うんだ。
これは買わないわけにはいかなかった・・・!
それに、特装版ので読むのは何故か躊躇う気持ちもあって。
そんなことを考えていたら気づくと通常版を持ってカウンターに出していたというw
そんなわけで両方とも買ってしまったわけですが・・・まだ中身は読んではいません。
「"文学少女"は一気読み」これは自分の中では鉄の掟。
そう考えると引きこもりたい日に自由に引きこもれた学生時代は良かったw
読みたいのに読めないこのもどかしさ、どうにかならないものだろうか。。。
そういえばDVD特装版ですが、普通に各地の本屋さんに並んでますね。
自分が予約した最寄の本屋さんには通常版しかなかったので、
予約したのは間違いではなかったんだろうけどね。
でも、ちょっと自転車で走ったところにある大きな本屋さんでは
通常版と一緒に普通に平積みされてました。
予約しなくても別に買えたじゃないか・・・!
あぁ、あと3日が遠い・・・
新携帯本格運用開始!
2009年12月26日 日常買ってからもう1週間も経ってしまいましたが、ようやく本格的に動き出せそうです。
というのも、やっと新しいメールアドレスを決めて、お知らせメールを送ったのですね。
で、この「お知らせメール」なんだけどね。
1回テンプレを作っちゃえばどうってことないけどそこまで行くのがけっこう面倒だよね。。。
ただ「変えました」だけでも別にいいんだけど、
既に何年も連絡を取ってないような人だっているわけで。
それなりに文章を考えて、どの辺にまで送るべきか考えて・・・
(まぁ結局アドレス帳に入ってた人はほぼ全員送ったのですがw)
あとは、全員BCCで送ろうとしたらあて先(TO)を1人は選んでくれと言われたり・・・w
ある程度分かってはいたつもりだけど、実際やってみると予想以上に面倒でした。
とは言え万一これで誰にも送らなかったりしたら友達誰もいなくなりますよね(笑)
それはさすがに嫌なのでやらないわけにはいきませんwww
で、総勢120人くらいに送ったわけですが・・・
大半はもう付き合いもないし、切られても仕方ない人たちです、
あて先不明で送信不能だったのが17人いました。まぁ、こんなもんでしょうね。
でも数人予想外だった人もいたりいなかったり。
ちなみにちゃんと「了解です」と返事をくれた人は11人いました。
今までメアド変えたことなんてなかったからこれが多いか少ないかは分かりませんが・・・
でも1つ分かったのは、単なる「了解」の2文字でも返事が来るのは意外と嬉しいってこと。
今まで面倒がってほとんど返事しないでいたけど、これからはちゃんと返事しようと思いますw
そんなわけでようやく動き出した新携帯生活。合間を見て色々勉強したいものです。
でも今までの機種と文字の変換の仕方があまりにも違うので、未だに慣れません。
まずはマイクロSD買って前の携帯の画像や音楽を以降するのが最優先でしょうか。
-オマケ-
DVD付特装版「文学少女見習いの傷心」を買ってきました。
DVDだけ最初に観たのですが、思っていたよりはいい感じでした。
本の方はまだ読めてません。というかちょっと手に取るのを躊躇っちゃうんですがorz
文学少女は部屋に引きこもって一気に読みたいので、まだ我慢します。。。
それが出来るのは恐らく最速でも30日、あと3日が長いぜ・・・
というのも、やっと新しいメールアドレスを決めて、お知らせメールを送ったのですね。
で、この「お知らせメール」なんだけどね。
1回テンプレを作っちゃえばどうってことないけどそこまで行くのがけっこう面倒だよね。。。
ただ「変えました」だけでも別にいいんだけど、
既に何年も連絡を取ってないような人だっているわけで。
それなりに文章を考えて、どの辺にまで送るべきか考えて・・・
(まぁ結局アドレス帳に入ってた人はほぼ全員送ったのですがw)
あとは、全員BCCで送ろうとしたらあて先(TO)を1人は選んでくれと言われたり・・・w
ある程度分かってはいたつもりだけど、実際やってみると予想以上に面倒でした。
とは言え万一これで誰にも送らなかったりしたら友達誰もいなくなりますよね(笑)
それはさすがに嫌なのでやらないわけにはいきませんwww
