母校の大学の建学祭に遊びにいってきました。
早いものでもう卒業してから3年にもなるんですけどね。
現役時代も換算するとかれこれ7回目となるわけですかw
ここまでいくとさすがに同級生の姿は全く見ませんでした。
去年まではちらほら見知った顔とも会えたりしたんですが・・・
我ながらなんて暇人なんだw

最初は色々見て回れればと思っていたんだけど、
結局かつて自分がいたサークルの活動場所からあまり動けませんでしたw
今5年生の後輩に近況や愚痴を色々聞いてみたり、
同じように遊びにきていた今年卒業した2個下の後輩2人と話してたり。
あるいは現役メンバーと少し話をしてみたりw
去年ほど話し相手には困らなかったような気がします。

とは言え自分が4年だったときの1年生が今年4年生。
そりゃメンバーがほぼ全員が入れ替わるわけですよ。
当時自分が一緒に活動していた後輩は既に2人だけになってました。
しかもそのうちの片方は今年5年生なわけで。去年はもう少しいたんだけどなぁw

当然それぞれの代でこれまで色々あったようで、
今ではすっかり人の入れ替わりが激しいサークルになってしまったようでした。
見知った顔が毎年減ってしまうのは寂しいけれど、これも時代の流れなんでしょうね。
ま、来年には知ってる顔は全くなくなるはずなのでそれまでと言えばそれまでなんだけどw
でも色恋沙汰で人が抜けていってしまうのは勿体無い話だよなぁ。

あと時代の流れと言えば大学の後輩を見ても感じるけどもう1つ。
遊びにきていたかつて児童館で一緒に遊んでいた子ども達に会うと余計に感じます。
去年自分が現役時代に中学生だった子に会えて、来年成人式と聞いて驚いたんだったなぁ。
今年は最初に会った時は幼稚園児だった子に会えました。今は小学校6年生だそうです。
去年は会えなかったから一昨年以来になるのだろうか。
当時はわがまま放題だったその子が年下の子の面倒をみていた姿には、
失礼極まりないんだけど思わず吹き出してしまいました。
まぁ、わがまま放題な部分は相変わらずでもあったようだけどねw
いやはやそれにしても大きくなったものです。


あとその子の姉2人(当時小1→現在中2の双子)も遊びに来てたようで会えました。
この双子も2年以上振りだったのでその変貌振りには驚かされました。
まず当時は見た目はそっくりで黙ってたらどっちがどっちか分からなかったのに、
今回会ってみたら違いが一目瞭然。服装とかの違いが顕在化してたのもあるけど、
雰囲気だけで違いが即分かるようになってました。
で、話をしてみるとその違いはもっともっと分かりやすくなってました。
(双子の)妹の方は割と昔のままのノリで飛びかかってきたりするのに、
姉の方が明らかにませてきていて最初は1歩引いた感じだったんだよね。
前からこの違いは出ていたけど、それがもっとハッキリ出てきたように思えました。
で、その双子から「kiss×sis」の話題を振られた俺は一体どうすれば良かったのだろう?

まぁ何にせよみんな素直に育ってるようで何よりでした。
そんな話を後輩とすると「それ、完全にオヤジの思想ですよ」とツッコまれたのでしたw

そんなこんなで結局片付け開始まで居座り卒業生組みはその場を後にしたのでした。
それから卒業生3人でご飯を食べ、本屋やゲーセンを巡ったりカラオケしたりしてお開きに。
久しぶりの大学再訪でしたが、今年も若さをもらえた気がします(笑)

さすがに来年は現役に知り合いはほぼいなくなるし1人で遊びに行くのはもう無理そうですw
もし友達を多少でも道連れにできたら遊びに行く程度なんだろうなぁ。
まぁそれは来年考えるとしましょうw
ちなみに「ほぼいない」なのは大学院に進んでいる高校時代からの後輩が1人だけいるからですw


なんにせよいい気分転換になったし楽しい1日でした。



以下どうでもいいオマケ


カラオケなんて最後に行ったのがいつだったかすら思い出せないくらい久しぶりでした。
そう思って日記を読み返してみたところ去年の3月に行ったのが最後だった模様。
およそ1年半振りってことですかね。大学出てからは年に1回ペースのようですw

最初は割と一般的なカラオケだったと思うんだけど、
途中で趣味に走ったら一気にカオスになりました。
包み隠さずに言うと俺が「君の知らない物語」→「ロミオとシンデレラ」と入れたんだ。
そしたら他の2人が乗ってきてくれちゃったんだ。
我ながら「俺何してんだ」って感じだったけど、割と理解のある2人で助かったw
まぁ、そうじゃなきゃ最初から趣味に走ったりしませんが。
なんにせよロミシンの流れを変える力が大きすぎて不覚にも吹きましたw

ボカロ関係は他に「Rainbow Outline」「Melody in the sky」の2曲も歌ってきました。
あとは後輩の1人が「巨大少女」を入れてました。
何やらProject DIVAを持ってるからそれDIVA関係はある程度知ってるのだとか。

「君の知らない物語」がキー高すぎて声出ないのは覚悟の上だったけど、
「ロミオとシンデレラ」も意外と難しいですね。テンポが独特な曲はカラオケで歌うと大変。
普段散々聴きまくってるのでついていけると思ったんだけどなぁ。
ちなみに「Melody in the sky」は当初の予想通り割と歌いやすかったです。

それと「DREAMA」が配信されてて本当にビックリした。
ここしばらくぼからまとめのチェックしてなかったからなぁ。
いつになるか分からないけど次カラオケ行ったら絶対歌うわw

そんでもってこのカラオケ最後の1曲が「男女」とかもうカオスすぎるwww
一般的な曲でも、こういうカオスな展開でもいけるっていうのは本当にいいですねw

あと、カラオケの後にゲーセン巡りもしたけど、
ProjectDIVAアーケードって意外と人気なのね。
どの店入っても常にプレイ中の人がいて、それなりにギャラリーもついてたし。
もし空いていたら1回くらいやってみたかったんだけど、残念ながら断念。

フリーゲーム寸評「全く普通のRPG」
ここ数日久々にツクール製RPGで遊んでました。
今回プレイした作品はCAT END TURNの「全く普通のRPG」
2009年に発表された比較的新しい作品でした。
これまでツクール作品は基本的に短編~中編ばかり遊んでいましたが、
今回は珍しくプレイ時間10時間を超える長編モノでした。
クリアするまでに約12時間、クリア後のオマケも含めると15時間くらいでした。



そんなこの作品を一言で言うなら

「バカゲーだと思って遊んでみたら本当に正統派RPGでした」

って感じです。自分で「普通」とか言ってる作品の場合まず普通じゃないのでね。
今回もその類のギャグゲーだと思っていたのに、
まさか終盤であそこまで盛り上がる展開になるとは思っていませんでした。


●ストーリーに関して●

まずさ、物語の始まりが

王様「ちょっと平和すぎて退屈だから君魔王になってね★」

じゃ誰だってバカゲーの類だと思うでしょうがw
まぁ実際最初はまさにバカゲーのそれだったんだけどね。

それなのに中盤に王様の真意やその他諸々が明らかになってからの、
王道RPGっぷりといったらそりゃもうある意味度肝を抜かれましたよ。
しかもその背景がきちんと練りこまれていて、不自然な超展開にはなってないのは驚き。
超展開だなーとは思ったけど「なるほどそういうことか」と納得できる話でした。

最終的に主人公一行が王道的な布陣だと思えてくるから不思議です。
実際はとても主人公だとは思えないようなトンデモパーティなのにねw

それでいてフリー作品らしいおバカなギャグ要素も終盤まで健在だからすごい。
ギャグ一辺倒な序盤から徐々にシリアスさが加わってくる中盤以降。
そんな中盤以降のギャグとシリアスのバランス加減は素敵の一言です。
あとは装備やモンスターの名前がいちいち面白くて困る。
この辺も作品をシリアスに偏らせないのに一役買っているのではないかと。


そんなわけでネタバレしちゃうと面白さが激減するのは必至なので、
ストーリーの詳細に関しては割愛。最後にちょっとだけ散らせる程度にしときます。
予想外の展開がたくさんあって先の読めないストーリーは非常に面白かったです。


●戦闘に関して●

戦闘の難易度は最初はちょっと難しめかなと思っていたけど、
ある程度慣れてくればどの程度で勝てるようになるか分かるのでまずまずかな。
勝てるようになる境界が非常にハッキリしている印象が強かったです。
主人公パーティの強さがそのボーダー以下だとかなり難しいのに、
そのボーダーを超えてしまうと途端に楽勝になりますね。

また、物凄い勢いでインフレしていく双方の戦闘ダメージの値も印象的。
最初はチマチマしていたダメージが話が進むごとにどんどん上がっていって、
終盤は平気で万単位になる豪快な戦闘に。この大ダメージの応酬は爽快でした。
それ故にボス戦などはかなりHPが高く設定されているけど、
戦闘中に発生する会話が多めに用意されており、飽きさせないように工夫されていますね。

あと回復アイテムが最後までいらない子にならないのも地味に高評価。
上記のように双方大ダメージの応酬になる中盤以降は、
パーティをよほど鍛えていない限りはけっこうポコポコ死ぬのでね。
回復・蘇生魔法をまともに使えるのはパーティに1人だけなので、
魔法のみに頼っていると回復が追いつかなくなることも多々あるわけで。
終盤、というかラスボス戦まで回復を魔法とアイテムの両方に頼る必要があり、
その辺のバランスも良い出来だったと思います。

無駄なレベル上げをせずにサクサク進めたい場合はかなり難しくなるけど、
鍛えれば確実に進めるようになるこの難易度バランスは悪くないですね。
ただ、クリア後の隠しダンジョン?のラスボスだけはやりすぎですが。
あれ全員のステータスを極限まで上げても勝つの相当難しいんじゃないか・・・?


●まとめ●

(最後の隠しボス以外は)一通り遊び終わりましたが完成度の高い正統派RPGでした。
フリー作品としては割と長めの作品で遊び応えは十分。
フリー作品故か多少汚い言葉が飛び交う場面も少なくないですが、
それが気にならなければかなり楽しめる作品だと思います。
あと、地味にVX製の作品をプレイしたのは初めてだったので、
最初は多少操作に戸惑ったけど慣れれば格段に使いやすいですね。


製作元:CAT END TURN -キャット・エンド・ターン-
http://catendturn.web.fc2.com/


オマケ(以下ネタバレあり。白文字にしておきます)




この作品のミソは最初は成り行きで魔王になってしまった主人公が、
「実は本当に魔王の子孫だった」ことにあると思います。
それが明らかになった後の「魔王(主人公)・天使・冥王・王様の四つ巴」な展開は、
本当によく作られていたと思います。
それぞれの事情が話を面白くするのに上手く使われていたと思う。
ただ、主人公一行がそれらを順番に倒していくだけだったのはちょっと残念。
できれば各勢力間での衝突がもう少しあると話に深みが出たんじゃないかなぁと。

あと、魔王と女神の息子・天使と悪魔の子・勇者の血を引く盗賊・魔王側近の死神
ってこのパーティ本当カオスだよなぁw
豪華なんだけどとても主人公のパーティだとは思えないよww



「文学少女」の元ネタ紀行4冊目。
少し前に完結した見習いシリーズで最後の1冊として使われた
チェーホフの「桜の園」を読んでみました。
いやはや、実に難解な1冊でしたね。

小説というよりは劇の台本のような感じで、
ひたすら人物同士のやり取りが続きます。
○○(人物名)  ~~~~~(台詞)
という文体はまさに台本そのもの。

いわゆる地の文というものが存在せず、状況は所々にト書きで説明しているだけ。
そのうえ複雑な人物名に次々と入れ替わる登場人物と本名と一致していない呼称の数々。
何よりまったく馴染みのないロシアという国の作品なので、時代背景もよく知らないし。

そんな感じなので流れを掴むのがとにかく大変でした。
「文学少女」の菜乃じゃないけど、何回登場人物紹介を読み直したか分かりません。
文字を読めるだけで文学を読めるとは限らないというのを痛感させられましたね。
国柄や時代背景のギャップが大きすぎて流れについていけなかった感じは否めません。

内容を見ても、やれ「お前ら出てくる度にいちいちキスしすぎだ」だの
やれ「ラネーフスカヤがいつまでもうじうじしててうぜぇ」だったり、
「莫大な借金を抱えてるのに通行人に金貨を振舞うとかイミフwww」とか
「ガーエフがいちいちKYすぎるwwwwww」だのと、
草生やしながらひねくれた読み方しか出来ない自分に我ながら嫌になりましたよ。
そういった行動の背景まできちんと読み込めてないんですよね。

ただ、これはあくまでも読み手の自分がダメなわけで。
馴染みのないジャンルだということもあるだろうけど、
自分の読書力の低さが露見したようで軽くナーバスになりました。

そんな風に思いながらもところどころは共感できた部分もあって。
登場人物それぞれが舞台となる桜の園を愛しく思っているのは十分伝わってきたし、
何気ない日常的な会話の雰囲気はきっと現代ともそう変わるものではないのでしょう。
テンポ良く読めた部分に関してはそういう素朴な雰囲気を感じることができたわけだし。
競売が終わり桜の園が売却されることが決定した瞬間の絶望感や、
そこから新たな1歩を踏み出す際の前向きになろうという気持ちには共感できたしね。
その裏で桜の木が切り落とされているという切ないけれど不思議な感覚には、
なんとも言えない文学的なものを感じたような気もしなくはない。
こんな風に、断片的にはこの作品の味わいを知れたような気は確かにするのです。

きっと「文学少女」内の菜乃みたく何回も何回も繰り返して読んでいくうちに、
色々なことが理解できてきてその面白さも分かっていくんだろうなぁ。
1回読んだだけでは断片的でしかなかった心地よさが、
読み込んでいくことで物語全体に広がっていくんだろうなぁという感触です。
噛めば噛むほど味が出る、とでも言いましょうか(笑)
あるいは元々が舞台用の戯曲なわけだし、万が一舞台でも観れる機会があればなぁw
とにかく、繰り返し読むことが大事になりそうな1冊なので、
そのうちにまた読み直してみたいと思います。
それがいつになるのかは今はまったくもって不明ですが


ちなみにこの本に同時収録されているもう1作「三人姉妹」も読んでみました。
が、こちらは「桜の園」以上に難題でした。
まず、「文学少女」によるある程度の知識がなく、まったく1からの読み始めだったこと。
それとこちらも登場人物がかなり多く、しかも大半が軍人だということがね。
桜の園はまだ人物それぞれ職業や立場が違っていたので把握が多少はしやすかったけど、
こっちは主人公となる三姉妹+兄(弟)のアンドレイ以外はほぼみんな軍人と来たもんだ。
誰がどの階級でどの隊の人なのかとか考えながらいるともう大混乱。

特に印象的だったのはアンドレイの妻ナターシャの豹変っぷりと、
(誰だったかはあやふやなんだけど)やたらモスクワに行きたがってたことくらいか。
そんなわけで自分の中での脳内BGMは「めざせモスクワ」でしたw
とまぁ、こんな程度の無味感想しか出てこないわけで、
桜の園以上に読めていないのは言うまでもなく(汗)


ついでに触れておくと本編はイマイチ掴みきれない部分も多かったんだけど、
巻末の解説はすごく分かりやすかったですね。
チェーホフという作家の人物観や作品観に加えて、
簡単な上演の歴史などが分かりやすく書かれていました。
チェーホフの四大劇が持つ悲劇と喜劇の両要素についての話や、
以前に書いた2つの小説を組み合わせて出来た「桜の園」などと、
分かりやすく興味を持てる内容が凝縮されてますね。
他の本を読んでいて解説にここまで感心することは滅多にないだけに、
非常に良い解説だと感じました。
まぁ自分がまったく知らない世界を見たからこそそう感じたという部分もありそうですが。


ということで「文学少女」の元ネタ紀行4冊目「桜の園(+α)」の感想はこれにて終了。
次は「オペラ座の怪人」に行こうと思っていたのですが、
未読のラノベが溜まってきているのでちょっと休憩しようと思います。
時期的に挿話集4が出る頃にはまた読みたくなりそうな気がしますw

ぷよm@s part21

2010年10月20日 動画
しばらく見ないうちに最新話がきてました!!
アップ日を見たところ前回からは約3ヶ月ぶりの続きとなりました。
いや~、待ちましたねぇ。
今回はハイレベルな対戦とぷよぷよバカの集っている雰囲気が出ていましたね。
「これぞぷよm@s!」と思わず言いたくなる熱い展開でした。
くだらないコメントに興を削がれることもなく、楽しく観ることができました♪
ということで今回のぷよm@sの感想ですよー。



以下ネタバレ自重しません。要注意





今回はこれまで散々焦らされてきた雪歩vs律子の対戦がついにお披露目。
前回や前々回の話の流れ的に雪歩が圧勝したような印象があったのですが、
まさにどちらが勝ってもおかしくない接戦の末の律子の敗北だったようです。

今回まず印象的だったのは完成度の高い雪歩の戦法でした。
これまでのキャラの戦術は(真のカウンターとペチペチを除けば)全て致死連鎖。
つまり、「戦法=連鎖の組み方」と考えてほぼ問題ありませんでした。
しかし雪歩の場合は掘り勝つことが前提なので「戦法=連鎖」で完結していません。
掘るのが好きで得意」という前提のもとに、

1:不完全ヘルファイアによる速攻
2:圧倒的な堀る能力
3:「クイック」


この3つがセットになって「ヘルファイアB」という1つの戦法になっています。
戦術としての完成度はこれまでの中でも1番奥が深いのではないでしょうか。
ってまぁ、全部動画の中で解説してることだけどね。
この戦法は他の戦術(=連鎖法)よりも1段高い位置にある戦法だと思います。
そのような戦法が上位の美希や千早ではなく、
ちょっと前まで最下位だった雪歩のものとして登場させるとは・・・

ちなみに実は自分も致死連鎖勝負よりも掘り合いの方が好きだったり。
致死連鎖のスピードを競うシビアな戦いもそれはそれで良いんだけど、
グダグダになる掘り勝負もけっこう熱かったりするんですよね。
一手で勝負が決まってしまうシビアな掘り合いの方がもっと好きなんだけど、
そうなるには互いの実力が拮抗してる必要があるからね。
そういう相手には自分は残念ながら恵まれてなかったのであまり経験はなく。。。


そして一方の敗れた律子。
時間をずらして断片的に描かれていた心理描写が一応今回で繋がったのかな。
なにせだいぶ前だったのでところどころ忘れてる部分もあるし、
正しく理解するにはpart19くらいから見直す必要がありそうですね。
作中の時間軸に合わせて整理しておきたいところです。
心理的な共感に関しては前回十分に語ったので今回は割愛。

ただ、「相手を圧倒したい」という楽しみ方と「ぷよぷよそのものを楽しむ」という心理は、
一見相反しているように思うけど実はイコールなんじゃないかなとも思うんです。
そのゲーム自体を好きでなければ「強くなりたい」とか「相手に勝ちたい」とは思わないはず。
極論を言うと結局相手を圧倒したいと思うのは、そのゲームを愛しているからですよね。
異論もあるかもだけど自分的にはそんな風に思うんです。
まぁこれはぷよぷよに限った話ではないけどね。


とりあえず本話で感じたのはこんなところ。
対戦の内容に関しては既にレベルが高すぎて、
自分ごときが言及できるものじゃなくなってますw

その後の社員旅行ぷよぷよトーナメントへの言及に、
そしてラストのヘルファイアBを会得し覚醒したと思われる春香さん。
相変わらずジラース法がお上手ですねタラPは。

第3部は「致死連鎖以外の勝ち方」がテーマだと自分が思っているのは常々言ってきたけど、
キャラ的には真と律子、そして誰よりも雪歩に焦点を当てたと言えそうです。

話の流れ的には温泉旅行が第4部になるのでしょうか。
1試合1試合全部動画にしてたらそれだけで年単位になりかねないしw
ここまでの流れ&予告編を見るに温泉旅行での主役は春香かあずささんかな?

なんにせよこれからもまだまだ楽しめそうです。次はいつかなー?



あ、最後にひとこと。

いおりんの気遣いマジ最高!

実力的にはペチペチしか出来ない今では数少ない庶民レベルプレイヤーなのに、
話の流れをコントロールするのに一役も二役も買っている伊織は、
ぷよm@sになくてはならない縁の下の力持ち的な存在だと思います。
今月16日に決勝戦が行われ全日程が終了したアニメ最萌トーナメント2010。
終了してからだいぶ日が経っちゃったし旬を逃してる感はあるけど一応まとめます。
節目ごとにあれこれ語ってきましたが今回で最後です。
最後なので軽く全体を振り返ってみましょうかね。
まずは貼るまでもないだろうけど一応最終結果から。

決勝トーナメント結果(公式より)
http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/

優勝:中野梓@けいおん!!

準優勝:三千院ナギ@ハヤテのごとく!!

ベスト4:天江衣@咲-Saki-、原村和@咲-Saki-

ベスト8:椎名真冬@生徒会の一存、佐天涙子@とある科学の超電磁砲

シャナ@灼眼のシャナS、山田葵@WORKING!!



というわけで今年の優勝はけいおんのあずにゃんでしたとさ。
この結果は決勝のメンバーと組み合わせを見た時点で見えてたけどね。
ブロック決勝でも唯一4ケタの大台に乗せていたわけだし、
このメンバーの中でも頭1つ抜けて強かったんじゃないかと。
やっぱり今年はけいおんの年だったからなぁ。
ブロック決勝に残った2人(梓&澪)が同じ組で一時はどうなることかと思ったけど、
決勝トーナメントに進んでからは実にあっさり優勝してしまった印象でした。

そして準優勝はハヤテのナギ。2007年にも準優勝だったらしく、
史上初の2回目のファイナリストとなったようです。
これにはちょっと驚きました。どちらが相手でもベスト4がいいとこだと思っていたのでね。
ちなみに自分が準優勝と予想していた佐天さんは準々決勝で衣に敗れてベスト8止まり。
ナギもだけど最萌は基本的にロリキャラが強い場であることをすっかり失念してました。
それに佐天さんは萌えよりも燃え要素の強いキャラにも見えるしなぁ。
そう考えるとここまで来れただけでも十分だったのでしょう。

決勝トーナメント全体を見ても概ねブロック決勝の得票数が、
そのまま結果になっていたと思います。ただし衣は除くけど。
ナギの決勝進出には最初は驚いたけど、改めてブロック決勝の結果を見ると、
唯一の900台で梓に次ぐ得票数だったのですよねぇ。
改めて考えるとこの2人の決勝戦のなるのは必然だったようにも思えます。
あと、色々な思惑が渦巻く最萌トーナメントだけど、
結局は作品人気とキャラ人気が等しく高い存在が勝つんだなぁと。
今年はそれなりに観ていた作品も多かったせいかそう感じましたね。
少なくとも決勝トーナメントに関しては単純に強いほうが勝つ試合だったと思います。



全体を振り返って

まずは何と言っても咲が今年もここまでとは思いもしませんでした。
途中から「今年は弱い」という考えは捨ててはいたけど、
それでも「2年連続ベスト4に複数名輩出」という結果は思いもしていませんでした。
ちょっと調べてみたけどこれって史上初の快挙らしいですね。
他にも原村さんの「2年連続ベスト4」だったり、「同一作品3キャラ対決(C2-3)」
などの史上初となる出来事を数多く起こしたようです。
ここまでこの作品が最萌的に強いのは熱狂的なファンの組織力が1番でしょうか。
同作勝負になったときに片方を躊躇いなく切ることができる決断力はさすがでしたね。
(C決勝の他にG04でも同様の現象があり)
Cブロックに人気キャラが固まりすぎていなければ、
今年も決勝トーナメントに3枠4枠取っていた可能性も十分あったのではないかと。

他にもけいおん、レールガン、WORKING!!などの開始前、
あるいは予選段階から注目していた作品は、概ね良い成績を残しました。
まさかWORKINGから山田が決勝トーナメントに進むとは思いもしなかったけどなwww
ただ、化物語からのベスト8が出なかったのは意外と言えば意外でした。
また、何かやらかしそうだと注目していた生徒会の一存も、
決勝トーナメントに1名、ブロック決勝に1名と予想通りの大活躍。
個人的には真冬よりはくりむなんですが、まぁ世間的には真冬の方が上なんでしょうw

それと印象的だったのがハルヒとひぐらしの廃れっぷりですかね。
かつては一大勢力だった(らしい)この2作から今年1回戦を勝てたのは長門だけ。
毎回そういう過去の遺物状態になる作品はあるみたいだけど、これも時代の流れでしょう。

それからもう1つ意外だったのが同一作品のキャラによる対戦。
思っていた以上に票割れって起こらないんですね。
CやGの決勝での片方をバッサリ切るような結果が多くて個人的には意外でした。
「これは割れそうだ」と思っていても片方に偏る試合の多いこと多いこと。
票割れらしい票割れなんてC04(マリア&愛沢咲夜@ハヤテ)くらいしかなかったのでは?

あとは灰原さんの初勝利とかも記憶に新しいけど、
個人的には何より宙のまにまにの美星が1回戦を勝てたので満足ですw




ということで今年の最萌連載はこれにて終了です。
来年も開催されるようなら楽しく観戦したいと思います。
(来年もやるのであれば)映画化の決まっているけいおん、
実質3年目となるとあるシリーズ(禁書2期&超電磁砲OVA)
辺りが古参枠としては今のところ有力なんですかね。
まぁその辺は来年開催されることになったらまた考えましょう(笑)
日記であれこれ語るかどうかはその時にならないと分かりませんが。


-アニメ最萌トーナメント2010 感想日記 バックナンバー-
第1回(予選開始)
http://34643.diarynote.jp/201007090434277863/

第2回(1次予選終了)
http://34643.diarynote.jp/201007280253399087/

第3回(本戦開始)
http://34643.diarynote.jp/201008031533097125/

第4回(本戦1回戦A~D終了)
http://34643.diarynote.jp/201008291238444513/

第5回(本戦1回戦E~H終了)
http://34643.diarynote.jp/201009150206113315/

第6回(本戦2回戦開始)
http://34643.diarynote.jp/201009150321434927/

第7回(ブロック決勝開始)
http://34643.diarynote.jp/201009280121374016/

第8回(決勝トーナメント開始)
http://34643.diarynote.jp/201010080215166718/

第9回(全日程終了)
http://34643.diarynote.jp/201010220051009317/】(この記事)


歯医者生活終了

2010年10月9日 日常
先月から約1ヶ月続いていた歯医者通いが本日終了しました。
最終的に虫歯の治療が5本と歯の掃除等その他諸々してきました。
これまで2本だけだった銀歯も5本分に増えてしまいました。
でもまぁ、思っていたほど痛い思いもせず、総じて良い治療をしてくれたと思います。
院長の先生も感じの良い人だったしね。
前に行ったのがまだ小学生だったこともあってか、
正直なところ歯医者ってもっと怖い、痛いものだと思ってたんですよ。
医療の現場技術も時代に合わせて進歩しているのですねぇ。

最後となった今日は治療した歯の全体的な確認と歯石取りを一通り。
全部の歯がツルツルになって、本来あるべき歯と歯の隙間が出来て、
なんか自分の歯じゃないみたいな違和感があって仕方ありません(笑)
これを維持できるようにしっかり毎日歯磨きをしろということでしょうか。

歯医者なんて通わずに済むならその方がいいに決まってるもんね。
思った程ではないにしろ多少痛い思いもしたわけだし、意外とお金もかかるし。
歯を削るのに麻酔をした日の1日中続く倦怠感とかもう当分味わいたくないし。
それに何よりあの歯医者独特の「ギュイィィィィイン」はやっぱり精神衛生上良くないですw
でもまぁこれまでずっと毎月保険料を払わされてきたわけだし、
たまにはその恩恵を受けてみるのも悪くはないのかもw

とにかく休日の大半を費やして治療したわけだから、もう通う必要のないようにしないと。

節目ごとに不定期連載している最萌トーナメント。
ブロック決勝が終了し、いよいよ決勝トーナメントが開始。
今年のトーナメントも残り7試合、佳境ですね。

ということで今回はブロック決勝を一言で振り返り、
決勝トーナメントの展望でもまとめみます。
なお、今回はリアルやや多忙につき簡易版。
画像も前回の画像に勝者を足しただけの手抜き仕様w


まずは各ブロック勝者をまとめてみます。

Aブロック:三千院ナギ(ハヤテのごとく!!)
Bブロック:シャナ(灼眼のシャナS)
Cブロック:原村和(咲-saki-)
Dブロック:天江衣(咲-saki-)
Eブロック:山田葵(WORKING!!)
Fブロック:椎名真冬(生徒会の一存)
Gブロック:中野梓(けいおん!!)
Hブロック:佐天涙子(とある科学の超電磁砲)


作品別に見ると咲が2名で他はどの作品も1名ずつ。
咲の2名は昨年から2年連続のベスト8入り。
Cブロックに固まりすぎていたこともあり去年ほど無双ではないものの、
今年もその魔物っぷりは健在と言って良いでしょう。
開幕前に「今年は弱い(キリッ)」とか言ってたのはどこの誰でしょう。
他は去年と比べてもいい具合に作品がばらけましたね。

ちなみに本戦開始直前に自分が出していた各ブロックの代表予想はこんな感じでした。
Aブロック:平沢唯(けいおん!!)
Bブロック:高町なのは(魔法少女リリカルなのは)
Cブロック:原村和(咲-saki-)
Dブロック:白井黒子(とある科学の超電磁砲)
Eブロック:長門有希(涼宮ハルヒの消失)
Fブロック:桂ヒナギク(ハヤテのごとく!!)
Gブロック:御坂美琴(とある科学の超電磁砲)
Hブロック:佐天涙子(とある科学の超電磁砲)


合っていたのはCとGの2つだけでした。
まぁあれだけいた中で2つも当てれたのだから上等と言うべきでしょうか。

ブロック決勝各試合を二言三言で振り返る

Aブロック
今年のナギがここまで強いとは正直思ってなかったです。
ヒナギクを初戦で失った恩恵だったのかな?