で、総勢120人くらいに送ったわけですが・・・
大半はもう付き合いもないし、切られても仕方ない人たちです、
あて先不明で送信不能だったのが17人いました。まぁ、こんなもんでしょうね。
でも数人予想外だった人もいたりいなかったり。
ちなみにちゃんと「了解です」と返事をくれた人は11人いました。
今までメアド変えたことなんてなかったからこれが多いか少ないかは分かりませんが・・・
でも1つ分かったのは、単なる「了解」の2文字でも返事が来るのは意外と嬉しいってこと。
今まで面倒がってほとんど返事しないでいたけど、これからはちゃんと返事しようと思いますw
そんなわけでようやく動き出した新携帯生活。合間を見て色々勉強したいものです。
でも今までの機種と文字の変換の仕方があまりにも違うので、未だに慣れません。
まずはマイクロSD買って前の携帯の画像や音楽を以降するのが最優先でしょうか。
-オマケ-
DVD付特装版「文学少女見習いの傷心」を買ってきました。
DVDだけ最初に観たのですが、思っていたよりはいい感じでした。
本の方はまだ読めてません。というかちょっと手に取るのを躊躇っちゃうんですがorz
文学少女は部屋に引きこもって一気に読みたいので、まだ我慢します。。。
それが出来るのは恐らく最速でも30日、あと3日が長いぜ・・・
今年もまた行ってしまった・・・・
2009年12月24日 VOCALOID早いもので今年もこんな季節。この時期になるとふと足を運びたくなる場所動画ですw
えぇ、3回目です。 今年もシングルベルです。
orzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorz
去年ほどの勢いはないものの、この時期ここに来る同志は相変わらず多かったようで。
昨日の時点では1ヶ月以上前のコメントが残ってたのに、
今日の時点でもう昨日までのログしか残ってなかったしw
まぁ曲自体は半年前くらいにunformedで聴きまくってたわけだけど、
この時期のコレはやはり動画でコメントと一緒に聴いてこその面白さがあると思うんだ。
しっかしまぁ、doriko氏も有名になったものだ。
それはともかくまた来年!あと、来週はぶちぬくぜ!!!
えぇ、3回目です。 今年もシングルベルです。
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去年ほどの勢いはないものの、この時期ここに来る同志は相変わらず多かったようで。
昨日の時点では1ヶ月以上前のコメントが残ってたのに、
今日の時点でもう昨日までのログしか残ってなかったしw
まぁ曲自体は半年前くらいにunformedで聴きまくってたわけだけど、
この時期のコレはやはり動画でコメントと一緒に聴いてこその面白さがあると思うんだ。
しっかしまぁ、doriko氏も有名になったものだ。
それはともかくまた来年!あと、来週はぶちぬくぜ!!!
新しい携帯を手にしてから早3日ほど経ちましたが、色々と苦戦中です。
やっぱり同じ機種を5年も使ってただけあって、指は相当なじんでしまっていたようです。
キー配置の微妙な違いとか、変換のやり方などなど、
色んな部分で前の機種のように扱ってしまうので困る。
あとメールアドレスね。
いくつか候補は出してたんだけど、いざ決めるとなると意外と時間がかかってしまいました。
結局最初に思いついた1番シンプルな形に落ち着きました。
ちなみに変更はしたけど、まだ「メアド変えました」的なメールを出せていません。
なのでここ1週間くらいにもしメールを送ってきていた人がいたとしても届きませんw
まぁ迷惑メール以外にメールが来ることなんてほぼなかったですが
そんなこんなで、今の携帯に慣れるのはまだ当分先のようです。。。。。
やっぱり同じ機種を5年も使ってただけあって、指は相当なじんでしまっていたようです。
キー配置の微妙な違いとか、変換のやり方などなど、
色んな部分で前の機種のように扱ってしまうので困る。
あとメールアドレスね。
いくつか候補は出してたんだけど、いざ決めるとなると意外と時間がかかってしまいました。
結局最初に思いついた1番シンプルな形に落ち着きました。