Bブロック
今にして考えてみれば順当な結果だったのではないかと。
本戦開始時点では過去になのはとシャナの対戦があった事実を知らなかったんだよね。

Cブロック
絶対票割れ起こすと思ってたのに割れなかった試合その1。
あの状況で迷いもなく昨年ベスト8のタコスを切れるんだもんなぁ。
改めて咲陣営の最萌での強さを思い知りました。

Dブロック
個人的な好みもあるけど、衣が2年連続ベスト8の器だとは正直思えなかったんだけどなぁ。
「駒を進めるごとに相手が弱くなる」とまで言われた衣の鉄板試合が続きましたね。
しっかし周りと比べても本当にこの組だけレベル低いですよね。。。

Eブロック
やwwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwだwwwwwwwww
ブロック決勝最大の番狂わせと言わざるを得ないでしょう。
さすがにこの展開はまったくもって予測できませんでしたww
それにしてもなんでWORKINGで残るのがぽぷらでもまひるでもなく山田なんだよwwwww

Fブロック
初戦で大金星を挙げた生存真冬がその勢いのままブロック代表に。
最初はヒナギクを潰すのに使われただけという疑念もありましたが、
2回戦・ブロック決勝ともに安定した勝ちっぷり。
咲や化物語のひたぎ、ABのユイといった強敵にもしっかり勝てているのは大きい。
その実力は最早疑う必要はないでしょう。

Gブロック
絶対票割れ起こすと思ってたのに割れなかった試合その2。
そしてこれまでで唯一得票数が4桁の大台に乗った試合。
今年やった2期の内容からしたら澪よりはあずにゃんだよね。
少しでも票割れを起こしていたら美琴に持っていかれただろうし、
結果としてはけいおん派の勝利ということなのでしょう。
ちょっと澪が不憫だなとは思ったけども・・・

Hブロック
佐天さんはやっぱり強かった。本戦1回戦最多得票者の実力はやはり強かった。
このブロックに関しては決勝に限らず、かなり読み通りの展開でしたねー。


ブロック決勝総括
やっぱり決勝は1対1の方が盛り上がると思います。

3人戦にしても結局は人気どころの1対1+オマケ状態の試合ばかりだったしね。
同じ作品かつ同程度の人気キャラ同士でも割れないんだから、
こればかりはもうどうしようもない気が。
(同作品だからこそ割れないという考え方も出来そうだけど)
とにかく決勝戦を3人で行うメリットはほとんどないように思えました。

以上、総括終了!とにかく山田の番狂わせが印象的でした。



ということでいよいよ決勝トーナメントです!

対戦カードはこんな感じになったようです。
公式 決勝トーナメント:【http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/round8.html

試合ごとに展望&予想を出してみます。ぶっちゃけ全く読めないですが・・・

第1試合:三千院ナギvs椎名真冬

真冬の破竹の勢いがここでも続くかがポイント。
この試合はとにかく「真冬がヒナギクに勝利している」
という事実がどう働くかによって全てが決まるように思えます。
真冬の対ナギという観点においては初戦でヒナギクに勝利していることのほか、
ブロック決勝で1次予選でナギと同組かつ1票差だった戦場ヶ原ひたぎにも勝っている。
この辺りが真冬にとってのプラスとなる材料でしょうか。

しかし真冬はまだ主要な釘キャラとはまだ1度も当たってという点が気になる。
自分は最萌において中の人というのはさほど重要ではないと考えているけど、
それでも今回ばかりはさすがに気になります。
地力ではナギの方が上だろうし、ヒナギクの敵討ちな意味も含めナギが勝つと予想。
(ただハヤテ投票者はそんなこと割と気にしてなさそうにも思うし、
その頃の勢いは忘れてる可能性も捨て切れません。)


第2試合:天江衣vs佐天涙子
んー、ここは佐天さんかなぁ?終始安定して高い得票数を維持していたし。
先日のブロック決勝からほとんど間を挟まずに試合できるという点も小さくはないかと。

それに衣がここまで来れたのは「Dブロックだったから」という要素が大きい気がする。
他のブロックだとしてもここまで再び来ることが出来たのかには疑問が残ります。
自分的な好み故衣を低く見すぎている可能性も大いにありますが・・・


第3試合:シャナvs原村和
どちらも過去にベスト4の経験もある2人らしい。
根拠はほとんどないんだけどとりあえず予想はシャナで。
しいて理由を挙げるなら「1次予選で1位だったから」でしょうか。
これまで優勝は予選1位通過者から出ていたのがほとんどだから、
その公式に従うとならシャナかなぁ・・・と。
去年の大河が例外的なだけで今年も優勝は予選1位の誰かだとは思っています。
とは言えこの試合の結果の行方は・・・正直言ってまったくわからん!


第4試合:山田葵vs中野梓
さすがにこれは梓だよな・・・?
破竹の勢いで勝ち進んできた山田もさすがにここまでじゃないかと。
とは言えブロック決勝の結果を考えるとまたも波乱を起こす可能性も捨てきれない。
でもまぁ結局はけいおん好きvsけいおんを潰したい人たちの戦いになりそうな予感。
山田はそういう意味ではもっとも恐ろしい相手なのかも知れません。
とは言え一応ここの勝者予想は梓としておきます。
今大会唯一の1000票超の実力は山田の逆風ももろともしないことを期待して。。



と各試合の予想はこんな感じ。
まとめると、ベスト4に進むのはナギ・佐天さん・シャナ・梓の4名。

ついでに今まで出していなかった優勝予想もしておきましょう。
仮にこの4名として、そこから更に決勝まで進むのは佐天さんと梓の2名。
優勝は中野梓(けいおん!!)になると予想しています。
理由に関しては特に深いものはなく、ただ単にブロ決で4ケタを出したあずにゃんと、
4桁を出した作品の人気キャラの片割れだからというだけです。
まぁナギもほぼ1000に近い960票をA決勝で出しているから、
普通に勝ち進む可能性もあるとは思えますが・・・

一応まとめるとこんな感じ。
優勝予想(決勝トーナメント組み合わせ決定時点)

優勝:中野梓
準優勝:佐天涙子
ベスト4:三千院ナギ・シャナ
ベスト8:椎名真冬・天江衣・原村和・山田葵


とりあえずこんな予想を出してみました。
とは言えいづれも決勝トーナメントまで果たした人気キャラ。
どこでどうひっくり返るかは最早予測不可能ですw
果たして結果はどうなることやら・・・・・

次で今年の最萌に関する記事はラストになるでしょう。
全てが終わり、優勝者が決定した頃に全体のまとめと合わせて記事にしたいと思います。

○余談○
去年Mixiのニュースに最萌に関する記事があって吹いたのが記憶に新しい。
その時は優勝が大河・準優勝が唯とそれなりに名のある2名だから良かったものの・・・
もし万が一今年の優勝:山田 準優勝:真冬 とかなっちゃった日にはニュースになるのだろうかw
レビュー機能調整中ってどういうことなの・・・?
日記を書くモチベーションがだだ下がりなんですが。。。
でもまぁそんなことを言っても仕方ないのでとりあえず覚書程度に。
復活したら改めて書き直すとしましょう。

【10月17日追記】
レビュー機能が復活したようなので書き直しました。
以下文章は変わりませぬ。




というわけで「文学少女」の元ネタ紀行3冊目です。
本編時系列通りに「オペラ座の怪人」でも良かったのですがちょっと一休み。
軽めのものを読みたかったので「かもめのジョナサン」をチョイス。
この作品はかつてFBOnline上で連載されていた
「文学少女の今日のやつ」にて使用された作品でした。
でも当時はまだFBOnlineの連載は知らなかったし、
文庫にもまだ収録されていないので実はこれを題材にしたおやつは未読。
あらすじはコミック版の「美味しい噺」の2巻で知ったいるだけでした。
(年末発売予定の挿話集4が待ち遠しい・・・)


とまぁそれはさて置いて本書「かもめのジョナサン」の感想を。
まず印象的だったのはとにかく多数掲載されている写真。
空を飛ぶカモメの姿を写した写真が挿絵みたく随所に収められています。
それは1ページだけの時もあれば、10ページ近く写真だけのページが続くこともあり。
嫌が応にもカモメの世界に感情移入してしまうような雰囲気のある写真ばかりでした。
読みやすいながら事細かに描かれているジョナサンの飛行に関する描写とあいまって、
一気に作品の世界、カモメの社会へと引き込まれるように感じました。

しかしこの写真、話の流れをぶった切ってしまうことも多い気がしました。
文字を追ってページをめくると写真、その次のページも写真、また写真。
ようやく続きの文章だと思った頃には「前の文は何だっけ?」と読み直すこともしばしば。
現代風に作り直すとするならレイアウト的側面はもう一工夫できそうに思えます。
とは言えこの文章をぶった切る感じもそれはそれで味があっていいんだけどね。
余談だけど、昨今のライトノベル等の挿絵の配置は、本当によく考えられているのだなと感じました。

さて肝心の内容は「とにかく速く飛ぶこと」だけを追い求めたカモメ、
ジョナサン・リヴィングストンの生涯を描いた物語。大きく分けて3部構成になっています。
飛ぶことを生活のためとしか考えていない群れの中で異端児的な扱いを受けながらも、
ただひたすらに速く飛ぶ方法を研究・実践し続ける。
しかしそんな中で群れを追放されてしまう第1部。
そして一度天国?へ昇りそこで更なる飛行修行を続け、再び地上へ戻るまでを描いた第2部。
地上に降り立ったジョナサンはかつての彼と同じような志を持つカモメ、
フレッチャーと出会い彼を指導していく立場となる第3部。大まかな流れはこんな感じ。


第一部は他に目も触れずただただ飛ぶことだけを考えるジョナサンの姿がとにかく印象的。
一直線な若々しさを感じられ、素直にジョナサンの視点になって読むことができました。
彼を異端児扱いする群れの民意も分からなくはないんだけれど、
それ以上にジョナサンの持つ熱い気持ちが文体からひしひしと伝わってきます。
あんな風に真っ直ぐに生きることができたら、
それはきっと物凄く大変だろうけど素晴らしい生き方なんだと思います。

第2部のこの天国?の在りようについては物凄く哲学的で首をかしげる部分も多かったし、
終いにゃ瞬間移動までしてのけた時にはなんじゃこりゃーって感じでした。
しかし、ただ速く飛ぶことだけを追い求め続けた第1部の延長線、
そして、その技術を若いカモメに伝えていくことになる第3部への布石。
そういった役割はきちんと果たしていたし、必要にして十分な描写であったとは思いました。

そして第3部。フレッチャーを指導する過程で紆余曲折を経て、
彼らの飛行に憧れ近づいてきた複数のカモメも集まり小さな群れとなる。
しかし最後には1番弟子のフレッチャーを指導者に任命し、ジョナサンはその群れを去る。
その際の「わたしはカモメなんだ。わたしはただ飛ぶのが好きんだ、たぶん・・・」
という一言がとにかく目に残りました。
ジョナサンを「偉大な指導者」としてどこか神格化しているフレッチャーや他の弟子に対し、
自分もごく普通のただのカモメであると言い残し去っていく。
その時にはとてもそうは思えなかったフレッチャーだったが、
いざ実際に指導者として新入りのカモメに教鞭を垂れた時にそれを実感する。
この終わりの一幕が本当に心にストンと落ちてきて、心地よい共感がありました。

また、この新入り弟子に対してのフレッチャーの第一声が、
第3部の最初にジョナサンが彼らに言った言葉と同じだったり、
「では水平飛行から始めるとしよう」という締めの一言が、
第2部のジョナサンの一言と一緒だったりする部分がなんとも言えぬ味わいがあります。

この本を読み終わり真っ先に思ったのは、
「これってきっと、人間も同じなんだろうなぁ。」ということでした。
どんなに偉大に見える偉い人でも、実際は同じただの人間なわけで。
この作品に近い状況を人間社会で当てはめるとするなら学校でしょうか。
小さい頃、小学生くらいの頃は特に学校の先生って偉大に見えたりするじゃないですか。
でも大人になって、現実を見ると昔は別世界の人に見えた先生もただの人間なんだよね。
ここでは学校を例に出したけど、別に学校の先生生徒の関係以外にも言えることだと思う。

きっとこの作品で1番言いたかったことはコレなんじゃないかと感じました。
どんなに違いがあっても、偉大に思える存在でも元々は同じなんだと。
ならば何が見え方を変えるのか。それは第1部で見せたような、たゆまぬ努力なんじゃないか。
真っ直ぐに1つのことを追い続ける気持ちなんじゃないか。
それを伝えたかったからこそ、あえて第2部では哲学的なことも盛り込んだんじゃないかと。
そんな風に自分は想像しました。正しいのかどうかを知るすべはないけども。