ちなみに変更はしたけど、まだ「メアド変えました」的なメールを出せていません。
なのでここ1週間くらいにもしメールを送ってきていた人がいたとしても届きませんw
そんなこんなで、今の携帯に慣れるのはまだ当分先のようです。。。。。
売られたケンカは買わないとダメだね。
2009年12月22日 日常4月にクビを切られた職場の人間から飲み会に誘われたんですが
あまりの無神経さに怒りを通り越して呆れてしまいました。
こっちの今の状況も知ってたら、普通そんな電話してこれないと思うんだが。
明らかに確信してやってるんだろうから連中の気がしれない。
向こうにゃ既に直接面識のない人間もちらほらいるだろうに今更行けるかっての。
まぁ、ただ単にからかって酒のつまみにしたかっただけなんだろうな。
電話をかけてきた人に直接の怨みがあったわけではないしとりあえず軽く流しといたけど、
後から考えれば考えるほどムカムカしてきた。
向こうの場の空気を凍りつかせるような嫌味のひとつでも言ってやればよかったかなぁ。
誰がアンタらの笑いの種になるためにのこのこ出て行くかっつーの。ふざけるな。
あまりの無神経さに怒りを通り越して呆れてしまいました。
こっちの今の状況も知ってたら、普通そんな電話してこれないと思うんだが。
明らかに確信してやってるんだろうから連中の気がしれない。
向こうにゃ既に直接面識のない人間もちらほらいるだろうに今更行けるかっての。
まぁ、ただ単にからかって酒のつまみにしたかっただけなんだろうな。
電話をかけてきた人に直接の怨みがあったわけではないしとりあえず軽く流しといたけど、
後から考えれば考えるほどムカムカしてきた。
向こうの場の空気を凍りつかせるような嫌味のひとつでも言ってやればよかったかなぁ。
誰がアンタらの笑いの種になるためにのこのこ出て行くかっつーの。ふざけるな。
【2009秋アニメ】生徒会の一存
2009年12月21日 アニメ・マンガ
年末になり、色々と番組が終わる時期ですね。
ということで?今期観ていたアニメの感想を作品ごとにまとめてみます。
1発目は「生徒会の一存」 画像は原作のライトノベル。
ただし、原作を読んだことはまったくありません。
今期観るつもりだったアスラクライン2期の直後の放送だったので、
なんとなく1話を見てから惰性でそのまま最後まで観てしまいました。
さて、この作品。世間での評価は原作も含め賛否両論真っ二つに割れているようです。
基本的に話の内容と呼べるものは一切ないし、アホっぽいギャグパロディ満載だし、
キャラクターもこれでもかってくらい狙いすぎだし、
まぁダメな人には全く受け付けない作品なのは事実でしょう。
視聴を開始する前にイメージしていたものとは180度逆な作品でしたが、
自分としてはまぁそれなりには面白かったんだと思う。
なんだかんだで途中で切らずに最後まで観ちゃったくらいなんだしw
こういう話は深く考えて観たらダメだと思う。何も考えずに垂れ流すのが1番です(笑)
それが出来ない、あるいは時間の無駄だと感じる人にはそりゃ評価もされないでしょうw
ということで以下アニメの話。
率直に持った印象は以下の4つ。
1.とにかく内容がない
2.お金かかってないなぁ(主にキャスト的な意味で)
3.「無音」によるシリアスへ転換する演出は上手い
4.1番楽しいのはエンディングのスタッフロール
1.内容がない
これは文字通り内容がないってことです。
基本雑談してるだけで終わってしまうアニメなので内容なんて求めちゃダメですw
ただ、この作品は「内容がないこと」に徹底的にこだわって作られていたように思えます。
その徹底ぶりは他の作品とは比較にならないような気さえします。
本来この類の学園モノでは必須といえる一大イベント、「合宿」や「文化祭」などは、
当然本作でも行われるのですが、肝心の本番部分は完全にバッサリとカット。
「合宿出発→CM→CM明けたら部屋で雑談」とか
「文化祭開幕!→CD→CM明けたら後片付け」とか他の作品じゃ絶対ありえんww
最近はいわゆる「ゆる~い」作品が流行の柱の1つになってると思うけど、
その流れに乗っかった作品の中でもある意味究極の形と言えなくもないのではないかと。
2.お金かかってない
基本的な登場人物は生徒会役員の5人だけだし、あとはそこに絡む脇役が数人いる程度。
素人目に見ても登場人物が明らかに少ないのは明白。
加えて「男子A」みたいなその他大勢の声が入ることもほぼないし、
キャストの人数は相当少なかったんじゃないかなぁと思いますw
お金かかってないのはあくまでそういった部分に関しての話で、
演技云々をどうこう言うつもりはありません。
3.「無音」による切り替え
基本的にはギャグ・パロディベースのおバカアニメなのですが、
終盤に急にシリアスになるのが毎週のお約束。
その切り替え方として一時的に一切音を出さない「無音」状態にするのですが、
この演出に関しては素直に上手いなぁと思いました。
毎週のパターンなので慣れていたというのもあるかとは思うけど、
それまでガヤガヤ鳴っていた音を瞬間的に無くすことで一気に観る側も切り替えられます。
基本ギャグ路線の作品が無理にシリアス展開にしようとすると
結局そのシリアスな話が浮いたように見えてしまうことは多いと思うけど、
この類の作品にしては無理なく切り替えが出来ていたのではないかなぁと思います。
それでも多少不自然さを感じたことがあったのは否めないですが。
でもまぁ、切り替えの演出は普通に上手かったと思いますね。
4.エンディングのスタッフロール
散々書いたようにパロディがベースのこの作品。
原作は分からないけど、アニメに関してはかなりパロディこだわっていたなぁと思います。
それを感じられるのがエンディングのスタッフロールの「協力」
事前にパロディにすることの許可をきちんと取ってあるようですね。
似たような業界のものから「まさかこんなところまで・・・」と思うようなものまで、
とにかくありとあらゆるネタ元の製作元が書かれています。
それらの元ネタを探しながら観るのも楽しみの1つっちゃぁ1つなのですが、
ここにどんなものが書かれているのか、実はこれが毎週1番楽しみだったかも知れません。
とりあえず1番吹いたのが協力:「北海道日本ハムファイターズ」でしょうか。
スタッフロールが1番楽しみなアニメとかアニメとしてはどうかと思いますが、
そんな作品後にも先にもこれっきりだとは思います(笑)
とまぁ、そんなわけで生徒会の一存に思ったことをまとめてみました。
賛否両論あるのは当然ですが、あまり深く考えずに観たほうが良いなぁと思えるものでした。
良作かと言われると正直微妙だとは思いますが、
個人的にはこんな作品があってもいいのではないかなぁ、とは思える一作ではありました。
最後にもう一度言っておきますが、ダメな人にはとことんダメな作品です。
それは間違いないでしょう。
とりあえず原作とも多少相違点があるみたいだから、
ブックオフとかででも見つけたら買ってみましょうかね。
アニメ終わったし古本市場には多少なりとも出回るだろうし。。。
が、正直新刊を買ってまで読みたいかと言われると微妙かなぁ。
そうでなくても「内容はないよう」だし大筋はアニメで知っちゃってるわけだしね。
ということで?今期観ていたアニメの感想を作品ごとにまとめてみます。
1発目は「生徒会の一存」 画像は原作のライトノベル。
ただし、原作を読んだことはまったくありません。
今期観るつもりだったアスラクライン2期の直後の放送だったので、
なんとなく1話を見てから惰性でそのまま最後まで観てしまいました。
さて、この作品。世間での評価は原作も含め賛否両論真っ二つに割れているようです。
基本的に話の内容と呼べるものは一切ないし、アホっぽいギャグパロディ満載だし、
キャラクターもこれでもかってくらい狙いすぎだし、
まぁダメな人には全く受け付けない作品なのは事実でしょう。
視聴を開始する前にイメージしていたものとは180度逆な作品でしたが、
自分としてはまぁそれなりには面白かったんだと思う。
なんだかんだで途中で切らずに最後まで観ちゃったくらいなんだしw
こういう話は深く考えて観たらダメだと思う。何も考えずに垂れ流すのが1番です(笑)
それが出来ない、あるいは時間の無駄だと感じる人にはそりゃ評価もされないでしょうw
ということで以下アニメの話。
-概要-
とある(北海道にあると思われる)高校の生徒会の物語?