短く、分かりやすいけれどもなかなかに奥深い1冊でした。
訳者の解説によればこの本の日本語訳は「創訳」であり、
いわば作っている部分も多いとのこと。
原文の英語はかなり平易な文章のようなので、
もし機会があれば一度目を通してみたいですね。

アニメ最萌トーナメント2010 2回戦終了、いよいよブロック決勝
不定期にちょくちょく感想を書いている
「アニメ最萌トーナメント2010」
昨日ついに2回戦が終了。今年のベスト24が出揃いました。
今回は2回戦の感想と、ブロック決勝の展望を書いてみます。


右の画像はブロック決勝の組み合わせを表でまとめたものです。
作品単位、なおかつこれまでの戦績を見やすくまとめたかったのだけど・・・
正直この表が見やすいかどうかは自分でも疑問です。
(Diarynoteの画像アップは解像度を落とすのか文字が潰れちゃうしね)

いつものように詳しくは公式サイトのトーナメント表などをどうぞ。
公式:【http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/

まずは 2回戦の勝者=ブロック決勝の対戦カード をまとめてみましょう。
上の画像でも公式でも見れるけど1番シンプルな形に。

Aブロック:ゆの・千石撫子・三千院ナギ

Bブロック:シャナ・高町なのは・鷺ノ宮伊澄

Cブロック:片岡優希・マリア・原村和

Dブロック:桜野くりむ・天江衣・山本菜々子

Eブロック:天使(立華かなで)・山田葵・月読小萌

Fブロック:ユイ・椎名真冬・戦場ヶ原ひたぎ

Gブロック:御坂美琴・中野梓・秋山澪

Hブロック:フェイト・テスタロッサ・佐天涙子・芹沢文乃


で、1回戦終了時点で自分が立てた決勝カード予想はこうだった。
A:2-1:ゆの / 2-2:平沢唯 / 2-3:三千院ナギ
B:2-1:シャナ / 2-2:高町なのは / 2-3:鷺ノ宮伊澄
C:2-1:片岡優希 / 2-2:マリア / 2-3:原村和
D:2-1:桜野くりむ / 2-2:白井黒子 / 2-3:ヒロ
E:2-1:天使(立華かなで) / 2-2:山田葵 / 2-3:中町かな
F:2-1:ユイ / 2-2:椎名真冬 / 2-3:戦場ヶ原ひたぎ
G:2-1:御坂美琴 / 2-2:中野梓 / 2-3:秋山澪
H:2-1:フェイト・テスタロッサ / 2-2:佐天涙子 / 2-3:芹沢文乃


外したのはこの4つですね。

・A2-2:×平沢唯→○千石撫子
・D2-2:×白井黒子→○天江衣
・D2-3:×ヒロ→○山本菜々子
・E2-3:×中町かな→○月読小萌

的中率20/24。分かりやすい対戦も多かったとはいえかなり当てれた方でしょう。
この結果をふまえて各ブロックの感想をまとめてみます。
今回は試合数も1回戦ほど多くないので同じ日程で試合をした2ブロックずつでまとめます。


2回戦感想


A・Bブロック
なんといっても注目の結果はA2-2。
前年準優勝の平沢唯に対し化物語の千石撫子が本戦最多の911票を獲得し勝利。
2回戦の他のブロックを見ても700台が3人だけ、まさに圧倒的な得票数でした。

昨年準優勝=大本命と思っていたのですが、この大会においてはそうでもないらしい。
最萌関係のブログを色々読み漁ったところ、
どうも前年ベスト8のキャラは意外なところで負けてしまうことが多いのだとか。
理由を深く言及してる記事はあまり見つからなかったんだけど、
要するに「『潰したがり』な人の標的にされてしまうから」ってことですよね。
けいおん自体の人気も高いし、唯は格好の的だったのでしょうね。
その割には他の前年ベスト8は見事に残ってるような気がするけど・・・

他の組に関しては自分的にはほぼ順当。


C・Dブロック
個人的な注目はD2-2。予選・1回戦の勢い的に黒子で鉄板と思っていたのですが、
前年ベスト8の衣が貫禄を見せ付けた格好に。
まぁ、確かに考えてみると黒子って「萌える」キャラではないよなぁw
どこかのブログに「黒子は俺らと一緒に美琴に対してハァハァする側だから投票するのは違う」
って書いてあったのを読んだ時には思わず納得してしまったような?
それはともかく予選時は魔の12組効果、1回戦は初春とのジャッジメント連記効果が、
それぞれ黒子の勢いを後押ししていたと考えられますね。
それが無くなった2回戦では思うような勢いが出なかったということでしょうか。

あと、D2-3も外してしまったけどこれは自分的には仕方ない。
どの作品もまったく情報がなかったのだから当てろってのがそもそも無理w

一方Cブロックは勝者だけ見ればまぁ順当。1番の激戦となったのはC2-2でした。
ハヤテのマリアと咲の部長が両者700票を超える超激戦に。
その分固法先輩が39票、2回戦最低得票数と酷いことになりましたが
これを僅か23票差でマリアが制しました。
もしここで部長が勝っていたとすると、
C2-3に続き決勝戦も咲一色になるところだったんですね。。。


E・Fブロック
勝者だけを見ると、全体的には無難な結果だったかと。
個人的に驚いたのはE2-1の天使vs長門の結果。
長門がもっと大差で惨敗するものと思っていたのですが、意外と頑張りましたね。
正直に言うとここまでの接戦になるとは思いもしていませんでした。

E2-3では小萌先生が勝利し決勝進出。
誰が勝ってもおかしくないカードでしたが人気作品が勝ちを得た格好です。
黒子や初春が負けて小萌先生みたいなサブキャラが勝ち進むというのも妙な話。
正に組み合わせの妙としか言えない結果ですね。
ちなみにブロック決勝に進んだ他のキャラは全員1次予選を4位以内で通過しています。
下位通過者(と言えるかは微妙ですが)からは唯一の決勝進出となりました。
もっともE2-3は3人とも上位通過者ではない(かなが6位、セシリーが8位で通過)ため、
誰が勝ったとしてもこの枠が下位通過者枠になるのは変わらなかったわけですが。

Fブロックに関してはまぁ順当ですかね。
このブロックはとにかくF2-3の美星。2回戦もここだけは投票しましたよ。
予想通りダントツビリだったけどひたぎと律相手によく頑張った。
決して最萌に向く作品ではなかったのに、よくここまで来れたと思います。
あとはF2-2の真冬が強すぎて吹いた。F2-1のユイとついでにE2-2の山田も自然な勝利。


G・Hブロック
なんといっても9月24日、G2-1&H2-2の大激戦が印象的。
G2-1は美琴がひだまりの宮子相手に2票差、
H2-2では佐天さんがけいおんのムギ相手に9票差と、
超電磁砲のエース2人がそれぞれ僅差で勝利を収めました。
佐天さんvsムギはともかく美琴はこの山では一強と思っていただけに、
ここまでの大激戦になるとは思いもしませんでした。
誰か1人でも投票先を変えていたら同数になっていた可能性もあるんだからなぁ。
2回戦屈指の名勝負だったと言って良いでしょう。
1回戦を1票差で敗れた初春に始まり、ハルヒと激戦を繰り広げた小萌先生の1回戦。
そして今回。レールガンはやたらと名勝負を量産してくれますね。
1回戦の初春&黒子といい今回といい、連記にも恵まれていますね。
今年の最萌は色んな意味でレールガンの風が吹いているように思えます。

続いて注目だったのは以前から再三に渡って触れているG2-2。
ここで勝利を収めたのはあずにゃん。ここでようやくけいおんの2回戦初勝利です。
誰が勝ってもおかしくない、ここでぶつからなければ全員決勝に進める力はあった3人。
しかし結果は梓がやや差をつけた勝利となりました。
1次予選で梓と同組だったぽぷらは、予選時以上に大差をつけられる結果に。

それから昨日の2回戦最終試合G2-3とH2-1もちょっと予想外の結果でした。
それぞれ澪とフェイトが順当に勝ちましたが、2位の小鳩と美柑が健闘したように思います。
両名とももっと大差でぶっちぎると思っていたのでこれは意外でした。
最後にH2-3、灰原さんも最下位と言えど200票超。大健闘と言って良いでしょう。


作品別に見て
上の表にもあるように・・・
咲-saki-・ハヤテのごとく!!・とある科学の超電磁砲から各3名、
けいおん!!・化物語・AngelBeats!・リリカルなのは・生徒会の一存から各2名、
ひだまりスケッチ・WORKING!!・灼眼のシャナS・迷い猫オーバーラン・はなまる幼稚園から各1名。
合計24名がブロック決勝に進んでいます。

まず、ハヤテと生存が1回戦を勝ったキャラ全員を確実に決勝まで進めてきました。
特にハヤテはヒナギクが消えて総崩れの可能性も懸念していたけど、逆に安定しましたね。
他にもABや化物語、なのはなどがエースをしっかり決勝まで残せています。
また、1回戦終了時点で残り1名だった作品も多かったですが、
その中からは迷い猫とはなまる幼稚園がその1名で勝利しています。

一方この2回戦が壁となったのが昨年からの二強である咲とけいおん!!
両作品ともに1回戦勝者のうち2/3がここで敗れてしまいました。
何の因果かこの2作は決勝でも各2名が同じブロックにおり、
1名はほぼ確実に敗退することが試合前から決定してしまっています。
これは両作品のファンからしたらなんたる不運としか言えない展開ですね。
どちらも人気の高いキャラなだけに共倒れの可能性も少なくないし・・・
(万が一ブロック決勝で同票になったとしたらどうするんだろうか?)
あとは1回戦の高い勝率が光ったバカテスがここで全滅、
ひだまりも勝ち残りは1名のみと2回戦が壁になりました。

1次予選の順位別に見ると1位通過が10名、以下2位が7名、3位が4名、4位が2名、
そして7位が1名となっています。ちなみに2次予選組は2回戦で全滅しています。
さすがにここまで来ると上位通過者の枠しかなくなってきますね。
予選7位通過でここまで来た小萌先生は組み合わせの運もあっただろうけどお見事です。



ブロック決勝展望
感想で字数使いすぎてしまったのでなるべくシンプルにいこうと思います。

Aブロック ゆのvs千石撫子vs三千院ナギ
勢いは2回戦で唯を破った撫子にあるでしょう。
他のブロックと比べると、ここは単純に人気力比べになるような気がします。
決勝1戦目になるわけだし、他のブロックの結果が影響を与えることも起こりえないしね。
ナギvs撫子の構図になりそうな予感がします。ゆのは多少離されてしまうかな?
(とか言っておいてゆのが勝ったりしたら最高に笑いものですがw)


Bブロック シャナvs高町なのはvs鷺ノ宮伊澄
昨年ベスト8の伊澄だがこのメンバーが相手ではさすがに厳しいか。
去年のベスト8も澪が初戦で敗れたから入り込めた節はあるだろうし。
で、シャナとなのはのどちらか。これはほとんど五分なんじゃないだろうか。
これまでの戦績、特に得票数を見るとではややシャナ有利に見えそうだけど、
被投票率まで見ると(厳密な計算はしてないけど)それほど差があるようには思えない。
さてどっちが勝つか。あるいは伊澄が2年連続のベスト8に入るのか。楽しみな1戦です。


Cブロック 片岡優希vsマリアvs原村和
単純なキャラ人気なら個人の好みはさて置き昨年ベスト4の和だとは思う。
しかし、優希も昨年ベスト8。これでは咲票が割れるのは避けられないでしょう。
加えて咲を潰したい人はこぞってマリアに入れるだろうしこれも分からない。
この組は他のブロック以上に純粋な人気以外の要素が勝敗を分けるように思えます。

個人的には今年もハヤテからベスト8が出るなら是非マリアに行ってほしい。
07年のナギ、08年のヒナギク、09年の伊澄と毎年違うキャラがベスト8に進んでいるハヤテ。
となれば今年はマリア。4年連続別キャラの決勝トーナメント出場という記録を見てみたい。


Dブロック 桜野くりむvs天江衣vs山本菜々子
くりむと衣のちっちゃい高校生対決になるだろうか。
このブロックは一貫して「衣vs黒子の勝った方が決勝」と言ってきていたけど、
生存の勢い、特に本命を覆す力はかなり高いように思えます。
個人的な好みもあるんだろうけど、正直に言って分からなくなってきている。
というか日が経てば経つほどくりむが勝つ気しかしなくなってるんですが・・・
また、山本先生も作品は知らないけどこれまでの実績から侮れないのは言うまでもない。
果たして結果は如何に。


Eブロック 天使(立華かなで)vs山田葵vs月読小萌
予選から出る試合では漏れなく票数がとんでもないことになっている天使(かなで)。
その爆発力が今回も発揮されこのまま勝利をもたらすか?
ただ、これまでの試合で対抗となった対戦相手も爆発的に票が増えているのは気になる。
1回戦インデックス・2回戦長門共にその増え方に不自然さを少し感じたのは事実。
そういった観点からアンチ票も少なからず呼び込む存在なんだとは思う。
しかしそれでも勝ってきたからここにいるわけで、その実力が本物なのは言うまでもなし。
ただ、そんな票が山田に乗っかったとして結果はどうなるか。
山田の人気は散々実感してきただけに、地味に恐ろしいと思うんですよ。
とりあえず小萌先生はこの先に進むのはさすがに厳しそうだなぁ。


Fブロック ユイvs椎名真冬vs戦場ヶ原ひたぎ
各作品のエースキャラが激突するこの試合。
初戦の大金星からそのままの勢いで真冬が決勝トーナメントまで突き進むか?
あるいはそんな真冬の躍進に待ったをかけるか。
ここは誰が勝ってもおかしくない接戦になるのではないでしょうか。
基本は純粋な人気比べになると思うけど、
A・D・Eにそれぞれの作品のもう1人の決勝進出者がいます。
それらの試合の結果が与える影響も少なくなさそうです。