とにかく生徒会室で生徒会役員の生徒達がひたすら雑談してるお話。
ライトなものからコアなものまで、とにかくパロディネタ満載。 以上。
アニメ公式【http://newtype.kadocomic.jp/seitokai/index.html】
率直に持った印象は以下の4つ。
1.とにかく内容がない
2.お金かかってないなぁ(主にキャスト的な意味で)
3.「無音」によるシリアスへ転換する演出は上手い
4.1番楽しいのはエンディングのスタッフロール
1.内容がない
これは文字通り内容がないってことです。
基本雑談してるだけで終わってしまうアニメなので内容なんて求めちゃダメですw
ただ、この作品は「内容がないこと」に徹底的にこだわって作られていたように思えます。
その徹底ぶりは他の作品とは比較にならないような気さえします。
本来この類の学園モノでは必須といえる一大イベント、「合宿」や「文化祭」などは、
当然本作でも行われるのですが、肝心の本番部分は完全にバッサリとカット。
「合宿出発→CM→CM明けたら部屋で雑談」とか
「文化祭開幕!→CD→CM明けたら後片付け」とか他の作品じゃ絶対ありえんww
最近はいわゆる「ゆる~い」作品が流行の柱の1つになってると思うけど、
その流れに乗っかった作品の中でもある意味究極の形と言えなくもないのではないかと。
2.お金かかってない
基本的な登場人物は生徒会役員の5人だけだし、あとはそこに絡む脇役が数人いる程度。
素人目に見ても登場人物が明らかに少ないのは明白。
加えて「男子A」みたいなその他大勢の声が入ることもほぼないし、
キャストの人数は相当少なかったんじゃないかなぁと思いますw
お金かかってないのはあくまでそういった部分に関しての話で、
演技云々をどうこう言うつもりはありません。
3.「無音」による切り替え
基本的にはギャグ・パロディベースのおバカアニメなのですが、
終盤に急にシリアスになるのが毎週のお約束。
その切り替え方として一時的に一切音を出さない「無音」状態にするのですが、
この演出に関しては素直に上手いなぁと思いました。
毎週のパターンなので慣れていたというのもあるかとは思うけど、
それまでガヤガヤ鳴っていた音を瞬間的に無くすことで一気に観る側も切り替えられます。
基本ギャグ路線の作品が無理にシリアス展開にしようとすると
結局そのシリアスな話が浮いたように見えてしまうことは多いと思うけど、
この類の作品にしては無理なく切り替えが出来ていたのではないかなぁと思います。
それでも多少不自然さを感じたことがあったのは否めないですが。
でもまぁ、切り替えの演出は普通に上手かったと思いますね。
4.エンディングのスタッフロール
散々書いたようにパロディがベースのこの作品。
原作は分からないけど、アニメに関してはかなりパロディこだわっていたなぁと思います。
それを感じられるのがエンディングのスタッフロールの「協力」
事前にパロディにすることの許可をきちんと取ってあるようですね。
似たような業界のものから「まさかこんなところまで・・・」と思うようなものまで、
とにかくありとあらゆるネタ元の製作元が書かれています。
それらの元ネタを探しながら観るのも楽しみの1つっちゃぁ1つなのですが、
ここにどんなものが書かれているのか、実はこれが毎週1番楽しみだったかも知れません。
とりあえず1番吹いたのが協力:「北海道日本ハムファイターズ」でしょうか。
スタッフロールが1番楽しみなアニメとかアニメとしてはどうかと思いますが、
そんな作品後にも先にもこれっきりだとは思います(笑)
とまぁ、そんなわけで生徒会の一存に思ったことをまとめてみました。
賛否両論あるのは当然ですが、あまり深く考えずに観たほうが良いなぁと思えるものでした。
良作かと言われると正直微妙だとは思いますが、
個人的にはこんな作品があってもいいのではないかなぁ、とは思える一作ではありました。
最後にもう一度言っておきますが、ダメな人にはとことんダメな作品です。
それは間違いないでしょう。
とりあえず原作とも多少相違点があるみたいだから、
ブックオフとかででも見つけたら買ってみましょうかね。
アニメ終わったし古本市場には多少なりとも出回るだろうし。。。
が、正直新刊を買ってまで読みたいかと言われると微妙かなぁ。
そうでなくても「内容はないよう」だし大筋はアニメで知っちゃってるわけだしね。