Gブロック 御坂美琴vs中野梓vs秋山澪
梓と澪じゃどう考えたって票割れが起こりますよね。
しかも相手は2回戦を僅差で勝利し追い風が吹いているだろう美琴。
本戦開始前から「梓(か憂)と澪が決勝に残ったら有利なのは美琴」と言ってはいたが、
まさにその通りな展開になってしまいました。
仮に片方が憂とかのサブキャラなら票を集めることも出来たかも知れないけど、
どちらも同じくらいの極めて高い人気がある梓と澪じゃねぇ。。。

この見立ては今もまったく変わってはいないけど、
個人的には数々の社会現象を巻き起こしブームの中心にいるけいおんが、
ベスト8の中に誰もいないのはちょっと寂しい気もします。
熱心なけいおんファンは意地でも1人は決勝トーナメントに送りたいだろうしね。
実に悩ましい対戦カードになってしまいました。


Hブロック フェイト・テスタロッサvs佐天涙子vs芹沢文乃
んー、好きな人には申し訳ないけど文乃がこの中では1歩劣るかなぁ。
フェイトと佐天さんの一騎打ちになりそうです。
個人的には佐天さんがやや有利だとは思っているけどこれも分からない。
複数キャラ決勝に進んでいる他の作品の例に漏れず、
Bブロックのなのは、前日Gブロックの美琴の勝敗もまたこの試合に影響を与えそう。


以上、かなり駆け足でしたが一通り各ブロックについて触れてみました。
明日から始まるブロック決勝。そしてその次は決勝トーナメント。
ここから先はあっという間に終わってしまうでしょう。さぁ結果は如何に?
次回はブロック決勝が終わり、決勝トーナメントの組み合わせが発表される頃にでも。

10年越し

2010年9月26日 ゲーム
10年越し
っしゃあああああああああああああああ
今さら最果てへの道初クリア!!!!
ハッ、に思わず取り乱してしまtt

ということでみなさんこんばんは、ご無沙汰しております。
最近またちょっと昔のゲームにはまってます。
今月頭くらいはまっているのがNINTENDO64の「風来のシレン2」
いわゆる「不思議のダンジョン」シリーズの1作です。
WIIが全盛な昨今にゲームキューブも通り越してあえてロクヨン。
まぁ我が家ではよくあることですが

このゲーム、発売したのは今から10年前の2000年。
でも今でもときどき不意にやりたくなっちゃうんですよね。
今回もふとやりたくなって始めてみたんですよ。

で、やってみたら「最果てへの道」にドップリはまるw
そしてその結果日記の更新が滞ることに。
昔リアルタイムに遊んでいた頃は何回やっても全く進めなかった、クリア後の最終ダンジョン。
アイテムを一切持ち込めず、全て現地調達でただひたすらに99階を目指す不毛な大冒険。

それを今回初めてクリアしてしまったのでした。
発売から10年経った今、記念すべき初クリアです☆
攻略wikiなどを駆使して進んでいき、終盤は完全に安定して意外と楽にクリアできました。
前に一度86階で死んだことがあって本気で凹んだんだけど、
やってると案外なんとかいけるものですねw
10年かかっての初クリア、感無量です。


まぁ、今回は「これでクリア出来なかったなら一生かけても無理」と思うような
神引きってレベルじゃないアイテム運だったんだけどね。
ちなみに取れた主なアイテムや冒険の詳細はこんな感じ。
(以下このゲームを知らない人にはサッパリだろうけどw)

-主な取得アイテム-
・白紙の巻物10枚以上
・根絶やし2枚
・透視+パコレプキンの最強腕輪コンビ
・山彦の盾(かなり早い段階で変化の壷より出現)
・よく効き草+ちからの草投げ反射を2回
・回復の剣2本分
・モンスターの壷1個(どしゃぶりぼうずを捕獲)

ちなみに画像の剣は2本目。
1本目は「三・回・金・ド・仏・飯」の印が入ったどうたぬき+6。
これが65階くらいでイアイに弾かれ真後ろにいた行商人にヒットw
これで剣を失った影響が大きかったからか、
デブーチョとイッテツ戦車が同時に出る60~70辺りが1番きつかった。

そこを超えてからは武器もだいぶ復活し割と安定してきましたね。
88階の店で強化の壷が仕入れ直しせずに出現。
お金が足りなかったけどゴッツァーンが階段を店の目の前まで持ってきてくれたので、
回数の減っていた場所替えの杖を投げて泥棒余裕でした^^

黄金の間は中層のみ、深層は大部屋4枚読んだけど出現せず。
93階で開幕2歩で落とし穴に落ちたのは非常に凹んだwww
ミジンハ&バジリスクは取れなかったけど強化の壷取れたのでまぁ仕方ないかな。

1番厄介だったダイレップウも根絶やし、山彦のおかげでパオパ王ーンも怖くない。
黄金階段もない96階以降はまったく何事もなく終わりました。
白紙4枚、聖域5枚、復活の草たくさんを余らせる余裕のクリアでした。
終盤はヒビの入った腕輪を白紙にメッキを書いて修復し続けるという贅沢プレイもw

根絶やしはアークドラゴン・デブートン・シハン・ダイレップウに使用(白紙含む)

そんな感じの記念すべき初最果てクリア。
思わず日記に書かずにはいれませんでしたとさw
今度は深層黄金の間目指してもう1回クリアしたいですねぇ。

友情 (新潮文庫)

2010年9月22日 読書
文学少女の元ネタを読んでみよう!
という自分の中での思いつき。
2冊目は武者小路実篤の「友情」を読んでみました。
文学少女本編3冊目の「繋がれた愚者」の題材となった1冊です。
先日この本を読んでいることは書いたけど、早くも読み終わりました。
そこまで長くもなく、内容もとっつきやすかったので、
思いのほか短期間で読み終わることができました。

読んでみた率直な印象としては、まずとにかく読みやすい。
手元にある1冊は平成15年に改版されているみたいだから、
多少現代語的に書き換えられている部分もあるのだとは思う。
でもそれを差し引いても1920年、今から90年も前に書かれたものとは思えないくらい。
時代が違うだけあって当然描写に古さは感じるのだけれど、
それと同じくらい現代においても在り得る、ある意味身近なもののように感じられました。

内容は一言で言ってしまうならいわゆる「三角関係」の恋愛もの。
主人公の野島が好きになった杉子への片思いを、親友の大宮に相談しながら続ける。
でも杉子が好きになったのは親友の大宮の方で、
大宮もまた野島の相談を受けているうちに杉子に惹かれていってしまう。
そんな恋愛模様を描いた青春時代を過ごす若者たちの物語。

概要だけを淡々と書くとこんな感じで、実にドロドロの愛憎劇に思えてしまいます。
が、実際は不思議なことにそういった血生臭さはまったく感じられませんでした。
実に充実た楽しい、それでいて甘酸っぱい青春の1ページを読んでいるという感じです。

上篇では野島の周辺で起こった出来事を中心に出来事を事細かに描写していて、
とにかく好きな人の身近にいれる幸せを噛み締める野島が印象的。
まったく不安を感じさせず、安心して続きを読める楽しい展開でしたね。
この恋がどう進んでいくのかと気になって仕方がない。
結末は知っているのに自然とページも進んでいきました。
恋をするとこんな風になるよなぁ、ってしみじみ感じながら(笑)

それに対し下篇では杉子と大宮の手紙のやり取りだけをただ載せるだけ。
その中で上篇でほのめかされていた思いの真相が明らかになっていく。
やり取りは淡々と進むのに、その中で杉子の大宮に対する気持ちがひしひしと伝わってくる。
杉子もまた、野島の杉子への思いと同じくらい強く、大宮のことを想っていたわけで。
それはそれは非常に微笑ましく感じられる。
同時に大宮の葛藤する様子にもまた感情移入してしまう。
恋愛と取るか友情を取るか、
でもやっぱりこれは野島の物語なんだなと、最後にもう1度実感する。
最後の最後、大宮と杉子の手紙のやり取りを野島は知るわけで。
このやり取りを知った後の野島の行動はほんの2,3ページしか描かれていない。
にも関わらず、そのたった2,3ページで全てを表現できていたと思う。
彼の味わっただろう痛みや寂しさ、絶望がすごくリアルに伝わってきた。

そんな結末はちょっと哀しいけれど、後味は何故か心地良かったからなお不思議。
大宮と杉子の幸せな生活と同時に、絶望してそれで終わりにしないで、
そこから立ち上がろうとする野島の描写まであったからでしょうか?

そんなことを感じた1冊でした。
思わず読み終わってすぐに自分の状況に置き換えて考え込んでしまいました。
仮に自分が好きだった人が仲の良かった友人と昔からずっと想い合っていて、
仮に結婚することになったとしたら自分は素直に祝福できるのだろうか?と。
その回答はまだ出ませんが、きっとこの先ずっと出ないような気もしますw

「恋は盲目」という言葉は、つくづく真理だとこの本を読んで感じました。
そういった恋愛の本質をスリムに、淡々と描いているのがこの本なんだと思います。
きっと本質を語るには必ずしもこの日記みたく長々と書く必要はないのでしょう。

この本の野島と自分が重なる部分がたくさんあって、
思わず色々と思い起こしてしまいました。
文学作品に影響を受けるという感覚がこれまでどうも分からなかったのですが、
きっとこういうことを言うのだと想います。
自分の場合身近に感じたのは野島だったけど、
人によっては大宮だったり杉子だったりするのでしょう。
もっと早くに出会っていれば、自分の人生も少し変わってたかも知れないなぁ。
でも、今こうして出会えたのだから、それもまぁ幸運なのでしょう。

なんか感想として書くと色々とまとまらなくておかしな文章だとは自分でも思う。
でも、思ったことをそのまま書いてみたらこうなったので仕方ないw
名作として語り継がれるだけあって色々考えさせてくれる物語でした。
あ、それと文学少女の「愚者」を読み返してみたくなったのは当然言うまでもなくw
「四季彩の星」買ってきました!
「四季彩の星」買ってきました!
初音ミク最初期から活躍するゆうゆ氏がついにメジャーデビュー!
そのアルバム「四季彩の星」が本日発売。
さっそく買ってきましたよ!!
久々の発売即日購入。(40mPの「LIFE SIZE NOTE」以来でしょうか)
このアルバムに関してはかなり気合が入ってます。
なにせゆうゆさんですからねぇ。
初めて「桜の季節」を聴いた時の感動は今でも覚えています。
もう3年も前になるんですね。

早速ヘヴィローテ! といきたいところでしたが、
今日は夜遅くなってしまったので自重。
とりあえず1回だけ流してみましたがどの曲も本当に良かった。
最初の「桜の季節」から最新の「深海少女」や「飛雷震」まで、
一貫してこれだけのクオリティとオリジナリティと持つ曲が揃っているとは。
最近はゆうゆ楽曲はあまり聴き込んでなかったんだけど、
通して聴くと改めてその良さを感じました。

ここまでボーカロイド関係で興奮したのは本当に久しぶりでした。
本当に無意識に、気づけば体がリズムを取ってしまっていました。
(最近はボカロ関係のモチベーションなんてほぼ0になってたのにね)
自分が買ったアルバムにハズレなんてほぼなかったけど、
このCDも間違いなく所有する喜びを満たしてくれる1枚です。

例によって詳しい感想は後日に。目標は・・・来月いっぱい(汗)
早いところ貯まっているCDの感想を書き終えないと。。。
いい加減この口だけの状況を打破したいなぁ・・・

ちなみに2枚目の写真は初回特典のイラストブックレット。
各楽曲のイラストが1枚ずつ描かれているものです。
とりあえず表紙だけ。中身は買って確かめてくださいw




○余談○
そういえばEXIT TUNESの最新コンピ「Vocaloanthems」も本日発売でしたね。
以下ネガティブな話題になるので一応反転(白文字)にしておきます。
(Vocaloanthemsを良いと思う人は特に)気分を害す人も多いと思うのでスルー推奨。


こちらは既存曲がSETSUNA以外心底どうでもよかったので当然見送り。
いっぽう今回のウリであるコラボ書き下ろし曲は多少興味を持たせるものはあった。
1640mP(164氏と40mPのコラボ)の「タイムマシン」を中心に良さそうな曲もちらほら。
でもこの企画を本シリーズでやることは正直気に食わない。
だって「書き下ろし新曲」をコンセプトにしたSupernovaシリーズがあるのに、ねぇ。
試み自体は悪くないと思うけど、それはSupernovaでやるべきだった気がします。
でもVocalo●●シリーズのほうが売れるから仕方ないのでしょうか。

(多少書き下ろし曲はあれど)既存の人気曲を集めていたのがVocalo●●シリーズだと思うんだ。
そんな本シリーズに新曲をこれほど入れるのは裏を返せば、
このシリーズに入りうる既存曲がネタ切れなことを自ら認めているだけだと思うんだ。
今後もこの傾向が続くのだとしたら、
Vocalo●●シリーズのアルバムを買うことはおそらくもうないでしょうね・・・

とまぁ色々書いたけどさ、
そもそも私的には1曲目がJBFな時点でこのCDを買う価値はありません

今日発売した上記2枚を対比すると、
つくづく 売れる作品=良い作品 ではないなと感じさせられます。

2回続けて最萌関係の記事となりますが・・・今回は2回戦の展望を。
ここからは全勝負の勝利予想と所感をまとめてみます。
これまでに書いた内容と重なる部分も多いですが、まぁ気にしないw
勝者予想は基本的に本戦開始直前に書いたものと同じですが、
1回戦で既に負けてしまったところ等の一部変更しています。
毎回言ってるけど詳しくは公式のトーナメント表へ。
http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/tournament.html



各対戦カードの、太字のキャラが勝者(=決勝進出)と予想。

Aブロック
2-1:野田ミキvs轟八千代vsゆの
2-2:ニンフvs千石撫子vs平沢唯
2-3:イカロスvs島田美波vs三千院ナギ

1はほぼ動かないとは思うけど、もしかしたらがあるのかも。
2は再三言っているように注目の組。しかし唯が有利との予想は揺るぎません。
というのもこの日はけいおんにとんでもない追い風が。
関東地方を中心に「けいおん!!」の最終回がこの日、放送されます。
投票開始と放送開始がほぼ同時になるので、物凄い勢いで唯に票が集まりそうな予感が。
運営はこれのために2回戦の日程変えたのか?とすら疑いたくなるタイミングですw
一方の撫子は同日開催となるB2-3の忍と連記。どこまで票を集めることができるか?
3はナギでしょう。ヒナギク敗北の影響は多少ありそうだけどまぁ大丈夫かと。
あと意外に強かった「そらのおとしもの」の2キャラがどこまで競るか注目。


Bブロック
2-1:なずなvs藤林椋vsシャナ
2-2:八九寺真宵vs高町なのはvs池田華菜
2-3:鷺ノ宮伊澄vs忍野忍vs緋鞠

1はほぼ安定。予選・1回戦の成績を見てもシャナの負けはなさそう。
2は予選結果からはなのはだと思うけど真宵も池田も十分強い。
1回戦で得票数の差が思ったより出なかったので正直分からない。
誰が勝ってもおかしくない好カードと言えそう。
3は昨年Best8の伊澄だとは思うけど、こちらはヒナギク敗北の影響で安心はできないか。
同日開催のA2-2で撫子との化物語連記は忍の票にどう影響するか?
緋鞠も1回戦でこの三者の間ではもっとも多く票を集めているし侮れない。
こちらも実に面白い勝負となりそうです。


Cブロック
2-1:片岡優希vs姫路瑞希vs真鍋和
2-2:マリアvs竹井久vs固法美偉
2-3:福路美穂子vs国広一vs原村和

1はタコス安定。昨年Best8だしこの相手では負けられない。
けいおん!!最終回効果で和がどの程度健闘出来るかが見所かな?
2はマリアさんと部長の一騎打ちでしょう。
超電磁砲勢力としては初春を破った部長への弔い合戦といきたいはずだが、
いくらなんでも固法先輩じゃ力不足もいいところ。
そしてなんと言っても注目は3。咲3キャラによる直接対決。
対戦者全てが同じ作品からという対戦は史上初なのでは?
しかもそのうち2人は昨年のBest4という屈指の激戦カード。


Dブロック
2-1:桜野くりむvs天野咲紀vsヴィルヘルミナ・カルメル
2-2:天江衣vs白井黒子vs藤林杏
2-3:ヒロvsアルルゥvs山本菜々子

1は予選順位的にくりむがやや有利か。
真冬がヒナギクに勝利した生存には勢いがありそうだし。
高校生ロリvs小学生ロリの勝負ですかね。これは酷い(笑)
2が事実上の決勝かも知れない組。予想は初志貫徹、勢い重視の黒子で。
3は開幕前の予想でヒロだったからとりあえずヒロなだけ。
3作品ともまったく知らないので判断のしようがないというw
これまでの成績を見ると力の差はほとんどなさそう。


Eブロック
2-1:長門有希vs天使(立華かなで)vsリサ
2-2:岩沢vs山田葵vs来海えりか
2-3:セシリー・キャンベルvs中町かなvs月詠小萌

1は1回戦の結果を見るに天使なんでしょう。ここまで差があるとさすがにねぇ。
色んな要素(AB潰し票が長門に集まることetc)を考えても長門に勝ち目はない気がする。
2も1回戦の結果的に山田かな。個人的にはあまり好きじゃないけど人気はあるようだし。
3はぶっちゃけ分からん。ハルヒ本命と見ていたが負けちゃったので。
予選の結果を見ると、順位では かな>小萌先生>セシリー だけど、
票数では 小萌先生>セシリー>かな なんだよね。
誰が勝ってもおかしくないと思うけど、ここは合法ロリvs真性ロリ対決?ww
作品人気的には小萌先生なんだろうけどサブキャラだしね。
1回戦の得票数と主役ってことで一応かなと予想。自信はないけど・・・


Fブロック
2-1:島田葉月vsユイvsエヴァンジェリン
2-2:真城りまvs椎名真冬vs宮永咲
2-3:戦場ヶ原ひたぎvs田井中律vs明野美星

1はどう考えてもユイがぶっちぎり。この2人相手ではほぼ確定でしょう。
2は真冬と咲の一騎打ち。1回戦の大金星で勢いづく真冬がやや有利と予想。
3は・・・迷うところだけどこの中じゃひたぎかなぁ。
でも旬なのはけいおんだろうし、律にも十分勝機はあるかと。
だが自分が推すのはあくまでまにまにの美星。2回戦も美星に入れますよ。
とは言えこの2人が相手ではダントツビリも覚悟しておかないとだね・・・


Gブロック
2-1:御坂美琴vs静水久vs宮子
2-2:東横桃子vs種島ぽぷらvs中野梓
2-3:秋山澪vs花戸小鳩vsアリサ・バニングス

1は美琴でほぼ安定。この相手で負けるわけにはいかないかと。
2がこのブロックの大一番。全ブロックで見ても屈指の好カードではないでしょうか。
予選が同組で梓を下回るぽぷらはこの中ではやや厳しいかな。けっこう好きなんですが。
仮に1枠目が憂だったら、けいおんが票割れでぽぷら勝利な可能性も高かったと思うけどね。
ここで誰が勝つかでGブロック代表の行方も変わってきそう。
梓が勝てば美琴有利、他2名が勝てば澪有利というのが最初から自分の予想。
ただ、この2-2枠の3人は誰が勝っても代表になれるだけの力はあるとも思います。
3は今年こそ澪でしょう。昨年のような波乱もこの組じゃ起こしようがなさそうだし。


Hブロック
2-1:結城美柑vsフェイト・テスタロッサvs夏目
2-2:佐天涙子vs琴吹紬vs霧島翔子
2-3:日奈森あむvs芹沢文乃vs灰原哀

1はフェイトが予選・1回戦の成績的に負けられないところ。
2は佐天さんとムギの一騎打ちになるかな。個人的にはどちらかと言えばムギなんですが、
1回戦最大得票数を叩き出した佐天さんが僅かに上回ると予想。
3はあむか文乃か。どちらも作品をまったく知らないので判断しがたい。
予選の成績でとりあえず文乃としておく。迷い猫唯一の勝者だし。
灰原さんも頑張って欲しいけど相手はどちらも予選上位。
さすがに1回戦のようにはいかないかなぁ。




とりあえず全ブロック駆け足で気になるところを書いてみました。
全部まとめるとこんな感じです。

 
A:2-1:ゆの / 2-2:平沢唯 / 2-3:三千院ナギ
B:2-1:シャナ / 2-2:高町なのは / 2-3:鷺ノ宮伊澄
C:2-1:片岡優希 / 2-2:マリア / 2-3:原村和
D:2-1:桜野くりむ / 2-2:白井黒子 / 2-3:ヒロ
E:2-1:天使(立華かなで) / 2-2:山田葵 / 2-3:中町かな
F:2-1:ユイ / 2-2:椎名真冬 / 2-3:戦場ヶ原ひたぎ
G:2-1:御坂美琴 / 2-2:中野梓 / 2-3:秋山澪
H:2-1:フェイト・テスタロッサ / 2-2:佐天涙子 / 2-3:芹沢文乃

*太字がブロック代表になると予想したキャラです。
*下線部分は本戦開始前の予想から変更された部分です。
 参照【http://34643.diarynote.jp/201008031533097125



さて、どの程度当たるだろうか。結果が楽しみです。
とりあえずデータで振り返る1回戦総括がまだなのでそれだけ近いうちに書いて、
その次は2回戦が終わる頃にまとめようと思います。
アニメ最萌トーナメント2010 1回戦終了 【総括?追記あり】
アニメ最萌トーナメント2010 1回戦終了 【総括?追記あり】
アニメ最萌トーナメント2010観戦記第5回。
1ヶ月以上にわたって行われていた本戦1回戦も先日ついに終了。
ということで今回は1回戦E~Hブロックの簡単な振り返りを。

以降は公式ページにあるトーナメント表を見ている前提です。
http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/tournament.html


各ブロック雑感(後半)
(1回戦A~Dブロック雑感は
http://34643.diarynote.jp/201008291238444513/】)


Eブロック
前半パッとしなかったAngel Beats!がようやく本気を出してきたのが印象的。
E02で天使(立華かなで)が一気に600票を超えました。
前半Dブロックまでは500票超えが1人だけだったのにねぇ。
ABからは本ブロックで2名が勝利。

それから個人的に良いカードだと思っていたE09のハルヒvs小萌先生。
当初の予想通り接戦で、制したのは小萌先生でした。
今年のハルヒ勢は予想以上に弱い。長門を残して全滅だもんなぁ。
その長門も1回戦の票数を見るに2回戦で消えそうだし。
また、前半では1人も出なかった2次予選からの勝者がE06で出ました。

最後に本戦直前の予想でE05をバランスの良い好カードとか言ってゴメンナサイ。
(同日開催F05の影響もあるだろうけど)見事なまでに山田の圧勝。
唯の隣の姫子は話題性から高く見すぎていたけど所詮は2次予選組だし、
キョンの妹も今年は11位とギリギリの通過だったんだよね。
その辺を完全に見誤ったし、正直言って山田の人気をなめてました。


Fブロック
このブロック最大のトピックはなんと言ってもF05。誰もが思ったことでしょう。
真冬さんなにヒナギク相手に勝ってんすかwwwwww

1次予選1位通過者同士がいきなりぶつかる唯一のカードでした。
ブロック優勝候補と見ていた人も多いだろうヒナギクに対し生存真冬が大金星をあげました。
しかしこの結果、改めて考えるとあり得ない展開ではなかったかなーと。
ヒナギクを潰すのに真冬が使われたという要素も少なからずありそうだし。
とは言え真冬の本来の人気が高いのは事実なのでしょう。
1次予選の頃から注目していた生存ですが、やはり台風の目となりましたねぇ。
真冬は2回戦の相手には咲がいるけどこのまま決勝までいけるかな?

また、ここだけに注目してしまいがちですがF組は他にも面白い試合が。
まずはF02:AngelBeats!のユイとWORKING!!の伊波さんの激突。
ここでも同日開催のE02と同様に勝者は600票を超える結果に。
ここは素敵なボコデレ伊波さんに勝って欲しかったところでした。残念。
実は少し前にWORKING!!を観れる機会がありましてね。。。

それと対戦者全員が2次予選通過者である組が2つもある(F04とF09)ことも見逃せない。
全ブロックを見ても4人全員が2次通過者という対戦は他にありません。
この2組のほかにもF01でも2次予選組の島田葉月@バカテスによる下克上もあり。
個人的にはF09でまにまにの美星が勝った時点で何も言うことはありません。
(ちなみにこの日初めて投票をしちゃいました。同日開催のE09には惨敗だった操緒にw)


Gブロック
まず特筆すべきは本ブロック1番の激戦となったG04。
両者500票を超える大勝負を演じた咲のステルスな人vsけいおん最強妹の憂。
今年の憂はブロック決勝までいける力もあると思っていたので、ここでの敗退は残念。
憂vs梓の対戦はとても見てみたかたのですが・・・
上下(1~3・7~9)に関してはほぼ順当だったかと。
個人的にはリリカルなのはで3人目の勝者を出したG09の結果はちょっと驚いたけど。


Hブロック
ここは本当に思った通りの展開でした。
事前に立てていた1位予想が唯一パーフェクトなブロックでしたw。
そんな中で特筆すべきはH04とH09でしょうか。
H04では超電磁砲の佐天さんが1回戦最多となる652票を獲得。
予選からかなりの強さを見せていたレールガン勢力ですが、
本戦でもその勢いは衰えるどころか、更に強くなっているように思えます。

だがしかし、このブロック最大の話題はなんといってもH09の方でしょう。
既に方々?で話題になっているようですが、名探偵コナンの灰原さんです。
軽く調べたところ2002年の初出場から、8年目越しの初勝利のようで。
恐らく大局に影響を与える組ではないのは前にも書いたけど、
こういう小さな?ドラマも面白いところなんだろうなぁ。


この後2回戦の展望と1回戦のデータ解析もどきを書こうと思ってたんだけど、
全部並べるととんでもない長さになっちゃいそうなので分割します。
もう2回戦も始まっちゃうしなるべく早くまとめたいところです。



【9月21日追記】

分割しようと思ってたんだけど2回戦の進行が自分の中で思ってた以上に早かった。
今さら1回戦の内容を新たに書くのもどうかと思ったのででこっちに追加。
1回戦の結果を作品別、予選別に振り返り、まとめてみたいと思います。
言葉の意味としては異なるのだろうけど、
これをもって1回戦の総括としようと思います。
なるべく長くならないように簡潔に書きたいところ。

1回戦総括っぽいもの?

・作品別
まず、2回戦進出者がもっとも多かった作品は予選から絶好調な咲が9名。
本戦参加者18名のちょうど半分とこの時点でもまだまだダントツ。
それにけいおん!!が6名、超電磁砲とひだまりが5名と続きます。
いっぽう10名以上の予選通過を出していたハヤテやABはパッとせず各3名。
以下まとめてみるとこんな感じに。
9名:咲-Saki-
6名:けいおん!!
5名:とある科学の超電磁砲・ひだまりスケッチ×☆☆☆

4名:化物語・バカとテストと召喚獣
3名:ハヤテのごとく!!・Angel Beats!・WORKING!!・リリカルなのは

2名:生徒会の一存・おまもりひまり・しゅごキャラ!・そらのおとしもの
   聖剣の刀鍛冶・かなめも・灼眼のシャナS・CLANNAD
1名:迷い猫・GA・ネギま!・ハルヒ・はなまる・ToLoveる
   プリキュア・うたわれ・宙まに・こばと。・コナン


(詳細は添付の画像1枚目にまとめてあります)


いっぽう1回戦で全滅してしまった作品もちょっと見てみましょう。
恋姫無双(9名)や大正野球娘(7名)、ひぐらし&うみねこ(各6名)と、
意外と多数送り出していた作品も目立ちます。
自分は猛威を振るっていた時期は知らないのですが、
ひぐらしなんかは完全に過去の遺物状態でしたね・・・w

ハルヒも長門がかろうじて残った程度だし、ハヤテも残ったのは3名。
毎年参加を続けている古豪が弱いという印象が強かったですね。
いっぽう今年久々に帰ってきた(らしい)古豪は大活躍。
リリカルなのはが4名中3名、シャナから3名中2名が勝利。少数精鋭で高い勝率を記録。

しかし、この勝率(勝者数÷参加者)という観点から見ると注目はなんといっても「バカテス」
5名中4名が1回戦勝利とその勝率なんと80パーセント。
超少数精鋭で勝率100%としたこばと。&コナン(各1名)や、
クラナド(2名)を除くとその勝率はトップクラスであると言えます。
以降はなのは(3/4:75%)や、シャナ・かなめも・刀鍛冶(各2/3:66.6%)、
そしてけいおん!!(6/10:60%)と続きます。
詳細は2枚目の画像にて。1枚目の画像の順番を勝率順にソートしてあります。


・予選組別&順位別
続いて予選に立ち戻り、その内容から1回戦を考えてみたいと思います。

まずは予選の組別に見てみます。
もっとも多くの1回戦勝者を出したのは12組と15組。
で共に12名中7名の勝者を出しました。
どちらも予選最大の激戦区と言われていただけあって、
そこを通過したキャラはそれだけ本戦でも強かったということでしょう。
いっぽう1位の得票数の少なかった3組や16組、
本戦進出ボーダーの低かった2組や5組、10組などは2,3名の勝利に留まってます。

1組だけは上記2つのどちらも当てはまるが、例外的に6名の勝者を出しています。
これは上記2点の理由が開催初日による人口不足によるものだったから
と考えられそうです。決して1組が弱かったからではなさそうです。

ちなみに2次予選からの1回戦勝利は4名。
1回戦で4人全員が2次組だったところが2つあったので「必然枠」が2、
1次予選通過者を破っての勝利を収めた「下克上枠」が2といった感じです。
ちなみに必然枠がしゅごキャラのりま、まにまにの美星、
下克上枠がバカテスの葉月にプリキュアのえりか。


組別の1回戦勝者数をまとめるとこんな感じでした。

1組:6名   2組:3名  3組:2名  4組:6名
5組:2名   6組:6名  7組:3名  8組:4名
9組:2名  10組:3名  11組:5名  12組:7名
13組:4名 14組:5名  15組:7名  16組:3名

2次予選:4名  合計72名



続いて順位別に見てみます。予選1位通過者からは12名が1回戦を勝利。
姿を消したのは瀬川泉(3組)・平沢憂(5組)・桂ヒナギク(12組)・西沢歩(16組)の4名。
ハヤテから4名出ていた1位通過のうち3名が早くも敗退。
これを組み合わせの妙と見るかは微妙なところですけどね。

2位通過者からは14名が2回戦に進んでいます。
敗退したのは龍門渕透華(3組)・インデックス(7組)・初春飾利(11組)の3名。
しかしこの3名は皆超がつくほどの激戦カードだったからねぇ。
[透華:桃子・憂@G04 / インデックス:天使@E02 / 初春:久・泉@C05]
といずれも対戦相手に他の組の1位・2位通過者がいたし、
どちらかが落ちるのはほぼ必然だったからね。これはまぁ仕方ないかと。

3位からは9名が2回戦に。敗退したのは月火@化物語、遊佐@AB!、エリス@生存、
なずな@WORKING!!、羽入@ひぐらし、希@迷い猫の6名。
この辺りからは明らかにサブキャラな人もちらほら混ざっているし、
予選の組による強弱によって上手く3位になれた人もいるのでしょう。
そう考えると徐々に敗退者が増えてくるのは必然なんでしょうね。


1位2位からの勝者だけで26名と2回戦進出者(72名)のうち約3分の1、
3位通過までで35名とおよそ半数となります。
やはり1次予選を上位で通過するキャラには相応の力があると言って良いのでしょう。
しかし4位以降どの順位にも最低1人は1回戦勝者を出しており、
下位通過者にも意外と枠が空いていたなぁという印象です。
下位枠からどの程度ブロック決勝まで進むキャラが出てくるのかも楽しみですね。



以上、自分が気になって一通りまとめてみた1回戦に関するデータでした。
案の定けっこうな長さになってしまいましたが、まぁ気にしない。
ちなみに、1人で勝手にやっていた1位通過予想ですが、的中率は51/72でした。
それなりに当たってた方かなぁと思いますね。
去年と比べても観ていた作品が多いせいか今年は予想しやすかったです。
大きな波乱も少なかったからかな?

2回戦も半分終わりましたが、これからも面白そうな対戦が多いですねー。
次は2回戦終了後の予定です。

半額セール

2010年9月12日 お買い物
半額セール
地元のブックオフで1日限定の本半額セールなるものがやってました。
その結果、写真のようにたんまり買い込んじゃいましたw

というのも先日「人間失格」を読み終わって以来、
文学少女の元ネタ本に対するモチベーションが高くなってまして。
そんなタイミングでセールなんてやられたからねぇ。
ついつい色々物色してしまいました。

で、今回のくだりで買い揃えたのが写真の6冊でした。
こうして並べてみるとけっこうな量になりますねぇ。
でもこれだけ買ってたった670円だっていうんだからね。
買う側としてはまったくいい世の中だよなぁ。
もっとも元々105円の本は半額対象外だったみたいで、
半額の恩恵を受けたのは「デミアン」と「はつ恋」の2冊だけでしたがw

ちなみに今は武者小路実篤の「友情」を読んでいるところなのですが、
これが終わったら順次色々読んでいきたいと思ってます。
とりあえず次は「カモメのジョナサン」の予定。
軽くめくってみて1番面白そうだったのでね。その次は「桜の園」かなぁ。
「文学少女見習いの卒業。」ラストの印象が強いうちに読みたいしね。

それにしてもこんなにあるとどれだけかかるか分かりませんね。
「オペラ座の怪人」と「フランケンシュタイン」は相当読むのに時間かかりそうだし。
そんなわけでたんまり本を買い込んじゃったのでした。
十数年ぶりに歯医者に行ってきました。
少し前からどうも右上の奥歯に食べ物が詰まりやすくなっていて、
確認してみたところ見事に虫歯が出来てしまってました。

自慢じゃないけど歯は割と丈夫なほうで、
これまでに虫歯になったのはたったの2本だけ。
歯医者などここ10年くらいは無縁の生活でした。

が、発覚してしまった以上放置しておくわけにもいかず。。。
両親が以前行っていた歯医者が良い感じだったらしいので紹介してもらいました。
気は進まなかったけど毎月保健料払わされてるのに何も活用してなかったし、
たまには使ってやらないと割りに合わないと開き直り行ってきましたよ。

んで、診察&治療をしてもらってきたわけですが・・・
なんか思ってたよりも重症みたいでしたorz
まず自覚症状のあった右上の奥歯は見た目以上に中の方まで侵食していたようで、
先生いわく「ここまで進んでて痛みを感じないとか有り得ないw」とのことでした。
食べ物の詰まる感じはあったけど、痛みはまったく感じていなかったのです。
それもあって「たいしたことないだろう」と油断をしていたのですが・・・
虫歯は見た目で判断しちゃいけないってことだね(泣)

更に追い討ちをかけるように反対の左上奥歯にも一本、
軽微なものの前歯にも2本と次々に虫歯が発覚。
ついでに歯石もかなり溜まっていて、歯槽膿漏の危険もあるとかなんとか。
ワタクシの丈夫な歯神話が見事に崩壊した瞬間でしたw

とりあえず今日は自覚もあり1番重症だった右上奥歯の治療をしてきました。
歯をガリガリ削るわけだから当然けっこう痛いんですよ。
何歳になっても歯医者独特のあの「ギュイィィィィィィィィン」は嫌ですねぇ。
神経スレスレまでかなりの量を削り取ったようで、
治療が終わってからも断続的に痛みが走るし;;
家に帰って夕飯の頃にはだいぶ落ち着いたものの、
飲み物を飲んだ時とかに時々滲みるからツライです。

そんなせいもあってけっこうしんどい状態です。
歯の丈夫さにはちょっと自信があったので、地味にショックが大きいですよ。
ちなみに次の診察日は金曜日。しばらく歯医者通いが続くことになりそうです。
文学少女の題材となった作品を読んでみよう!
というのは前々から思っていたことでした。
そんなわけでまずはこの「人間失格」
恥ずかしながら、今回初めて読みました。
だいぶ前から手元にはあったけど、
なかなか読み出すタイミングをつかめずにいました。
少し前から読み始めて先日ようやく読み終えました。

全体を通していえばなんという鬱小説なんでしょうか。
こんなに救いのない話は、これまで読んだことがなかったと言って良いでしょう。
特にここ最近はハッピーエンドなライトノベルばかり読んでいたので、
こういう鬱々とした物語への耐性もさぞ落ちていただけに余計にきつかった。

その内容についてあれこれ言うのは野暮だし、あえて多くは語りません。
自分はあれこれ論評できるほど文学に精通してるわけでもないしね。
でもちょっとだけ、感じたことを書いておきたいと思う。内容云々はさて置き、ね。


最初はその独特などんよりとした雰囲気もあり、ページをめくる手もなかなか進まなかった。
章ごとに分かれていなかったり段落が変わることも少なく、
鬱々とした文章が延々と勢いよく続き、正直に言えば「読みにくい」という印象でした。
それなのに後半になるに連れて気づけば次々と先を読みたくなり、
ページをめくるのが早くなっていた。そんな次を求める感覚には自分でも驚いた。
意識的には「なんだこの暗ーい話。気が重いなぁ」などと思っていたのに、
潜在的な部分では次を、先をと読み求めていたんだなぁと。
無意識のうちにそういう風に感じてしまったのは、
きっとそれがこの作品の不思議な魅力の1つだからでしょう。

全体を通してみればまだ理解できないことも多いし、
なんでそんな思考になるのか分からないと感じる部分もある。
それはきっとこの物語中の絶望に希望が一切無いからなんだろうなぁ。
だからこそ、ほんの少しの共感を得られたようにも感じた。
それ故に、それなりに自分のこれまでの人生を省みながら読んでしまうんだろうなぁ。

ちなみに太宰というと、高校の国語の授業で「富嶽百景」を読んだことを思い出しました。
全編読んだわけじゃないし、もう何年も前のことだから内容もよくは覚えてない。
でもなんとなーく残ってる印象によれば人間失格とはまぁ似ても似つかない作品ですよね。


それとよくこの人間失格が中学や高校の読書感想文の推薦図書になってたりするけど、
多感な思春期にこれを読むのってちょっと危険な感じもした。
思春期にこの作品に過度に共感しちゃうと、その後の人生が大きく歪んじゃう気が・・・
でも、だからこそある意味読んでみる価値があるのかも知れないとも思う。
暴論であるのを承知であえて今風の言い方をすると、
この手記を書いている葉蔵もある種の「中ニ病」だしなぁw



なんか話が四方八方飛んでまとまってないけど、そんなことを感じました。


以下文学少女を絡めた余談



この「人間失格」の影響を直撃してしまった存在が竹田千愛なのは言うまでもなく。
この日記上でも再三書いてるけど「人と同じように感じられない」という悩みは、
程度の差はあれど誰しもが1度は感じることのように思う。
そんな思春期に人間失格を読んで強く影響されすぎた人物の象徴が彼女なんだと思った。

一方で人間失格が題材となった「死にたがりの道化」に限って言えば、
主人公の井上心葉にも人間失格の描写に近いものを感じました。
というのも、一度目の心中で相手の女性が死んで生き残った自分を責める葉蔵と、
美羽に飛び降りられてすべてに絶望し引きこもった心葉が重なって見えたのです。
(少なくとも読者視点ではこの時点での美羽の生死は不明なので余計にね)
深読みしすぎかも知れないけど、もし本当にそう意識していたらすごい話だよなぁ。

また、「人間失格」に影響され切って、死を選ぼうとする竹田さんに対しての、
遠子先輩の「人間失格だけで太宰を判断して死を選ぶのは勿体無い。他の作品も読むべき」
という説得の重みも人間失格を読んでからだと変わります。
確かに人間失格は太宰の本音だという説もあるようだけど、
他の作品にはそれぞれの主張があるんだろうしね。
人間失格だけで判断するのは勿体無いのは確かでしょう。

とまぁ、またまたまとまってないけど率直に感じたことを書いてみました。
あと「死にたがりの道化」の竹田さんは「人間失格の」葉蔵よりも重症だと思ったかな。
あぁもう、こんなこと書いたらまた道化読みたくなってきました。
が、現在道化は貸し出し中。もう1冊買っちゃおうかな・・・
今月発売の文学少女の最新刊。見習いシリーズ完結編となる「卒業。」
本そのものは27日にフラゲしていたものの、
なかなか読む時間を確保できず今日まで持ち越しに。
今朝は5時半に目が覚めてしまい、7時ごろから一気に読みました。
途中朝食を挟んだものの、午前中いっぱいかけて読了。
午後は印象的だったページや既刊を読み返したり、
本書の感想ブログを読み漁ったりとして過ごしました。
その結果いつも通り読後の余韻で丸1日潰れました。
毎回こうなっちゃうから文学少女は休日にしか読めなくて困るw

読んでるこっちも胸が苦しくなるほどとにかく切なくて、
それでいて非常に気持ちの良い読後感。今回もしっかり「文学少女」の物語でした。
今回も見習いシリーズではお馴染みとなった3部構成。
ただ、今回は今までとは順番が変わり、
メインとなる長編「寂寞。」・掌編「ある日のななせ」・そしてエピローグ的に短編「卒業。」
という順番になっていました。

ちなみに今月のFBOnline【http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/】では、
この文学少女見習いシリーズの特集が組まれています。
が、この特集。昨日発売したばかりの本書のネタバレも多数あり。
未読者は注意が必要ななんとも微妙な特集でしたw


以下ネタバレ自重してません。ご注意を



「寂寞。」は菜乃の親友である冬柴さんと彼女の過去を知る先生の物語。
時期的には前巻の文化祭終了からクリスマスまで。元ネタとなったのは漱石の「こころ」
本編「巡礼者」の1年後にあたり、随所に巡礼者を思い起こす描写が見られます。

冬柴さんを助けるために放った菜乃の言葉が逆に彼女を追い詰めてしまう展開。
これは心葉の言葉が美羽を引き裂いてしまった巡礼者の展開を思わせます。
視聴覚室での心葉の「想像」の解説は巡礼者のプラネタリウムのシーンを思い出しました。
また、随所に見られる「慟哭」というキーワード。
これらのように巡礼者を思わせるものが多数出てきますね。

そして、見習いシリーズ開始時点からもっとも重要になるだろうと言われていた、
「心葉=井上ミウ」であることのカミングアウト。
これに加えて何よりも重要なポイントとなるのが「青空に似ている」
これまで菜乃が「青空に似ている」の話題を出す度に微妙な反応を示していたので、
自分の作品が知らない場所で、知らない人たちに大きな影響を与えていたことを実感し、
自分の作った物語と向き合い、乗り越える。それが心葉には必要だったのでしょう。
結果として心葉のこの経験が冬柴さんと忍成先生を救うことになったんだと思うし、
そのために心葉に与えられた試練だったようにも感じます。
まさにこのタイミングでしか有り得ない使い方と言えるのでは。
この2つの要素の使い方はとにかく素晴らしかったと思う。

もう1つ同時に印象的だったのが準レギュラーたちを徹底的に排除していたことでした。
これまでほぼ毎回少しずつでも登場していた竹田さんや芥川君、美羽らの登場は皆無。
心葉と菜乃、ななせに冬柴さん、忍成先生といった物語の中心人物だけに絞ったのでしょう。
その結果展開がだれることなく最終話にふさわしい盛り上がりや、
緊迫した展開を創ることができたのだと思いますね。


全体としてはほぼ文句ナシのお話だったんだけど、少し気になったのが2つ。
1つは前巻ラストの「分かったでしょう、邪魔よ」の衝撃と比べて、
冬柴さんと心葉のお付き合いに関してやや拍子抜けだったこと。
12ページでいきなり「しばらく冬柴さんの彼女になる」だからね。
最初から半ばわかってたとは言えこの時点で本気じゃないのが明らか。
その動機が分かるのは後半だったけれど、なんとなく読めちゃう展開でしたね。

もう1つは最後の冬柴さんの旅立ち。やや無理があるような気がしてしまいました。
細かいことを言うなら一晩で退学の手続きやら飛行機の手配やらができたのか、とかねw
と、そんな細かいことはさて置いても、
今すぐじゃなくても「いつか、絶対に会いに行ってやるんだから」
という感じで終わらせても良かったのではないかと思いました。
ただ、菜乃が「本当の淋しさ」を知るには必要な展開だったのもすごく分かる。
後述の「卒業。」で卒業式の日に菜乃と心葉が笑顔で別れるには、
心葉の卒業が最初の「本当の淋しさ」では都合が悪いようにも感じるしね。

これに関してはきっと、個人的な願望なんでしょうね。
この事件を通し友情を確かめ合った2人が今後も不器用だけど仲良く過ごしていく。
そんな未来を自分は想像したかったんだと思う。
「巡礼者」で和解できた心葉と美羽のように。
あと、願望と言えば冬柴さんの笑顔な挿絵が1枚あると嬉しかったかな。
いやまぁ、今回も例に違わず素晴らしい挿絵ばかりではあるんだけども。



「ある日のななせ」はななせが立ち直る過程の1コマを描いた掌編。
あるいは自分のようなななせスキーがニヤニヤするための掌編とも言う
「初恋。」が美羽、「傷心。」で千愛ときたらやはり最後はななせなのでしょう。

本編エピローグの再会への繋がりを、見習いシリーズと挿話集2で描いてきました。
最後の最後にようやくななせも救われたように思います。
そんなきっかけとなったのは、天使とやはり菜乃の存在。
「あたし以外の人と浮気したらダメ」というセリフに見える図々しさはそれまでなかったもの。
こういう部分に気持ちの変化が見えるのが憎いよなぁ。




そして、バレンタインの数日前から卒業式での別れまでを描いた「卒業。」
正真正銘見習いシリーズ最後の物語。ネタ本はチェーホフの「桜の園」
紆余曲折はあるけれども、なんといっても見せ場は卒業式当日。

遠子先輩の絵との対面から、最後の告白まで。その流れ、やり取り。
最後の最後までページを進める速度を緩めさせてはくれませんでした。
最初に通して読んだ時はそれほどではなかったんだけど、
後から何回も読み返していくとそのうちにこみ上げてくるものがありましたね。

彼女の初恋はこれ以上にないほど贅沢な片思いだったでしょう。
大好きな人と2人きりの部室で毎日を過ごし、想い出を育むことができる。
何度でも好きだと伝えることができ、別れの日にはあんな素敵なプレゼントをもらえる。
きっとリアルであんなものをもらえたら、それはもう一生の宝となるでしょう。
でも現実の初恋は、片思いは、まずこうはならない。
だからこそ余計に切ない思いに駆られるんだろうね。

こんな幸福な片思いを手に入れることが出来たのは、
どれだけ拒絶されても強く強く想い続けていたからこそ。
そんな彼女の根気強さは、思いっきり体育会系ですよね。
そんな遠子先輩とは正反対な体育会系文学少女、日坂菜乃。
最初はただのウザキャラだった彼女にここまで感情移入することになるとは、
当初は思いもしていませんでした。




この外伝シリーズは井上心葉や琴吹ななせの成長を見る物語でもありました。
しかし、やはり主役は彼女、日坂菜乃なのでしょう。
何も知らない純真無垢な少女が痛みを知り、心の闇を知り、淋しさを知り、そして恋を知る。
そうして成長していく彼女の物語であったように思えてなりません。
もう1人の文学少女の物語。最後まで楽しく読ませていただきました。ごちそうさまでした。


と、カッコ良く?締めておいてこんなこと言うのも野暮なんだけどさ。
今更ながらに思っちゃったから最後に1個だけ書いておく。

この学校教師も生徒も波乱万丈な人生送ってる人多すぎだろ・・・・・


次は年末の挿話集4、そして来年のもう1冊で終わりですね。
まだ少しだけこの物語を読むことが出来るのは嬉しい限りですが、
完全な別れへのカウントが1つずつ減っていると思うと複雑ですね。。。
まず無理な願いなのは分かってるけど、出来れば菜乃1人になった文芸部の話とかも
短編でいいのでちょっと読んでみたいなぁ。
今回は自己満足極まりないアニメ最萌トーナメント2010観戦記第4回。
本戦1回戦もDブロックまで終了し折り返し地点を通過。
と言っても既に後半E・Fブロックは始まってますが
1回戦A~Dブロックの簡単な感想でも書いてみます。
ついでに2回戦での注目カードについても軽く触れようかと。

以降は公式ページにあるトーナメント表を見ている前提です。
公式トーナメント表:【http://animesaimoe2010w.web.fc2.com/tournament.html



各ブロック雑感

Aブロック
とりあえず決勝まで進みそうなキャラは順当に勝ちました。
大筋に影響を与えるような波乱はなかったと言えるでしょう。
2回戦の大一番はやはり真ん中、A2-2:唯vs撫子(vsニンフ)。

個人的に気になったのはイカロス・ニンフと「そらのおとしもの」2キャラの勝利。
どちらもそれなりの強敵を下しての2回戦進出。侮れませんね。
一時期話題になった某酷いエンディングを知ってただけだったけど、意外と強かった。
さすがに次はそれぞれ唯&撫子、ナギが相手だし厳しそうですが。。。


Bブロック
1回戦勝者だけを見ればAブロック以上に順当だったように思えます。
しかし、各組勝者の得票数の差が意外と出なかったような気がします。
B2-1はさすがにシャナがダントツでしょうが、2-2と2-3は読めないですね。

特に2-2。勝者3名とも300票を超えており、誰が勝ってもおかしくなさそう。
開幕当初はなのは安定と考えてましたが、案外そうでもなさそうな感じ。
まぁ今でも頭一つ分程度は抜けてるのかな?とは思うものの、
ここに来て「劇場版の弱さ」が見え始めたような気がしなくもない。
いっぽう2-3も緋鞠が1回戦の票数では当初本命と見ていた伊澄を超えたのも驚き。
1次予選の結果的に伊澄有利だとは今も思っているけど、
こちらも当初の見立てほど力の差はないかも知れないと思い直している次第。


Cブロック
咲だらけのCブロック。C04以外の8戦に誰かしら出場し、
その中から5人が1回戦勝利を収めました。
更にC2-3はまさかの咲3人が激突する形に。勝者は昨年4強のどちらかでしょう。
とは言え史上稀に見るこの展開。結果がどうなるのかは気になりますね。

あと忘れちゃいけないのがC05の激戦。
個人的にはブロック優勝候補とも思っていた超電磁砲の初春がまさかの1票差で敗退。
D05の黒子との連記もあったのでいけると思ってたんだけどねぇ。
正直咲の部長が(最萌的な意味で)あんなに人気があるとは思ってませんでした。
あとこの組はハヤテの瀬川さんが予選1位通過とは思えない惨敗っぷりで泣いた。
C01の西沢さんもタコスの人に惜敗と予選1位通過者2名があっさりと消えました。
C04では初戦から2人かち合っちゃってるし、ハヤテは組み合わせに恵まれてないよなぁ。
なんにせよ現時点では2回戦がもっとも楽しみなブロックです。


Dブロック
強い組と弱い組がハッキリ別れているDブロック。1回戦はほぼ順当な結果だったかな?
組み合わせを見るにやはりD2-2の勝者がそのまま決勝も勝ちそうだけど、
案外D01勝者の生存くりむにもワンチャンスあるんじゃね?とここ数日思い始めてたりも。

また、D05を勝利した黒子がCDブロック終了現在唯一の本戦500票超えを記録。
1回戦の得票数暫定1位となっています。
黒子に萌えるのかと聞かれると正直疑問なのですが、
この勢いのまま本当にDブロックを制してしまいそうな気がして怖いです。


○ここまでの結果を受けて○
今のところ大きな波乱もなく、勝つべきキャラが順調に勝ち進んでいる印象です。
なので正直あまり書くようなことがないという・・・w

せいぜいC05の激戦と唯一の500票超えが黒子だったことくらいでしょうか。
1次予選で500票を超えていたたキャラのうち既に試合を終えたのは4名。(C/D終了時点)
シャナ、唯、優希、そして黒子といずれも勝利していますが、
この4名の中でもっとも順位・票数共にもっとも低かった黒子が初の本戦500票超えを記録。
C05初春との連記効果も大きかったのでしょうがこの結果は面白い。

ちなみに日記上にはわざわざ書いていないけど、1位予想的なものも1人でやってますw
現在のところの的中率は25/36。まぁ、それなりの数字でしょうか。

ということで前半戦終了。既に始まってるけど後半も楽しみ。
あえてこれを書くまではEFブロックの結果は見ないでおいたので、
これから既に終わってる分をチェックしてきますw
次は1回戦全日程が終わったら、E~Hの感想が中心になりそうかな?
先月から続くフルメタ完結編。いよいよ下巻です。
もちろん発売日に購入はしていました。
が、一気に読む時間とコンディションがなかなか確保できず、
今日までお預け状態だったんです。
ようやく1日休みの日が来たので読むことができました。
朝食だけ済ませて朝から至福の読書タイムです(笑)

まさに最終巻。開幕からエンジン全開で怒涛の展開。
ページ数的には上巻と同じくやや物足りないのでは?
という懸念もあったけどそんな心配は必要ありませんでした。
最初から最後まで常時クライマックスだったこともあり、
上巻以上に熱く、読み応えのある1冊でした。
いやはや、2年半も待った甲斐のある見事な結末でした。
結末が見れて嬉しいような、寂しいような複雑な心境ではありますが。。。

本来なら「このシーンが良かった!」とあれこれ語るとこだけど、あえてしないでおきます。
だってそんなことしたら収拾がつかなくなるのが目に見えてるんだもん。
軽く感想ブログなどを読みまくってみたけど、
印象に残っている人が多いシーンには、自分も例に漏れず印象的でした。

どのシーンを取ってもいちいちカッコ良くてたまらない。
ソースケやかなめ、マオらはもちろん、各戦局全てのキャラクターに魅せ場があって、
いちいち胸を熱くさせられてばかりだったからね。
それはミスリルの面々だけでなくレナードやカリーニンらアマルガム側も例外ではなく。
正直言ってとてもじゃないけど1個1個なんて書ききれないですよ。

そんなわけで今回はいつもみたく長々と感想を書き並べるのはやめておきます。
ただ、特に強く感じたことをあえて一言だけ書くとすれば、
「今を生きる者」の底力、あるいは(良い意味での)悪運の強さですかね。

で、その代わりというわけではないけど、ちょっとだけ「フルメタ」の思い出話でも。



この「フルメタル・パニック」と出会ったのは高校1年の頃、2001年のことでした。
当時の高校の友達からフルメタを含むいくつかの作品を布教されたのが始まりでした。
この時勧められた作品で最初に読んだのが「戦うボーイ・ミーツ・ガール」でした。
そしてその面白さにドップリとはまり、その友人から色々借りることに始まり、
次第に自分でも色々本を買いあさるようになっていったのです。

自分がここまでライトノベルというものにはまるきっかけとなったのは、
間違いなくこの「フルメタル・パニック」でした。
それどころかラノベ・非ラノベを問わず活字を読む楽しさを教えてくれた作品だった。
そう言っても過言ではないと今にしては思います。

それからもう、かれこれ9年もの付き合いになるんですね。
初めて読んだ頃はソースケやかなめたちとほぼ同年代だったけど、今では20代も半ば。
これだけ経つんだからそりゃ歳取ったよなぁって話ですw

そんな作品がついに完結を迎えたわけですよ。そりゃぁ感慨深いものがありますね。
最後の1ページを読み終えた後も、本当に言葉が出ませんでした。
頭の中で作品内のことも外部のことも、色んなものが交錯してるんだよね。
今回あえて細かい感想を書くのをやめようと思ったのも、実はそんな理由からです。
自分の貧弱な語彙では、この感慨深さを文字で書くのが無理だと感じちゃったのです。

何を大げさな・・・と思う人が大半だろうけど、
それだけ自分の中で特別な作品だったんだろうと思うのです。
だって今現在はもちろん、これから先もずっと、
もっとも付き合いの長い作品であり続けるだろうからね。

とは言え・・・さすがに2年半のブランクは長すぎた。
正直前の話なんてけっこう忘れてるなぁと感じましたね。
大筋はある程度覚えてはいたけど、細かい部分はかなり忘却の彼方だったのは否めません。
若かりし頃と今とでは読んで感じることも違うだろうし、
一度最初からぶっ通しで読み直してみたいと思います。
(量が量なのでどれだけかかるかは分かりませんが・・・)


そんなことを色々感じ、思い出したフルメタ最終巻でした。

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